2018年02月16日

<転載情報> ドキュメンタリー映画「選挙が生まれる2・東京 私たちは歩き始めた」(68分)完成

<以下、転載します>

ドキュメンタリー映画「選挙が生まれる2・東京 私たちは歩き始めた」(68分)完成

2017年9月28日、野党第2党だった民進党が事実上解散し、わずか3日前にできた「希望の党」への合流を決めた。「希望の党」の政策協定書の原案には「集団的自衛権には基本的に容認する」と明記してあった。この日から、それぞれの地域で培ってきた市民と野党の共闘運動の真価が問われる闘いがはじまった。
映画「選挙が生まれる2・東京 私たちは歩き始めた」は、史上初めて取り組まれた参議院選挙での野党共闘運動(2016年)の第2ステージ(2017年10月衆議院選挙)を東京を舞台に描いたものである。
衆議院選挙では、東京だけでも25選挙区(小選挙区)が闘われる。そこでは、参議院選挙以上の厳しい闘いがくりひろげられた。カメラは、選挙区ごとの選挙戦の瞬間、瞬間を追った。選挙の結果は、自公政権に3分の2議席を再び譲ってしまう形となった。しかしこの選挙戦の過程は、これまでにない苦しいが意味ある場面の連続であった。今後の日本の民主主義運動の展望を切り開く芽が、生まれたといっていいほどの。

・制作: 湯本雅典 
・ナレーター:堀切さとみ
・製作協力:市民と野党をつなぐ会@東京、チェンジ国政!板橋の会他
・テーマ音楽「GO VOTE こんな人たち」:ジョニーH
・価格:2000円(税込)

DVDご希望の方は、「湯本雅典のホームページ」http://7colors.org/yumoto/
から直接申し込めます。


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2018年02月14日

第89回 VIDEO ACT! 上映会 〜現代のインフラ?コンビニエンス・ストア〜

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■ 第89回 VIDEO ACT! 上映会 〜現代のインフラ?コンビニエンス・ストア〜
『コンビニの秘密 ―便利で快適な暮らしの裏で―』
2017年/39分/監督:土屋トカチ

http://www.videoact.jp
http://videoact.seesaa.net/
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■2018年2月14日(水)19時より

あなたは、コンビニの秘密を知っていますか?

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現代社会のインフラといわれる、コンビニエンス・ストア(コンビニ)。
日本全国で約5万5000店が、年中無休365日24時間営業を行なっている。
華やかなコンビニの舞台裏で何が起こっているのか?
首都圏、大分県、宮崎県まで、広範囲な取材でレポートした
『コンビニの秘密 ―便利で快適な暮らしの裏で―』を上映する。
コンビ二関係者も来場し、ディスカッションに参加(予定)。

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■上映作品
『コンビニの秘密 ―便利で快適な暮らしの裏で―』
2017年/39分/監督:土屋トカチ
http://www.parc-jp.org/video/sakuhin/konbini.html

■解説
私たちの生活に欠かせない存在となったコンビニエンス・ストア(コンビニ)。
お弁当やお菓子、生鮮食品、日用雑貨を買うだけでなく、公共料金の支払い、
宅急便の受け取りなどサービスも多様化し、日本全国で約5万5000店が、
年中無休365日24時間営業を行なっています。
しかし、コンビニには何の問題もないのでしょうか?
ほぼすべてのコンビニは「フランチャイズ・チェーン方式」の個人営業店ですが、
オーナーからは長時間労働と執拗なノルマを本部から強いられているという声が
あがっています。アルバイト学生たちからも
「自腹で商品を買わされるブラックバイト」と敬遠されるようになりました。
さらに、消費期限が切れる直前の商品が「見切り品」として安く売られることはなく
まだ食べられる食品の多くが廃棄されています。
便利さと快適さの裏側で、私たちが失ってしまっているものとは?
コンビニを通して、私たちの社会のしくみ、生産と消費、労働のあり方を考えます。

