<以下、転載します>
第2回 つながり映画祭
2010年12月3日から9日までの「障害者週間」に合わせ、第2回『つながり映画祭』を開催する運びとなりました。昨年の初めての試みは、大きな反響と関心を呼び、映像作品を通じて、障害の問題を考える貴重な機会となりました。この度、多くのご要望に応えて、第2回の企画が実現することになりました。
きょうされん(旧称:共同作業所全国連絡会)は創立30周年にあたり記念映画「ふるさとをください」を製作し、2008年以降、全国1000所で上映会を開催してきました。共に考え、理解の輪を広げるという点でかけがえのない成果を収め、改めて、映像の力を思い知らされました。
「広く市民のみなさんに映画を観てもらいたい、そして障害について知ってほしい」という思いから、秀作・話題作や、珍しい作品を上映します。今回は各回ごとにテーマを設け、プログラムを編成し、多彩なゲストをお招きします。初日は、現代日本で注目されるメンタルヘルスに焦点を当てるユニークな企画です。また、『アイ・リメンバー・ミー』は初の一般劇場公開で、トークと合わせて「慢性疲労疲労症候群」について重要な問題提議となるでしょう。この他、リクエストの多い作品や、隠れた名作も上映します。
今だからこそ“つながること”の大切さを、この映画祭を通じて、改めて捉えなおす機会にしていただければと思います。
日程:12月4日(土)〜10日(金)
場所:UPLINK
料金:一般¥1,200/シニア・障害者(付添1名分も)¥1,000
★前売券¥1,000、及び特別回数券¥3,000(この券で、5作品ご覧になれます) 劇場受付にて発売中
▽4(土)<私とメンタルヘルス>
12:30『ぐるりのこと。』(2008/140分/橋口亮輔)
15:00 トークセッション:とびらの向こうに
16:30『彼女の名はサビーヌ』(2008/85分/サンドリーヌ・ボネール)
18:30『ふるさとをください』(2008/94分/冨永憲治)
▽5(日)<見ておきたい、名作・話題作>
12:30『アイ・リメンバー・ミー』(2000/74分/キム・スナイダー)
13:50 トークセッション:日本の38万人の慢性疲労症候群患者の現状を語る
14:30『夜明け前のこどもたち』(1968/120分/柳澤寿男)
16:45『風のダドゥ』(2006/95分/中田新一)
18:30『月あかりの下で』(2010/115分/太田直子)
▽6(月)<女性監督の目線から>
12:30『地球っ子』(1993/83分/槇坪多鶴子)
14:30『エンジェルがとんだ日』(1996/80分/山田火砂子)
16:30『風の舞』(2003/59分/宮崎信恵)
17:35 トークセッション:ベテラン女性監督が映画づくりの歩みを語る
18:30『ユニバーシティライフ〜ろう・難聴学生の素顔』(2006/46分/今村彩子)
19:20 トークセッション:アメリカで学んだ若き作家が、ろう者の映画作りを語る
▽7(火)<スポーツ・文化で社会参加>
12:30『プライド in ブルー』(2007/84分/中村和彦)
14:00 トークセッション:スポーツ映像のプロ作家が、ハンディキャップ・サッカーを語る
14:45『アイ・コンタクト』(2010/88分/中村和彦)
16:30『ウィニング・パス』(2003/108分/中田新一)
18:30『An die Freude アン・ディ・フロイデ〜歓喜(第九)を歌う』(2007/80分/渡部智史)
▽8(水)<ひろがる子どもの世界>
12:30『音の城♪音の海』(2010/90分/服部智行)
14:30『しいのみ学園』(1955/99分/清水宏)
16:30『ブラインド・サイド〜小さな登山者たち』(2006/104分/ルーシー・ウォーカー)
18:30『もも子、かえるの歌がきこえるよ。』(1996/80分/四分一節子)
▽9(木)<撮り続ける中にみえてくるもの>
12:30『able エイブル』(2001/101分/小栗謙一)
14:30『奈緒ちゃん』(1995/98分/伊勢真一)
16:30『どんぐりの家』(1997/110分/山本おさむ・安濃高志)
18:30『ヘレンケラーを知っていますか』(2005/105分/中山節夫)
▽10(金)<まだある知られざる世界>
12:30『戦場でワルツを』(2008/90分/アリ・フォルマン)
14:30『scope』(2010/84分/卜部敦史)
16:30『もっこす元気な愛』(2005/85分/寺田靖範)
18:30 トークセッション:無関心と偏見は背中合わせ
19:10『アイ・リメンバー・ミー』(2000/74分/キム・スナイダー)
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