2016年08月03日

第80回 VIDEO ACT! 上映会 〜スマホの真実〜 

==============================
■ 第80回 VIDEO ACT! 上映会 〜スマホの真実〜 ■

上映作品
『スマホの真実―紛争鉱物と環境破壊とのつながり』(2016年/35分/監督:中井信介)
http://www.videoact.jp
http://videoact.seesaa.net/
==============================

■2016年8月3日(水)19時より

内閣府発表の消費動向調査によると、普及率が67.4%を越え、
もはや生活必需品となったスマートフォン。通称スマホ。
スマホが製造されるためには、20種類以上の鉱物が必要とされている。
私たちが普段意識していない、スマホに隠された真実とは・・・・?

上映後、制作担当の田中滋さんを交えた、トーク&ディスカッション有。

smartphone.jpg

【上映作品】
『スマホの真実―紛争鉱物と環境破壊とのつながり 』(2016年/35分/監督:中井信介)
監修/エシカルケータイキャンペーン実行委員会
取材・映像協力/国際環境NGO FoE Japan、環境=文化NGO ナマケモノ倶楽部、Pole Pole Foundation、Fairphone、京都大学霊長類研究所
企画・制作/特定非営利活動法人 アジア太平洋資料センター(PARC)

■解説
私たちの暮らしになくてはならないものになりつつあるスマートフォンや小型電子機器。
それらをつくるためには20種類以上の鉱物が必要とされています。
中には希少金属、通称「レアメタル」と呼ばれる金属も多く含まれています。
そうした貴重な鉱物を採掘している現場は、一体どんなところなのでしょうか? 
私たちの暮らしをつくっているモノの背景にはどんな採掘行為があるのでしょう?
エクアドル、フィリピン、コンゴ民主共和国の採掘現場を訪れてみると、
そこには目を見張るような環境破壊や鉱山利権を巡った紛争や、
もともとそこに住んでいた人びとの強制的な追い出し、
大規模な環境破壊などが目撃されました。
私たちが日々意識しないスマートフォンの内側に隠された調達の真実に光を当てます。

■作品ウェブページ
http://www.parc-jp.org/video/sakuhin/wakeupcall.html

コンゴ採掘スチルv.jpg

■日時
2016年8月3日(水)
18時30分/開場 19時/開始
終了予定時刻 20時50分

■上映会場
東京ボランティア・市民活動センター(03-3235-1171)
東京・飯田橋セントラルプラザ10階
東京都新宿区神楽河岸1-1
JR中央線・地下鉄飯田橋駅下車 徒歩1分

■参加費:500円(介助者は無料・予約不要)

■問合せ:ビデオアクト上映プロジェクト
Eメール:jyouei@videoact.jp
(電話:045-228-7996 [ローポジション気付] )

posted by VIDEO ACT! スタッフ at 23:59| VIDEO ACT! 主催 上映会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年06月11日

【報告文】第79回ビデオアクト上映会〜災害弱者をうまないために〜

上映作品
『逃げ遅れる人々 東日本大震災と障害者』 監督:飯田基晴


 5月26日、「災害弱者をうまないために」と題された79回目のビデオアクト上映会が開催された。上映作品は、『逃げ遅れる人々 東日本大震災と障害者』(監督:飯田基晴)。今年4月に発生した熊本地震のマスコミ報道を見たビデオアクト・スタッフの一人が、「今回も障害者の状況を伝える報道が見当たらない」と感じたことが、開催のきっかけだった。ビデオアクトでは、2012年11月に「何が災害弱者をつくるのか―3.11から見えたこと」と題する上映会を行なっているので、今回は"災害弱者"について考える二度目の会となる。

 災害弱者をうまないためには何が必要か?まずは、障害をもった人々が災害時にどんな困難に見舞われるかを具体的に知ることから始めるべきだろう。『逃げ遅れる人々 東日本大震災と障害者』は、2011年3月11日以降、障害者と彼や彼女らをサポートする人々に何が起こったかを丁寧に描いていた。