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【監督】 土屋トカチ
【監修・取材】 古川琢也(ルポライター)
【ナレーター】高島由紀子
【イラスト・デザイン】ますだたいじ
【撮影・編集・選曲】土屋トカチ
【整音】常田高志
【プロデューサー】内田聖子(PARC)
【企画・制作】特定非営利活動法人アジア太平洋資料センター(PARC)
【取材協力】 コンビニ加盟店ユニオン/ファミリーマート加盟店ユニオン/
 NPO法人ノーソンくらぶ/株式会社日本フードエコロジーセンター/
 首都圏青年ユニオン/ブラックバイトユニオン/近藤惠津子/中野和子/
 鈴本一郎(仮名)/ 上西充子/石川一喜/関 良基/ナスシ
 取材に応じていただた学生の皆さま・コンビニユーザーの皆さま

■予告編
【予告篇】DVD コンビニの秘密〜便利で快適な暮らしの裏で〜


■日時
2018年2月14日(水)
18時30分/開場 19時/開始 
上映後は、監督の土屋トカチさん及びコンビニ関係者を交えた
トーク&ディスカッションを行います。
終了予定時刻 20時50分

■上映会場
東京ボランティア・市民活動センター(03-3235-1171)
東京・飯田橋セントラルプラザ10階
東京都新宿区神楽河岸1-1
JR中央線・地下鉄飯田橋駅下車 徒歩1分
(現在、JR飯田橋駅西口は、工事中のため大きく迂回することになります。ご注意ください)

■参加費:500円(介助者は無料・予約不要)

■問合せ:ビデオアクト上映プロジェクト
Eメール:jyouei@videoact.jp
(電話:045-228-7996 [ローポジション気付] )



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2018年02月06日

<転載情報> 日本記録映画作家協会 2月研究会

<以下、転載します>

日本記録映画作家協会 2月研究会のお知らせ
(日時)2月22日(木)午後6時30分
(会場)日本記録映画作家協会・事務所
東京都渋谷区代々木2−18−8むら第七ビル4階
(新宿駅南口、徒歩12分)

「原発の町を追われて3〜双葉町・ある牛飼いの記録」
(2017年 30分)
撮影:大久保千津奈 堀切さとみ
編集:ナレーション:堀切さとみ
音楽:加藤登紀子
制作協力:松原明
福島第一原発が立地する町から全国に避難した双葉町民。
6年たった今も、誰ひとり故郷に帰ることはできない。
避難先で自立して生きようとしても、差別は容赦なく降り注ぐ。
それでも新たな一歩を踏み出す牛飼い・鵜沼久江さんの姿を追った。

*参加希望者は下記に掲載されている連絡先よりお知らせください。

http://kirokueigakyoukai.seesaa.net/article/456689974.html

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2018年02月02日

<転載情報> 安倍「働き方改革」のウソを暴け!〜『非正規に尊厳を!−メトロレディーブルース総集編』完成

<以下、転載します>

 1月22日の安倍首相の施政方針演説は働き方改革を掲げ、「同一労働同一賃金、実現のとき」「非正規という言葉をこの国から一掃する」「女性活躍の旗を高く掲げ」等々、歯が浮くような言葉が並んだ。だが現場の実態はどうか。「仕事が同じで賃金は半分、これでは食べていけない」と差別是正を求めて立ち上がったメトロコマース売店員の裁判は、昨年3月、東京地裁で「正社員と非正規の格差は制度上当然」とされ組合側の全面敗訴だった。「裁判所まで非正規差別をするのか。これでは女性は輝けない!」。いま争いは東京高裁に移っているが、彼女たちの怒りは深い。ビデオプレスではこのたび、組合結成・ストライキ闘争・裁判闘争など9年に及びたたかいの記録として、『非正規に尊厳を!−メトロレディーブルース総集編』(52分)を完成させた。2月3日に初披露上映会が東京・新小岩である。安倍の「働き方改革」のウソを暴いたこの作品を広げてほしい。さあ非正規労働者の反撃だ!

