2016年06月14日

<転載情報> レイバー映画祭2016 

<以下、転載します>

★レイバー映画祭2016 7月23日(土)10.15〜17.15
 東京・田町交通ビル6Fホール
 一般当日=1500円(前売・予約1300円)
 失業者・障害者=1000円 学生=無料
 メール予約=http://3step.me/393m
 チケットネット購入=http://laborff2016.peatix.com
 (今回からネット購入も可能になりました)

●『パレードへようこそ』10.15〜12.20
 監督 : マシュー・ウォーチャス 2014年/121分/イギリス
 ゲイと炭坑夫の連帯は可能か? 映画はのっけから軽快な勇ましい労働歌では
じまる。時代は1983年から84年の1年間、サッチャー政権とゼネストで対決した
炭鉱労働者とそれを支援した「ゲイ&レズの会」との葛藤や連帯を描いたもので
あるが、これは実話に基づいた作品だ。原題が『プライド』とあるように、サッ
チャーによって労働運動の屋台骨をへしおられたり、人間としての尊厳を踏みに
じられた人々の「プライド」をうたい上げている。炭坑夫とゲイやレズは、これ
まで一度も会ったことがない。全く違った世界なのだ…と思われた。また、その
時代、エイズがはやっていて、嫌悪を抱く村人もいて、彼らを排除しようと新聞
社に密告する。そんななかで果たして「連帯」の握手は可能だろうか。ラスト
シーンには胸が熱くなろう。*2014年カンヌ国際映画祭 監督週間正式出品、
2015年日本公開。

●『埋もれた時限爆弾〜さいたまアスベスト被害』13.00〜13.50
 制作 : 武蔵大学社会学部2年永田浩三ゼミ/2016年/36分
 「久保田ショック」から10年。全国各地でアスベスト被害をめぐる裁判が始
まっている。埼玉県に住む松島恵一さん一家は、2010年、母・かつ子さんを突然
亡くした。かつ子さんはアスベスト製品をつくる工場内の社宅に暮していた。1
枚の写真が残っている。1962年、アスベスト管の山の横を花嫁姿を見にまとい結
婚式場に向かうかつ子さん。48年後アスベストは牙をむき、中皮腫発症から2ヶ
月でかつ子さんは亡くなった。いま埼玉では工場周辺で中皮腫の患者が次々見つ
かっている。学生たちは事実掘り起こしの過程を記録した。アスベスト問題をわ
かりやすく伝えた作品で、東京労働安全衛生センターが制作協力している。*初
公開*

●『がんを育てた男』13.50〜15.00
 制作 : ビデオプレス 2016年/60分/日本
 2012年12月、映画批評家の木下昌明さんにがんが見つかった。そのとき頭が
真っ白になったという。医師は即手術を求めたが、かれはこれを拒否し、しばら
く様子をみることにした。その日から、常識とされたがん医療との闘いが始まっ
た。何人もの医師との面談をビデオで撮り、本を読み、治療法を模索した。それ
はかれの映画批評の精神と通底していた。まだ動けるうちは動く。仕事に出か
け、映画の試写会や国会前のデモにも参加しつづけた。それをカメラは追った。
はたして…。*初公開*

●『ショートビデオ・日本最前線』短編4作品 15.00〜15.30
 制作 : 土屋トカチ・湯本雅典・西中誠一郎・松原明
 安倍政権のもと日本各地で問題が噴出している。労働現場でのたたかいも続
く。このコーナーでは、「沖縄米軍属事件」「フクシマ帰還問題」「セブンイレ
ブン店長いじめ」「東芝府中工場フィリピン労働者のたたかい」など、いま一番
ホットな日本の映像をお送りする。*初公開*

●『オキュパイ・ベーカリー〜ファストフード労働者の闘い』15.45〜17.10
 監督 : レイチェル・リアーズ、ロビン・ブロチュニック 2014年/84分/アメ
リカ 原題「The Hand that feeds」
 ニューヨークにある24時間営業のカフェ・ベーカリー「Hot & Crusty」で働く
移民労働者たち。最低賃金以下の時給で、危険な機材を使い、病気になればクビ
を言い渡すような横暴な店主のもとで働かざるをえない。我慢の限界を超えた仲
間たちが、強制国外退去の危険性もある中で、団結しピケを張る。アメリカファ
ストフード労働者による賃金・生活底上げ運動の先がけとなる歴史的な闘いは、
声を上げることの大切さを教えてくれる。2015年ペンシルバニア州レディング映
画祭ドキュメンタリー映画最優秀賞、2016年SIMA賞最優秀賞、その他カナダやス
コットランドの映画祭でも数多くの賞を受賞している。*日本語版制作=レイ
バーネット国際部 本邦初公開*

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2016年06月11日

【報告文】第79回ビデオアクト上映会〜災害弱者をうまないために〜

上映作品
『逃げ遅れる人々 東日本大震災と障害者』 監督:飯田基晴


 5月26日、「災害弱者をうまないために」と題された79回目のビデオアクト上映会が開催された。上映作品は、『逃げ遅れる人々 東日本大震災と障害者』(監督:飯田基晴)。今年4月に発生した熊本地震のマスコミ報道を見たビデオアクト・スタッフの一人が、「今回も障害者の状況を伝える報道が見当たらない」と感じたことが、開催のきっかけだった。ビデオアクトでは、2012年11月に「何が災害弱者をつくるのか―3.11から見えたこと」と題する上映会を行なっているので、今回は"災害弱者"について考える二度目の会となる。

