2017年02月14日

第83回ビデオアクト上映会〜沖縄の自然とヘリパッド 報告文

2月7日(火)に『いのちの森 高江』(2016年/65分/制作:「いのちの森 高江」制作委員会 監督:謝名元慶福)を上映した。参加者は約25名。描かれている事態の重要性から、たくさんの参加者を見込んでいたのだが、すでに関東圏でも上映会が開催されているためか、あるいはヘリパッドがすでに完成したからなのか判らないが、ややさびしい集客数だった。

沖縄県国頭郡東村高江は、那覇から北へおよそ100キロ。「やんばる」と呼ばれる熱帯雨林に囲まれたのどかな山村で、人口150人ほどの小さな集落だ。この村へ、全国から動員された機動隊が押しよせ、反対する市民・住民を排除し、生態系を支える木々を伐採し、オスプレイの訓練に使用するヘリパッドが建設された。機動隊による「土人発言」は話題となったが、問題の深層については、本土メディアではあまり報じられてこなかった。

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この作品には65分というコンパクトな長さに、集落の成り立ちや、自然といのちを守るために闘った人々の歴史、住民の暮らしや思い、絶滅危惧種や天然記念物、「やんばる」固有種などのいのちを育む豊かな森の様子が、ちょうどいい配分で収められている。森や海岸線を俯瞰したドローンにより撮影された映像もある。問答無用に進められるヘリパッド建設の理不尽さが伝わってくる作品だ。

見どころは、ヘリパッド建設現場守る機動隊を背に、チョウ類研究者・アキノ隊員が語る場面だ。「沖縄の動植物たちは、日本政府とアメリカ政府の欲によって、数えきれないほど殺されています。今、ここでは常識が通じないんです。おまわりさんの仕事が、命を殺すことになっているんです。」機動隊員の表情が少しずつ変化する様に、ほんのわずかだけれども、希望が見えた気がした。

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トークゲストは、「ゆんたく高江」のメンバーで映像作家の古賀加奈子さん。映像制作会社に勤務しながら、5年以上にわたって高江に通い、長編ドキュメンタリー映画を制作中だという。古賀さんは「高江での暮らしは、自給自足に近い生活。子どもたちは野生児のように野山を駆け回っています。本作は高江の暮らしぶりが描かれていて、住民自身が気に入っている作品です。ヘリパッド建設だけが理由ではないけれど、この度、子どものいる3家族が引越をすることになっってしまった。150人のコミュニティのうち、1割が減ることになるのです。ヘリパッドは完成してしまったけれど、ほんとうの受難はこれからだと思う」と語った。

本作DVDは「上映権」付で1枚1500円です。上映権付としては破格の値段です。地域や仲間どうしで、上映会を開いてほしい作品です。出演者の一人、チョウ類研究者・アキノ隊員のブログから購入可能です。
http://akinotaiinnorinshitaiken.ti-da.net/e9243655.html

報告文:土屋トカチ

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2017年02月07日

第83回 VIDEO ACT! 上映会 〜沖縄の自然とヘリパッド〜

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■ 第83回 VIDEO ACT! 上映会 〜沖縄の自然とヘリパッド〜 ■
上映作品
『いのちの森 高江』
2016年/65分/制作:「いのちの森 高江」制作委員会
監督:謝名元慶福 語り:佐々木愛
http://www.videoact.jp
http://videoact.seesaa.net/
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■2017年2月7日(火)19時より

いのち豊かな森を守るのは私たち人間の使命です。
オスプレイにおびえ、怒り、闘う、高江の記録。

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【上映作品】
『いのちの森 高江』
2016年/65分/制作:「いのちの森 高江」制作委員会
監督:謝名元慶福 語り:佐々木愛
撮影:中川西宏之/アキノ隊員/比嘉真人/宜野座盛克/新里しんじ/照屋真治/謝名元慶福
音楽:島袋霞
編集:新里しんじ
録音:シネマサウンドワークス
題字:岸本一夫
協力:新里勝彦/古謝将嘉/安里嗣頼/屋富祖昌子/屋富祖建樹/
    高江洲義一/高江洲義政/伊礼一美/野村岳也
制作:「いのちの森 高江」制作委員会
著作:文化工房 慶