●初披露上映会案内

■『非正規に尊厳を!メトロレディーブルース総集編』上映とトーク
■日時:2018年2月3日(土)18時開演
■料金:1500円
■会場:新小岩ZAZA(東京都江戸川区中央1-1-5 2階)
※JR新小岩駅より徒歩約25分。バスの場合は新小岩駅南口を出て左。船堀、葛西、西葛西行きのいずれかに乗り約5分の「江戸川区役所前」にて下車。進行方向に徒歩約4分。ピザ屋の先を左に入るとすぐの町工場の2階です。
■問い合わせ先:『メトロレディーブルース』を観る下町部会
・090-5550-0691
・metldb4@yahoo.co.jp
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2017年12月20日

第88回 VIDEO ACT! 上映会〜あれから6年 福島県・双葉町の人々〜 報告文

第88回 VIDEO ACT! 上映会 〜あれから6年 福島県・双葉町の人々〜
報告文 本田孝義

 去る12月12日に「第88回 VIDEO ACT! 上映会〜あれから6年 福島県・双葉町の人々〜」と題した上映会を行った。参加者は25名。
 上映作は『原発の町を追われて〜避難民・双葉町の記録』(2017年/102分/堀切さとみ監督)だった。少し長い作品だったので、いつもより30分早く18:30に上映スタート。
 本作は2012年に第一部、2013年に第二部が作られていて、VIDEO ACT!でも上映している。今年2017年に第三部が出来、堀切監督が全三部をまとめたバージョンを作られたので上映することになった。
 第一部は福島第一原発のおひざ元、双葉町の住民が原発事故を受けて埼玉県のさいたまスーパーアリーナに避難してきたところから始まる。彼らはその後、加須市の廃校・旧騎西高校に移り新たな避難生活が始まる。役場の機能も移転した。堀切監督はとても自然体で双葉町の住民たちと接し、住民たちはぽつぽつと本音を語っていく。息子が東電で働く方の複雑な心境、仕事もなくただ食べて寝るだけの避難生活への不満、少しでも避難生活に潤いを取り戻そうと書道教室を始める方。こうした中で、東電社長は「全力で復興に取り組む」と言いながら、明確な謝罪はない。こうした東電の姿勢に井戸川町長はますます東電に対する怒りを募らせていく。
 第二部になると、双葉町住民の間に分断が広がっていく。福島県で仮設住宅に入った人たちと旧騎西高校で避難生活を続ける人たちの間に横たわる温度差。この亀裂は議会による井戸川町長解任決議にまでいたり、紆余曲折の末、井戸川町長は退任する。この過程は見ていて辛いものがある。堀切監督は鵜沼友恵さんが双葉町の自宅に一時帰宅する際に同行、撮影をする。鵜沼さんは自宅の中の様子は撮ってもいいけど、映画では使わないでね、と言ったという。だから自宅の中は映らない。それでいいと私は思う。鵜沼さんの「人として見てほしい」という言葉が印象深い。こうして原発事故の約3年後、2014年3月に旧騎西高校の避難所は閉鎖される。
 第三部が作られるまでには少し時間が空いている。旧騎西高校の避難所が閉鎖され、双葉町民もバラバラになり、焦点が見えにくくなったからと堀切監督は言う。そんな中、堀切監督は一人の牛飼いに出会う。鵜沼久恵さんだ。第一部・第二部に出ていた鵜沼友恵さんの母親でもある。鵜沼久恵さんは加須市に避難してしばらくしてから、畑を始めた。その過程では、加須市民との間で軋轢もあったという。しかし穏やかな表情の中にも、地に足をつけて生きていく覚悟のようなものも感じられる。鵜沼久恵さんは双葉町にいた時は牧場をやっていたが、政府の方針によって殺処分することを余儀なくされた。数頭だけ、殺処分に反対している希望の牧場に預けた。この一人の牛飼いの姿から、原発事故が奪ったものの重さが伝わってくる。
 こうして全三部を続けて見て、時間の経過が作品に厚みを与えていることに気付く。それは原発事故が現在進行形であることに気付くということでもあるだろう。
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2017年12月12日