 「避難所では生活できない」、「周囲に迷惑をかけるから」と避難をあきらめた人々は家に残ったが、災害支援の情報が届かず、生活は困難を極めた。下半身が不自由な女性は、行き場もなく避難所に逃れたものの、そこにベッドはなく、二週間以上も車椅子に座って眠らざるを得なかった。あからさまに「障害者なんだから避難所ではなく、家に戻れ」と言われた人もいるという。スロープのない仮設住宅に入居した車椅子の女性は、一人で自由に外出することが出来ず、窓際に飛んでくる鳥の姿を見ることで、自らの心を励ましていた…

 「重要なのは障害の重さではなく、当事者が置かれた環境を把握すること」という支援者の言葉が印象的だった。周囲に常にサポートしてくれる家族がいれば何とか越えられる壁であっても、一人暮らしの車椅子生活者にとっては、たった数センチの段差が越えられない大きな壁となる。障害者一人一人、災害時にどのような具体的な支援が必要となるのかを普段からきめ細かく把握しておくことが重要となるのだ。

 では、どうしたら、そのようなきめ細やかな支援体制が築けるのか?上映後のディスカッションで、とても興味深いやりとりがあった。車椅子に乗った参加者の女性が、「こういう作品を一般の健常者の前でやっても、可哀そうね…で終わってしまう。行政の人に観せなければ意味がない」と発言した。それに対して、飯田基晴監督が"自助・共助・公助"という言葉を使って、当事者と行政による支援を社会がどのように繋げていくかを、本作の取材経験をもとに語ってくれた。

 「行政の人に観せなければ意味がない」という意見は、彼女の実体験に基づいた心からの想いだろう。そして、「可哀そうね…で終わってしまう」と思わせてしまったのは、私たち周囲の人間の責任だろう。私たちは、障害当事者が勇気を振り絞って発した「困った。助けて」という"自助"の言葉を想像力を駆使して受け止めなければならない。それが、"共助"に繋がるだろう。そして行政は、"公助"として全ての住民の生命の安全を図る義務があり、それを怠った時は厳しい追及を免れない。

 ディスカッションを聞いて、私はそんなことを思った。約20名の参加者も、各々、何かを持ち帰ってくれたと思う。作品上映とディスカッションのセットは、作品内で描かれた内容を深め、広げてくれるとあらためて思った上映会だった。

(土屋 豊)

★『逃げ遅れる人々 東日本大震災と障害者』は、下記で販売しています。
http://www.j-il.jp/movie/sale.html

チラシ表面.jpg
posted by VIDEO ACT! スタッフ at 00:29| VIDEO ACT! 主催 上映会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年05月26日

第79回 VIDEO ACT! 上映会 〜災害弱者をうまないために〜

==============================
■第79回 VIDEO ACT! 上映会■ 
〜災害弱者をうまないために〜 

上映作品
『逃げ遅れる人々 東日本大震災と障害者 』
(2012年/74分/監督:飯田基晴)
http://www.videoact.jp
http://videoact.seesaa.net/
==============================

■2016年5月26日(木)19時より

障害があるということは、災害時に普段以上のハンディとなる。
2011年3月11日の東日本大震災、未曾有の大災害の中、
障害を持つ人々に何が起きたのか?

2016年4月、熊本地震が起こり、
9万人以上が避難生活を強いられている。
地震活動期に入った日本は、いつどこで大きな地震が
起きてもおかしくないといわれている。
今あらためて本作を観て、考えたい。

上映後、飯田基晴監督を交えた、トーク&ディスカッション有。

チラシ表面.jpg

【上映作品】
『逃げ遅れる人々 東日本大震災と障害者 』(2012年/74分)
監督:飯田基晴 (「あしがらさん」「犬と猫と人間と」)
製作:東北関東大震災障害者救援本部
http://www.j-il.jp/movie/