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■解説
沖縄県国頭郡東村高江。那覇市から北へ約100キロ、
人口150人ほどの小さな集落だ。ここでは全国から集められた
機動隊員数百名が、ヘリパッド建設に反対する住民や支援者と
対峙している。20年前、日米両政府が合意した北部訓練場一部
返還の条件は、新たなヘリパッド建設だった。
「負担軽減」だと土地を返す代わりに、使い勝手のよい場所を
新施設とさだめ、森を破壊する。「基地強化」へつながる矛盾がそこにある。
映画には絶滅危惧種や天然記念物、やんばる固有種などの
いのちを育む豊かな森。そして、この土地に暮らす住民の生活と
抵抗が記録されている。

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■日時
2017年2月7日(火)
18時30分/開場 19時/開始
上映後は、古賀加奈子さん(「ゆんたく高江」メンバー)を交えた
トーク&ディスカッションを行います。
終了予定時刻 20時50分

■上映会場
東京ボランティア・市民活動センター(03-3235-1171)
東京・飯田橋セントラルプラザ10階
東京都新宿区神楽河岸1-1
JR中央線・地下鉄飯田橋駅下車 徒歩1分
(現在、JR飯田橋駅西口は、工事中のため大きく迂回することになります。ご注意ください)

■参加費:500円(介助者は無料・予約不要)

■問合せ:ビデオアクト上映プロジェクト
Eメール:jyouei@videoact.jp
(電話:045-228-7996 [ローポジション気付] )

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2017年02月03日

<転載情報>ドキュメンタリー映画『抗いー記録作家 林えいだい』2月11日(土)より、全国公開

<以下、転載します>
ドキュメンタリー映画『抗いー記録作家 林えいだい』(監督 西嶋真司)
いよいよ、2月11日(土)より、全国公開。

年老いた一人の記録作家の生き様が示すものは―
ただひたすら“追いもとめること”
遠回りでも“積み重ねていくこと”

★予告編  
https://www.youtube.com/watch?v=sKWpcqR-I-U

林えいだいの言葉
ルポルタージュは、主題の選択から始まる。1つのテーマを追い始めると、次から次へと新しい疑問が生まれる。僕は現場に身を置いて考える悪い癖がある。
時間とお金の無駄使いだと友人に笑われるが、これが僕の方式であり生き方だ。
名もなき民衆の声なき声を、しかと歴史にとどめていくことが、僕自身が生きている証しなのかもしれない。

東京(渋谷)
シアター・イメージフォーラム
http://www.imageforum.co.jp/theatre/access/
2月11日(土)より、一日一回(午前11時〜)連日上映(3週間予定)

会期中に、「今 ジャーナリズムを問う」と題し、トークイベントも開催予定です。
ゲスト
田中泯氏(ダンサー)、鎌田慧氏(ルポライター)、熊谷博子氏(映像ジャーナリスト)、伊藤智永氏(新聞記者)、崔善愛氏(ピアニスト) など
2月11日の初日は、監督と田中泯氏とのトークを予定しております。
前売りチケット販売 1200円(当日1500円)
・シアター・イメージフォーラム 劇場窓口
・メイジャー オンライン https://www.major-j.com/info.php?f=aragaiM20170114007
・パイオニア映画 シネマデスク 中央区京橋2−4−12 京橋第一生命ビルディング3F Tel. 03-3281-4489
・チケットポート(渋谷店、池袋店、銀座店、新宿店、吉祥寺店) 
全店共通お問い合わせ番号 03-5561-7714(平日10:00〜18:00)
・SHIBUYA TSUTAYA 渋谷区宇田川町21-6  Tel. 03-5459-2000
・シネマガイド ユーラン社 千代田区神田小川町3-10 Tel. 03-3291-1833
・大盛堂書店  渋谷区宇田川町22-1 Tel 03-5784-4900 e-mail book@taiseido.co.jp

名古屋 シネマスコーレ(2月25日〜3月10日)
http://www.cinemaskhole.co.jp/cinema/html/home.htm

大阪 第七藝術劇場(今春公開予定)
http://www.nanagei.com/

福岡 KBCシネマ(3月4日〜5日)ゲスト西嶋監督 鎌田慧氏
http://www.h6.dion.ne.jp/~kbccine/

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