第88回 VIDEO ACT! 上映会 〜あれから6年 福島県・双葉町の人々〜

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■ 第88回 VIDEO ACT! 上映会 〜あれから6年 福島県・双葉町の人々〜
『原発の町を追われて〜避難民・双葉町の記録』
2017年(2012年・2013年・2017年)/100分/監督:堀切さとみ
http://www.videoact.jp
http://videoact.seesaa.net/
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■2017年12月12日(火)18時30分より

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福島第一原発のおひざもとにあり、3.11直後、全世帯が避難勧告を受けた双葉町。
町は役場機能を埼玉県加須市に移し、数百人が廃校になった高校を拠点に避難生活を送った。
ふるさとを追われて6年。原発と共に暮らしてきた双葉町の人たちは、今なにを思うのか。
最新作「原発の町を追われて3〜双葉町・ある牛飼いの記録」を含む
第1部、第2部、第3部と合わせ再構成した、リニューアル版にて上映する。(上映時間100分)

■上映作品
『原発の町を追われて〜避難民・双葉町の記録』
2017年(2012年・2013年・2017年)/100分/監督:堀切さとみ

ウェブサイト「原発の町を追われて」
http://genpatufutaba.com/

■解説
〇第1部
「原発の町を追われて」2012年/56分(発表時)
福島第一原発のおひざもとにあり、3・11直後、全世帯が避難勧告を受けた双葉町。町は役場機能を埼玉県加須市に移し、今も数百人が廃校になった高校を拠点に避難生活を送っている。ふるさとを追われて一年。原発と共に暮らしてきた双葉町の人たちは、今なにを思うのか。

出演:田中信一・渡部翠峰、堀井五郎、鵜沼友恵、小池信一、井戸川克隆
撮影:西中誠一郎、井口みどり、堀切さとみ
編集・ナレーション:堀切さとみ
筆字タイトル:渡部翠峰
音楽:自由の森学園高等学校第24期生
制作協力:松原明

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〇第2部
「続・原発の町を追われて〜避難民・双葉町の記録」 2013年/25分
3.11福島原発の爆発により、町全体が警戒区域になった双葉町。それぞれの場所での避難生活は二年目を迎えた。ふるさとへ帰れるあてもない中、町民たちの我慢は限界を超えていた。唯一残された避難所・旧騎西高校をめぐる不満が巻き起こり、いつしか町民は分断に追い込まれていく―――

出演:井戸川克隆、鵜沼友恵、堀井五郎、渡部翠峰、渡部キノヨ、ロール・ヌアラ、小嶋里奈、斉藤宗一
撮影:西中誠一郎、堀切さとみ
編集・ナレーション・音楽:堀切さとみ
筆字タイトル:渡部翠峰
制作協力:松原明

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〇第3部
「原発の町を追われて3〜双葉町・ある牛飼いの記録」 2017年/30分
福島第一原発が立地する町から全国に避難した双葉町民。6年たった今も、誰一人ふるさとに帰ることはできない。避難先で自立して生きようとしても、差別は容赦なく降り注ぐ。それでも新たな一歩を踏み出す、ひとりの牛飼い、鵜沼久江さんの姿を追った。

出演:鵜沼久江、鵜沼一夫、堀井五郎、井戸川克隆、鵜沼友恵
撮影:大久保千津奈、堀切さとみ
編集・ナレーション:堀切さとみ
筆字タイトル:渡部翠峰
音楽:加藤登紀子
制作協力:松原明

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■予告編 「原発の町を追われて〜避難民・双葉町の記録」


■参考映像 「あれから五年 福島からの避難者は今~Fukushima evacuees 5 years after 3・11」


■日時
2017年12月12日(火) 18時15分/開場 18時30分/開始 ※途中入場可
上映後は、監督の堀切さとみさんを交えたトーク&ディスカッションを行います。
終了予定時刻 20時50分

■上映会場
東京ボランティア・市民活動センター(03-3235-1171)
東京・飯田橋セントラルプラザ10階
東京都新宿区神楽河岸1-1
JR中央線・地下鉄飯田橋駅下車 徒歩1分
(現在、JR飯田橋駅西口は、工事中のため大きく迂回することになります。ご注意ください)

■参加費:500円(介助者は無料・予約不要)