■解説
障害があるということは、災害時に普段以上のハンディとなる。
2011年3月11日の東日本大震災、未曾有の大災害の中、
障害を持つ人々に何が起きたのか?
福島県を中心に、被災した障害者とそこに関わる人々の証言をまとめた。
 障害ゆえに、地震や津波から身を守れず、
また必要な情報も得られない・・・。
「ここではとても生活できない」「周囲に迷惑をかけるから」と、
多くの障害 者が避難をあきらめざるを得なかった。
そうしたなかで避難所に入った障害者を待ち構えていたのは・・・。
 更には仮設住宅へ入居しても、そこでも大変な不自由が待って
いた。原発事故により市民の姿が消えた避難区域には、取り残さ
れた障害者が不安な日々を送っていた。大震災に翻弄される障害
者と、その実態調査・支援に奔走する人々の、困難の日々。
 住み慣れた土地を追われ、避難先で新たな生活を模索する時、
涙とともに故郷への思いがあふれる。
 マスメディアでは断片的にしか取り上げられない、被災地の障害者
を取り巻くさまざまな課題や問題点が浮かび上がる。

■予告編 
逃げ遅れる人々予告(バリアフリー版)


■日時
2016年5月26日(木)
18時30分/開場 19時/開始
終了予定時刻 20時50分

■上映会場
東京ボランティア・市民活動センター(03-3235-1171)
東京・飯田橋セントラルプラザ10階
東京都新宿区神楽河岸1-1
JR中央線・地下鉄飯田橋駅下車 徒歩1分

■参加費:500円(介助者は無料・予約不要)

■問合せ:ビデオアクト上映プロジェクト
Eメール:jyouei@videoact.jp
(電話:045-228-7996 [ローポジション気付] )




posted by VIDEO ACT! スタッフ at 23:59| VIDEO ACT! 主催 上映会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年04月13日

『ニッポン・戦争・私 2015』完成上映会 報告文

2015年11月10日、『ニッポン・戦争・私 2015』の上映会が行われた。

ビデオアクトでは、3分間の動画を募集して応募された全作品を1本につなげて上映するというオムニバス映像企画を、1999年以来数回にわたり行ってきた。

募集された作品は、誰がつくったどんな内容の作品であっても無審査で上映される。だから、観る人にとっては、面白いと思う作品も、退屈だと感じる作品も、考えさせられる作品も、意味不明だと感じる作品も、共感する作品も、稚拙だと捉えられる作品も、全部見せられる事になる。

3分間の作品を一挙に上映するが、次に何が出てくるかはわからない「闇鍋」的な面白さがある。「こんなのは観てられない」と思った作品も3分間ガマンすれば終わって、まったく別の次の作品になる。多彩な視点でつくられた作品を一挙に上映する事で、そこから見えてくるものもある。上映後に感想を聞くと、やはり人によってそれぞれの作品に対する受け止め方は違っている。そんな楽しみ方ができる企画だ。

今回、2年ぶりに行う事にしたのは、安倍内閣による安保関連法案が提出され、スタッフの間にも危機感があったからだ。結果的に多くの人が反対の声を挙げたにもかかわらず、採決とは呼べないような強引な手法で、安保法案は成立した。

応募されて集まった作品は、やはり安保法案に反対する人々の動きを撮影したものも多かった。いま、振り返って観る意義もあるし、無かったことにしてはいけない出来事だろう。

安保法案に関連した作品以外では、劇映画を志している人たちの作品も集まった。社会運動・市民運動に関心があったり参加している人たちだけではなく、こうした幅広い層の人たちに参加してもらえるのも「映像作品の募集」という企画ならではだと思う。

また、自分の肉親の戦争体験などを取材した作品も、いつも以上に多かった。戦争体験を持っている人たちが高齢化し「いま、記録として残しておかねば」と思っている人が少なくないのだろう。

上映後は「観客賞」も決まった。選ばれたのは、青野恵美子さんの『さいごの言葉』という作品だった。社会運動に関心がある人や、ドキュメンタリー系の映像をつくっている人たちにとっては、身につまされる作品だった。

