2013年11月30日

<転載情報>映画『UNITED IN ANGER ―ACT UP の歴史―』上映&トーク●「アメリカのエイズ・アクティビズムの歴史から、今なにを読み取るか?」

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レインボー・アクションシアター★第2幕 「アメリカのエイズ・アクティビズムの歴史から、今なにを読み取るか?」●映画『UNITED IN ANGER ―ACT UP の歴史―』上映&トーク

 12月1日は「世界エイズデー」。

 HIV/AIDSに関連するイベントが様々に催される中、今年、日本ではドキュメンタリー映画の全国多発上映会が行われ、レインボー・アクションも参加します。

 上映作品は、1981年の最初の症例報告以降、原因も治療法も不明なままHIV/AIDSにより多くの人が亡くなった1980年代のアメリカで、政府の無為無策に激しく抗議した活動団体「ACT UP」の歴史を、貴重な当時の記録映像をもとに描いたドキュメンタリー。

 「ACT UP」は、「沈黙=死」というスローガンのもとに集い、アートやゲイカルチャー、クラブカルチャーとも連携しながら、HIV/AIDSを無視する当時のレーガン政権に対する怒りを抵抗運動につなげました。

 上映後には、現在東京大学で「クィア理論入門公開連続講座」の講師を務めている高内悠貴さんをお迎えし、レインボー・アクション移民・難民プロジェクトチーフの工藤晴子とともに「アメリカのエイズ・アクティビズムの歴史から、今なにを読み取るか?」を討議します。上映は、なかのZERO視聴覚ホール。良好な上映環境(スクリーン)で御覧いただき、ぜひ討議にもご参加ください!

レインボー・アクションシアター★第2幕
映画『UNITED IN ANGER ―ACT UP の歴史―』上映&トーク
「アメリカのエイズ・アクティビズムの歴史から、今なにを読み取るか?」


●日時:2013年12月5日(木)
・19:00-20:30
映画『UNITED IN ANGER ―ACT UP の歴史―』上映
・20:30-21:30
トーク&質疑「アメリカのエイズ・アクティビズムの歴史から、今なにを読み取るか?」

●会場:なかのZERO視聴覚ホール
・・・JRまたは東京メトロ東西線の中野駅南口から新宿方面線路沿い徒歩8分。なかのZERO本館地階。東京都中野区中野2-9-7。TEL:03-5340-5000(代)
http://www.nicesnet.jp/access/zero.html

●参加費:1000円 ※予約の必要はありません。当日そのままおいでください。
●主催:レインボー・アクション
●お問い合わせ:rainbowaction.net@gmail.com

<トークゲスト>
●高内悠貴さん
・・・アメリカにおけるセクシュアリティの歴史、とりわけLGBTの政治運動史を研究中。2013年度のクィア理論入門公開連続講座の講師を務める。東京大学大学院博士後期課程在籍。

<聞き手>
●工藤晴子
・・・レインボー・アクション移民難民プロジェクト・チーフ。入国管理センターに被収容中のセクシュアル・マイノリティ支援活動を展開しながら入国管理制度のなかの異性愛規範の問題に取り組む。一橋大学大学院博士後期課程在籍、研究テーマは難民とセクシュアリティ。


<上映作品紹介>
映画『UNITED IN ANGER ― ACT UP の歴史 ―』
(ジム・ハバード監督/米国/日本語字幕/2012/93 分)
・・・ACT UP の活動を記録した映像から米国のHIV/AIDS 運動の歴史をたどる。HIV/AIDS の時代を生き抜くために、人種や階級、ジェンダーの枠を超えて力を合わせ社会の変革に挑んだ人々。 ACT UP の非暴力抵抗運動は、AIDS/HIV 危機にある米国政府やマスメディアを動かした 。このドキュメンタリーは、大切な人を失う哀しみを育み、人とのつながりの中で生きる力を持ち、 セクシーでエネルギッシュなACT UP の姿を映し出す。

(日本語字幕製作:連連影展FAV)
*この映画の日本語字幕はザ・ボディショップニッポン基金の助成を受けて作成されました。

●United in Anger Trailer(YouTubeより)
posted by VIDEO ACT! スタッフ at 23:00| おすすめイベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする