ビデオアクトのスタッフの一人、小林アツシです。
久しぶりにYouTubeで動画を公開しました。
ぜひ、この映像をネットや口コミなどで広めていただき、多くの人に観ていただきたいと思っています。
ご存じかと思いますが、高校無償化の対象から朝鮮高校が排除され、このままですと高校3年生の生徒たちは高校無償化が適用されないまま、卒業することになってしまいます。
政府は「外交上の問題は考慮しない」との見解を示し、朝鮮学校にも高校無償化を適用するための審査が進んでいました。
しかし、昨年11月に起きた北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)と韓国による砲撃戦を受け、菅首相が審査の停止を指示したままになっています。
朝鮮学校に通う高校生たちが学ぶ権利と、砲撃戦とは関係がありません。
そして、この問題に関して、いちばんの当事者である高校3年生たちの声は、充分に届いているとは言えません。
そこで、東京にある朝鮮高校に取材を申し込み、高校3年生たちから菅首相や政治家の人たちに向けてのメッセージ映像を喋ってもらいました。
今回は、YouTubeでの私の個人アカウント
http://www.youtube.com/user/ATSUKOBAz
ではなく、この映像を協力して創ったグループ
http://www.youtube.com/user/zainichimessage
でのアカウントで映像をアップしています。
きっかけとなったのは、先日行った上映会です。
http://videoact.seesaa.net/article/183082800.html
この上映会がきっかけとなって、実際に朝鮮高校に取材を申し込んで、高校3年生の声を撮影しようと思いました。
慎重に取材申し込みをすべきだと思い、朝鮮での取材実績もあり『ヒロシマ・ピョンヤン』が朝鮮高校でも上映された伊藤孝司さんに相談し、話をつないでもらいました。
撮影の打ち合わせのために訪問したところ、非常に歓迎してくれました。
実際の授業等も撮影させてもらうため、打ち合わせを済ませて、2月23日に取材をしました。(24日も卒業式の練習を追加撮影。)
取材スタッフは、以下です。
小林アツシ(ディレクター)
佐々木芳彦(撮影)
湯本雅典(撮影)
りん・るんみ(朝鮮語アドバイザー)
りん・るんみさんは、先日、「市民がつくるTVF」でビデオ大賞に選ばれた『近くて遠い学校』を創った在日3世です。
http://www.sprasia.com/tv/blog/tvf/20110130090054.html
佐々木芳彦さんは、市民メディアセンター MediR(メディアール)で私が講師をさせていただいている講座などを受講された方で、るんみさんを主人公にした『るんみの場合』を創っています。
湯本雅典さんは、高校無償化から朝鮮高校が排除されている問題を取材し続けユニオン・チューブなどで発表しています。
http://video.labornetjp.org/author/YUMOTO
こうした仲間との協力関係も続けながら、今後も映像制作を続けたいと思っています。
この映像、ぜひ、広めてください。
よろしくお願いします。
「朝鮮高校3年生からのメッセージ」
http://www.youtube.com/watch?v=u-q1wCcKM3w