 災害弱者をうまないためには何が必要か?まずは、障害をもった人々が災害時にどんな困難に見舞われるかを具体的に知ることから始めるべきだろう。『逃げ遅れる人々 東日本大震災と障害者』は、2011年3月11日以降、障害者と彼や彼女らをサポートする人々に何が起こったかを丁寧に描いていた。

 「避難所では生活できない」、「周囲に迷惑をかけるから」と避難をあきらめた人々は家に残ったが、災害支援の情報が届かず、生活は困難を極めた。下半身が不自由な女性は、行き場もなく避難所に逃れたものの、そこにベッドはなく、二週間以上も車椅子に座って眠らざるを得なかった。あからさまに「障害者なんだから避難所ではなく、家に戻れ」と言われた人もいるという。スロープのない仮設住宅に入居した車椅子の女性は、一人で自由に外出することが出来ず、窓際に飛んでくる鳥の姿を見ることで、自らの心を励ましていた…

 「重要なのは障害の重さではなく、当事者が置かれた環境を把握すること」という支援者の言葉が印象的だった。周囲に常にサポートしてくれる家族がいれば何とか越えられる壁であっても、一人暮らしの車椅子生活者にとっては、たった数センチの段差が越えられない大きな壁となる。障害者一人一人、災害時にどのような具体的な支援が必要となるのかを普段からきめ細かく把握しておくことが重要となるのだ。

 では、どうしたら、そのようなきめ細やかな支援体制が築けるのか?上映後のディスカッションで、とても興味深いやりとりがあった。車椅子に乗った参加者の女性が、「こういう作品を一般の健常者の前でやっても、可哀そうね…で終わってしまう。行政の人に観せなければ意味がない」と発言した。それに対して、飯田基晴監督が"自助・共助・公助"という言葉を使って、当事者と行政による支援を社会がどのように繋げていくかを、本作の取材経験をもとに語ってくれた。

 「行政の人に観せなければ意味がない」という意見は、彼女の実体験に基づいた心からの想いだろう。そして、「可哀そうね…で終わってしまう」と思わせてしまったのは、私たち周囲の人間の責任だろう。私たちは、障害当事者が勇気を振り絞って発した「困った。助けて」という"自助"の言葉を想像力を駆使して受け止めなければならない。それが、"共助"に繋がるだろう。そして行政は、"公助"として全ての住民の生命の安全を図る義務があり、それを怠った時は厳しい追及を免れない。

 ディスカッションを聞いて、私はそんなことを思った。約20名の参加者も、各々、何かを持ち帰ってくれたと思う。作品上映とディスカッションのセットは、作品内で描かれた内容を深め、広げてくれるとあらためて思った上映会だった。

(土屋 豊)

★『逃げ遅れる人々 東日本大震災と障害者』は、下記で販売しています。
http://www.j-il.jp/movie/sale.html

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2016年06月08日

『李さんの綿』上映とディスカッションの会

ビデオアクトのWebSHOPに登録されている『李さんの綿』(監督:湯本雅典)の上映イベントのお知らせです。

▲映画とディスカッションの会B
「記憶の継承と戦争をかんがえるードキュメンタリー映画『李さんの綿』からー」
・日時:2016年6月12日(日)14時〜17時
・場所:杉並区善福寺和田ビル4F 「あなたの公–差–転」
https://www.facebook.com/events/1555598774736365/

『李さんの綿』
監督:湯本雅典/43分/2014年制作
李福順(イポクスン)さん(夜間中学生、2010年逝去、享年90歳)は、6歳からわたの糸紡ぎを覚えました。
李さんは、戦後朝鮮半島に里帰りした際に綿の種を日本に持ち帰り、日本の自宅で綿を育ました。
そしてこの綿の種は人づてにわたり育てられ、そのひとつが、東京の女性が描いた油絵「何度目かの被曝」の中にしたためられます。
この映画は、時を超えてさまざまな人の手で植え継がれ、伝え継がれた「李さんの綿」を追ったドキュメンタリーです。
http://www.videoact-shop.com/2014/343

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2016年06月03日

<転載情報> 『サロメの娘 アナザサイド(in progress)』上映

<以下、転載します>

『サロメの娘 アナザサイド(in progress)』(2016/68分)
出演:黒田育世 長宗我部陽子 飴屋法水 神村恵 山形育弘 他
声の出演:青柳いづみ sei 山崎阿弥 さとうじゅんこ 原マスミ
監督:七里圭 脚本:新柵未成 音楽:檜垣智也

予告編


上映情報
http://bit.ly/24RgLOk

6月4日(土)〜10日(金)連日21時よりレイトショー@UPLINK
http://www.uplink.co.jp/movie/2016/43030

6月25日(土)〜7月1日(金)連日19時10分〜@立誠シネマ
http://risseicinema.com/movies/16500



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