■問合せ:ビデオアクト上映プロジェクト
Eメール:jyouei@videoact.jp
(電話:045-228-7996 [ローポジション気付] )
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2017年12月05日

<転載情報> 【来日記念講演】「メディアを市民の手に〜韓国市民放送の挑戦」

<以下、転載します>

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【来日記念講演】「メディアを市民の手に〜韓国市民放送の挑戦」
http://1www.ourplanet-tv.org/?q=node/2182
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韓国では「言論の自由」を実現するための市民運動が結実し、現在、
市民がテレビ局の経営に参加したり、自分たちの番組を放送できる
「パブリックアクセス」が制度化されています。中でも最大規模を
誇るのが市民参加型の衛星チャンネル「RTV」です。 
RTVの事務局長をお招きし、市民が主体となって発信する
ダイナミックな市民放送についてお話いただきます。

日時:2017年12月5日(火)19時〜21時(18時半開場)
会場:神保町ひまわり館(東京都千代田区神田神保町2丁目40)
定員:60人(必ずお申し込みください)
参加費:500円(当日お支払いください)
お申込み:件名を「12/5講演」とし、本文にお名前・ご所属・参加人数・
メールアドレスを記載して、info@ourplanet-tv.orgにご送付ください。
主催:認定NPO法人OurPlanet-TV
詳細:http://1www.ourplanet-tv.org/?q=node/2182
 
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金 R熤 (キム・ヒョンイク) 財団法人市民放送RTV事務局長
新聞、雑誌、テレビなど、メディア・ジャーナリズム業界で働く労働者のための組合
「全国言論労働組合」の専従スタッフ、韓国調査ジャーナリズムセンター「ニュース打破」
のプロデューサー、地域問題やまちづくりを取り込む団体である「松波市民連帯」事務局長
を経て、現在、財団法人市民放送RTV事務局長および市民による「ソウル革新パーク」
入居団体自治会副会長を務める。
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2017年11月13日

第87回 VIDEO ACT! 上映会 〜歴史と環境問題から考える米軍新基地問題〜報告文

10月12日(木)に『美ら海を未来へ 〜辺野古・高江、新基地建設反対によせる思い〜』(2017年/71分/監督: 中井信介)を上映した。参加者は約20名。この上映会の前日である10月11日の夕方、沖縄県東村高江付近で米軍のヘリコプター墜落事故が起こった。上映会当日は都内で抗議集会も行われたそうで、タイミングが良くなかったのか、ややさびしい集客数だった。

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監督はビデオアクト上映会において上映作品提供の常連でもある、中井信介さん。国際環境NGO FoE Japanからの「辺野古基地建設を環境問題の視点に特化した映像制作」の依頼を受けたという。作品は一度完成したものの、納得ができず、沖縄戦のことやアメリカ統治時代についても追加取材をし、本作が出来上がったそうだ。

2015年、本作取材のために、初めて辺野古へ行った中井さん。ご本人の言葉で「沖縄における米軍新基地問題の初心者」だったという。辺野古の海での取材で、ゆりあげ貝(海の底から潮の流れによって浜辺に運ばれてくる貝)の話をきき、海の豊かさや稀少性について思い知らされたそうだ。その一方で、悩みもあった。「米軍新基地問題について、たくさんの映画や映像作品が作られている。自分は問題の初心者だ。どうすれば、自分と同じような初心者へわかりやすく伝えることができるだろう」と。悩んだ末に本作を「入門編」と位置づけたそうだ。

オスプレイパッドの工事現場(高江).jpg

私は本作品を今回の上映を含め3度拝見した。初見時は、三上智恵監督の『標的の島 風かたか』『戦場ぬ止み』や過去のビデオアクト上映会で取り上げた『いのちの森 高江』『泥の花 −名護市民・辺野古の記録−』と比較してしまい、好い印象を持てずにいた。しかし、中井さんの話を聞き、合点がいった。本作は観客にとっての入門編作品でもあるが、何よりも中井さんが「沖縄における米軍新基地問題」を学び、驚いたり、憤ったりした事項をまとめた、監督自身にとっての「入門編」なのだ。

