<以下、転載します>
「阿仆大(アプダ)」上映会
インターナショナル・コンペティション 2011 優秀賞
阿仆大(アプダ) Apuda
中国/2010/納西(ナシ)語/カラー/Blu-ray(HD)/145分
監督、撮影、編集、録音、製作、提供:和淵(ホー・ユェン)He Yuan
中国雲南省北部。少数民族ナシ族の農夫阿仆大は、老いて体の自由のきかなくなった父親と二人暮らしをしている。暗い室内で薄明かりをたよりに、父が服を着て、煙草に火をつけ、床の上に起き上がるのを助ける。阿仆大自身は、父の介護のかたわら、果樹の手入れや水汲みにいそがしい。時には近所の老人が来て、不人情な息子の愚痴をこぼす。山の奥深い村に生きる父子を、悠揚たるリズムと深みのある映像で見つめ、生と死のドラマを映し出す。YIDFF 2005 雲南映像フォーラムで『金平県ハニ族の織物』『息子は家にいない』を上映
2012年6月10日(日)
京都市東山いきいき市民活動センター 二階 集会室
(花見小路通古門前上る東入る南側)電話:075−541−5151
(地下鉄&京阪三条駅から若松通を東へ徒歩5分!)
主催:ドキュメンタリー・フィルム・ライブラリー
後援:特定非営利活動法人 山形国際ドキュメンタリー映画祭
問合せ:又川 075−344−2371
開始時刻
1回目上映 11時
2回目上映 14時
参加費
一般 1000円
学生・シニア 800円
藤岡朝子さん(山形国際ドキュメンタリー映画祭 ディレクター)の
『山形国際ドキュメンタリー映画祭』の話
この映画祭はもともと1989年頃に、山形の近くに住んでいた小川紳介という監督が「映画祭をやろうよ!」と呼びかけたのが最初だった。それがちょうど山形市の市制100周年と重なり、山形市の後押しを受けて世界中から人が集まる大きな映画祭になった。
現在、応募総数は1800本くらい。国で言えば300カ国くらいから作品が寄せられる。アフリカや東南アジアの小さな国からも作品が届く。ドキュメンタリー映画を作る人がすごく増えているので、応募作品数もどんどん増えている。
今年のインターナショナルコンペティションでは、個人的には『阿仆大(アプダ)』という中国の作品がオススメ。中国雲南省の若い監督さんによる洗練された最先端の映像が素晴らしい。特に危篤の父親の側で座り込んだ男性が、ジッと暖炉の火を見つめるシーンは心に染みた。
監督:和淵(ホー・ユェン)
1975年、中国麗江生まれ。2001年に雲南大学大学院映像人類学東アジア研究所を卒業した後、雲南省社会科学院民族学研究所民族学映画製作センターにて勤務。YIDFF 2005の「雲南映像フォーラム」では『金平(ジンピン)県ハニ族の織物』(2005)および『息子は家にいない』(2004)が上映された。
監督のことば
私はロベール・ブレッソンのシネマトグラフの定義に賛同し、映画はイメージと音声の共同作業をもたらす芸術だと考えている。そしてドキュメンタリーとは、芸術の一様式やカテゴリーというより、映画的手法なのだと思う。それは映画制作の数多い創造的方法のひとつでしかない。
写生にも似て、ドキュメンタリー映画の制作とは芸術家と世界との接点を表すものだ。それは、カメラやマイクや三脚といった映画の機材を外界に担ぎ出すことでもある。ちょうど画家が絵の具やイーゼルを屋外に持ち出して写生するように、ドキュメンタリー映画制作者は、小道なり、村なり、野原なりに入り込み、そこで発見した生に直面し、そして仕事を開始するのである。
生命や存在と直接的で親密な関係を結ぼう、という呼びかけに応えたい気持ちを、このやり方は表している。「自然から学べ」とは古代中国の画家たちが繰り返し言ったことだ。ドキュメンタリー映画制作とは、この教えをシネマトグラフという形式において実践する手法そのものなのだ。
■会場・最寄駅・バス停■
【京都市営地下鉄東西線】
三条京阪 . 東山
【京阪本線】
三条
【京都市バス】
5,12,46,100,201,202系統 ・・・ 東山三条
5,10,11,12,59系統 ・・・ 三条京阪前
各駅、停留所より徒歩5分

