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■ 第90回 VIDEO ACT! 上映会 〜強制不妊手術を受けさせられて〜
『ここにおるんじゃけぇ』
2010年/97分/監督:下之坊修子
http://www.videoact.jp
http://videoact.seesaa.net/
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■2018年4月10日(火)18時30分より
「優生手術」として認めた旧優生保護法下で
手術を強いられた人は、16,475人いるとされる。
『ここにおるんじゃけぇ』の主人公、
佐々木千津子さんは1990年代後半から
積極的に強制不妊手術の実態を語ってきた。
時々引きこもりながら落ち込みながら、
それでも行動したい、生きたい、やりたいことがある。
強い意思を持っている佐々木千津子さんが
「ここにおる」という、日常を追ったドキュメンタリーを上映する。
■上映作品
『ここにおるんじゃけぇ』
2010年/97分/監督:下之坊修子
■解説
2018年1月30日、障害者への強制的な不妊手術を「優生手術」として認めた
旧優生保護法下で手術を強いられた宮城県の60代女性が、個人の尊厳や
自己決定権を保障する憲法に違反するなどとして、国に1100万円の支払いを
求める訴訟を仙台地裁に起こした。このことを契機に提訴が相次ぎ、
やっと強制不妊手術の実態に目が向けられようとしている。
強制不妊手術を受けさせられた人は16,475人いるとされる。
『ここにおるんじゃけぇ』の主人公、佐々木千津子さんは
1990年代後半から積極的に強制不妊手術の実態を語ってきた。
彼女は、生後1週間で脳性マヒになり、20才の頃、コバルト照射による
強制不妊手術を受けさせられた。その後、後遺症に悩みながらネコと
一緒に24時間介護を受け自立生活している。
日常生活は自由奔放。
60才を越えて髪の毛をショッキングピンクに染め、
ジーパンをはき、広島球場へ何回も通う。一方、体調はだんだん悪くなり、
声も出なくなり、体も動かなくなってくる。しかし、それだからこそよけいに
短い言葉で的確に周りの人たちや介助者とコミュニケーションをとり、
人間関係を築いていく。
『ここにおるんじゃけぇ』は、時々引きこもりながら落ち込みながら、
それでも行動したい、生きたい、やりたいことがあるという強い意思を
持っている佐々木千津子さんが「ここにおる」という
日常を追ったドキュメンタリーです。
(佐々木千津子さんは2013年65歳で亡くなられました。)
■上映作品
『ここにおるんじゃけぇ』 2010年/DVD/カラー/97分
【監督】下之坊修子
【制作】映像発信てれれ
【編集】岡崎まゆみ
【撮影】下之坊修子・神吉良輔・岡崎まゆみ
【音楽】高玉要・大谷隆
■日時
2018年4月10日(火)
18時15分/開場 18時30分/開始
<注>通常より開始が早いです
上映後は、瀬山紀子さん(優生手術に対する謝罪を求める会・連連影展FAV)を交えた
トーク&ディスカッションを行います。終了予定時刻 20時50分
■上映会場
東京ボランティア・市民活動センター(03-3235-1171)
東京・飯田橋セントラルプラザ10階
東京都新宿区神楽河岸1-1
JR中央線・地下鉄飯田橋駅下車 徒歩1分
(現在、JR飯田橋駅西口は、工事中のため大きく迂回することになります。ご注意ください)
■参加費:500円(介助者は無料・予約不要)
■問合せ:ビデオアクト上映プロジェクト
Eメール:jyouei@videoact.jp
(電話:045-228-7996 [ローポジション気付] )