雨に打たれながら抗議する女性(高江).jpg

「入門編」といえど、本作には先に挙げた米軍新基地問題の映画、映像作品には登場しないシーンもあり、見どころとなっている。香川県小豆島の採石場と、そこから辺野古へ向けた土砂搬出に反対する人々の姿だ。映像内では小豆島だけだったが、福岡県北九州市の門司や、熊本県の天草、鹿児島県の奄美大島からも土砂搬出が決定しているという。「香川県にいると、辺野古の話は遠い場所のことと思う方が多いが、土砂が辺野古に運ばれ海へ投げ込まれる計画を知れば他人事ではなくなる」と中井さんは話した。私を含めた本土の人間は、米軍新基地問題について、どう思うのか。採石場の殺風景な岩肌は、静かに問いかけている。

辺野古への土砂搬出を計画する小豆島でも反対の声が.jpg

なお、本作DVDは国際環境NGO FoE Japanで購入可能とのことです。
http://www.foejapan.org/

<追記>
現在、中井信介さんは、映画「辺野古ゲート前の人びと」(藤本幸久・影山あさ子共同監督)の制作に関わられているとのこと。間もなく完成のようです。
http://america-banzai.blogspot.jp/2017/11/blog-post.html

報告文:土屋トカチ
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2017年10月12日

第87回 VIDEO ACT! 上映会 〜歴史と環境問題から考える米軍新基地問題〜

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■ 第87回 VIDEO ACT! 上映会 〜歴史と環境問題から考える米軍新基地問題〜
『美ら海を未来へ 〜辺野古・高江、新基地建設反対によせる思い〜』
2017年/71分/監督・撮影・編集:中井信介
http://www.videoact.jp
http://videoact.seesaa.net/
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■2017年10月12日(木)19時より

大浦湾.jpg

沖縄の辺野古や高江で、工事車両の進入路に座り込み、
命がけで新基地建設を止めようとする人々。その背景には、
貴重な自然を守りたいという思いや、多くの命が奪われた
戦争の記憶など、様々な思いが重なり合っています。
歴史と環境問題からの視点を主軸に描く『美ら海を未来へ
〜辺野古・高江、新基地建設反対によせる思い〜』を上映する。

■上映作品
『美ら海を未来へ 〜辺野古・高江、新基地建設反対によせる思い〜』
2017年/71分
監督: 中井信介
撮影・編集: 中井信介
企画・監修: 柳井真結子 満田夏花 堀田千栄子
共同制作: 国際環境NGO FoE Japan 手わたしプレス
主題歌: きむきがん「悩み鳥」
映像提供: 宮城秋乃
協力:「美ら海を未来へ」上映実行委員会
https://henokotake.jimdo.com/

予告編:『美ら海を未来へ 〜辺野古・高江、新基地建設反対によせる思い〜』


■解説
沖縄の辺野古や高江で工事車両の前に立ちふさがり、命がけで新基地建設を止めようとする人々。
彼らは、なぜそこ まで体を張って工事を止めようとするのでしょうか? その背景には、かけがえのない
貴重な自然を守りたいという思いや 沖縄が抱える壮絶な戦争の歴史、そして屈辱的なアメリカ 占領
時代の記憶に至るまでの様々な思いが重なり合ってい ます。

私たちは、米軍の新基地建設に反対する人々の思 いを伝えるために、各方面の人々の声に耳を傾
けてきました。 その中には、新基地建設によって貴重な自然が破壊されよ うとしている辺野古の海
や高江の森がありました。そして、 辺野古の埋め立てに故郷の土が使われるかもしれないと 知った
香川県の小豆島でも反対の声が上がっていました。 それらの現場で反対の声を上げる人々には「か
けがえのな い美しい自然と戦争のない平和な世の中を次世代の子ども たちに残したい」という共通
の思いがあります。

そして先の戦争で 83 名が集団自決した読谷村のチビチ リガマやアメリカ占領時代に島の半分以上
の土地が奪われ ながら非暴力で闘った伊江島。そこで聞いたのは「軍隊は住民 を守らなかった」とい
う事実と戦争の恐ろしさです。

