2013年03月21日
<転載情報>映画『ポスターガール』日本語字幕版DVD完成
<以下、転載します>
◇イラク開戦からちょうど十年となりました。この節目に、米女性新進監督の目で、一女性兵士を追い、イラクの戦場はもちろん帰国後も多くの若者たちの『心の中の戦争』は続いていることを告発し、そこから再生する姿をアメリカ社会に投げかけ話題となっドキュメンタリー『ポスターガール』(2011年度アカデミー賞短編ドキュメンタリー部門ノミネート作品)の日本語字幕版DVDが完成いたしました。
◇米ポートロイヤル・フィルム社との合意が成立し、マブイ・シネコープから発売させていただく運びとなり、下記の通りサラ・ネッソン監督から、DVD化に当たってのメッセージも届きましたのでご紹介・ご案内させていただきます。
□サラ監督からのメッセージ
◇世界各地で、とりわけ日本の多くのみなさんが、一人の女性米軍兵士の痛みを
分かち合ってくれていることは、今私の心を温めてくれるかけがいのない励まし
です。
◇女性兵士が戦地にかりだされて10年、米国政府はついに彼女らに戦闘参加を命ずるに
いたりました。他方、米国内では1日18人の元兵士が銃弾で、自らの命をたちPTSD
は広く社会全体に知られる傷害となっています。
◇日本の皆さんにふりかかった大津波と原発事故からも2年の歳月が経過しました。
現地の人々の苦しみを思うと、今も涙と心の痛みをおさえられません。
◇アメリカと日本、私たちを隔てる距離と文化の違いはどれだけでしょう。
しかし今私たちは、お互いに手を差し伸べあう時に来ているのではないでしょうか。
この映像が一人でも多くの友人に届くことを願って止みません。
2013年3月 サラ・ネッソン
□受賞に際しIVAW(反戦イラク帰還兵の会)は「開戦以来のわれわれの活動が社会的
認知されたもの」と歓迎声明をだしました。1日18人の命が、、の一節に驚きます。
米社会の軍事化を告発しつつ、人間への信頼を呼びかけるこの秀作をどうか
多くの人にご覧いただき、また各地でご活用くださいますようご案内させていただきます。
(DVD38分 個人3000円 ご注文・お問い合わせは
http://homepage2.nifty.com/cine-mabui/order_form.html まで。