沖縄の歴史を知れば、なぜ沖縄で多くの人々が米軍基地 に反対しているのかが分かります。
そして沖縄に米軍基地の 70.6%を押し付けている本土の私 たちにとっても、決して他人事ではありません。
今まさに辺野古の海が埋め立てられようとしています。私 たちは次世代の子どもたちに、あの美しい海や
森を残してやれるのでしょうか?  監督:中井信介

雨に打たれながら抗議する女性(高江).jpg

■日時
2017年10月12日(木)
18時30分/開場 19時/開始
上映後は、監督の中井信介さんを交えたトーク&ディスカッションを行います。
終了予定時刻 20時50分

■上映会場
東京ボランティア・市民活動センター(03-3235-1171)
東京・飯田橋セントラルプラザ10階
東京都新宿区神楽河岸1-1
JR中央線・地下鉄飯田橋駅下車 徒歩1分
(現在、JR飯田橋駅西口は、工事中のため大きく迂回することになります。ご注意ください)

■参加費:500円(介助者は無料・予約不要)

■問合せ:ビデオアクト上映プロジェクト
Eメール:jyouei@videoact.jp
(電話:045-228-7996 [ローポジション気付] )

オスプレイパッドの工事現場(高江).jpg
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2017年09月10日

【報告文】第86回ビデオアクト上映会〜シングルマザーと共同保育〜

上映作品
『沈没家族』 監督・撮影・編集:加納 土


 「あ〜、久しぶり!私のこと覚えてる?」 上映前、監督である加納土さんと私と同年代くらいの人たちとの再会の挨拶が賑やかに交わされていた。親戚のおばさん、おじさんが十数年ぶりに甥に会った時の感じに似てなくもないが、甥ではなく、おばさん、おじさんの方が少し照れている。

 去る8月10日、「シングルマザーと共同保育」と題されたビデオアクトの上映会で『沈没家族』という作品が上映される前の会場での光景だ。“沈没家族”とは、本作監督の加納土さんの母、加納穂子さんが1995年に始めた共同保育・共同生活の実験的な場の名称。上映前に少し照れながら土さんに挨拶していた人たちは、穂子さんがまいたビラを見て集まった無償の共同保育者というわけだ。

 “沈没家族”というユニークな試みについては、当時、私も聞いたことがあった。90年代、オウム真理教とか少年Aとか、何だか掴みどころのない生きにくさが取り沙汰されていたあの頃、運動とコミュニケーションの問題が大きなテーマだったのではないかと、私には思える。その頃に実践された実験の場で育った子どもは果たして一体どんな大人になったのか? そして、その大人になった土さんは、どんな風に自分が育った環境を見返すのか? 私は興味津々で作品を観た。

 作品には、穂子さんや彼女のパートナーであった山クン、共同保育に集まった様々な人たちが登場する。彼女や彼らのジェンダー、家族、コミュニケーションについての話がとても興味深い。特に穂子さんの「支配/被支配の関係を作りたくなかった」という言葉が印象に残った。「小学校の運動会の応援に“お父さん”が15、6人…」というエピソードには、会場が爆笑の渦に包まれた。

 「あれって、人類初の実験だったよねぇ」 土さんとともに“沈没家族”で育っためぐさんが、土さんのインタビューに答えるように話す。「成功だったのかな?」、「まぁまぁ、成功だったんじゃない?」。穂子さんとその仲間たちの実験は、「まぁまぁ、成功だった」。何だか掴みどころのない生きにくさの中、若者たちが真摯に議論を重ねて育てた子どもが、この『沈没家族』という作品を作った。上映後の打ち上げで、当時の土さんを知る女性が「ありがとう」と涙をこぼした。支配/被支配の関係を作らない“沈没家族”は、どこに繋がって行くのか? 感動的な夜だった。
(土屋 豊)

※『沈没家族』は、PFFアワード2017で上映されます。
9月19日(火)14:30〜/23日(土)14:30〜
https://pff.jp/39th/lineup/
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