NHKも取材に来ていて番組で紹介された。テレビ局の現場にも、「戦争」や「安保」といった問題をなんらの切り口で紹介したいという想いを持っている人がいるのだと思う。

『ニッポン・戦争・私 2015』に応募された作品群は、DVDとしても頒布されている。上映権付き1000円という価格なので、自由に上映会などを行う事ができる。映像という敷居の低い切り口の接点で、観た人たちどうしで感想を述べ合うなどの使い方もできると思う。
(報告文:小林アツシ)

『ニッポン・戦争・私 2015』DVD.jpg
●DVDの案内はこちら。
http://www.videoact-shop.com/2016/723

●これまでの3分間動画のDVDはこちら。
http://www.videoact-shop.com/?search-class=DB_CustomSearch_Widget-db_customsearch_widget&widget_number=preset-2&cs--0=%E3%83%93%E3%83%87%E3%82%AA%E3%82%A2%E3%82%AF%E3%83%88&search=%E6%A4%9C%E7%B4%A2
 

posted by VIDEO ACT! スタッフ at 18:39| VIDEO ACT! 主催 上映会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年04月11日

第78回 VIDEO ACT! 上映会〜新田進特集2「沖縄・基地案内」 報告文

3月29日、「新田進特集2『沖縄・基地案内』」と名付けた上映会を行った。昨年の2015年8月に開催した新田さんの特集につづく第2回目。今回は、彼の沖縄取材の集大成的作品といわれる『沖縄・基地案内−未来をみつめ闘う島 』を上映した。参加者は約30名だった。

本作品の監督である新田進さんは、活動家であり、映像作家だった。新田さんは、昨年2014年11月11日、日比谷公園で焼身自死された。公園のベンチには、安倍内閣による集団的自衛権行使容認「7.1」閣議決定と、これらと結びついた沖縄県辺野古と高江の基地建設に対する抗議文が張り付けてあったという。上映会のこの日は、奇しくも安保法施行の日だった。この日の国会前デモには3万7000人(主催者発表)が集まったそうだ。

Still0127_00001.jpg

『沖縄・基地案内−未来をみつめ闘う島 』は1999年の作品だ。沖縄戦米軍上陸時のアーカイブ映像からはじまり、1995年秋の米兵による少女暴行事件に端を発し、8万5000人が集まり開催された「10.21県民総決起大会」。そして、1999年6月の「米軍用地特別措置法」再改悪へ至る約3年半が記録されている。今となっては貴重な記録である、沖縄県収用委員会公開討論審理での市民の発言や、立ち上がった沖縄の女性たちの「最初は子どもを(デモに)つれて行くのは怖いなと思ったけれど、子どもにも現実を見せることができる。自分にできるはそれしか思いつかなかった」など言葉が胸をうった。また、東富士における自衛隊と米軍の共同実弾射撃訓練の報道規制を伝えるシーンは、2016年現在のニュース映像を見ている気分になった。

Still0127_00010.jpg

普段、公務員として都内で働いていた新田さん。普段仕事をしながらこれだけの沖縄取材を実行し、映像作品として残していくことは、さぞ大変だったろうなと思う。現在のように、誰もがインターネットで情報を得られる時代じゃない。沖縄で起こっていることを、映像で記録し伝えておく。その熱がじんわりと伝わった。

ところで、今回の上映が決まったのは偶然だった。新田進さんの映像作品を管理している小川町シネクラブから、本作品DVDコピーの依頼を私が受けたのがきっかけだった。コピーを終え、確認のためプレビューしていると、映像の後半部へ進行するにつれて、思わず見入ってしまったのだ。まるで監督の新田さんに「上映してくれ」と頼まれた気がしてきて、慌てて小川町シネクラブへ上映の問合せをした次第だ。上映後、参加できなかった方からも「再度上映を」という問合せをいただいた。上映については小川町シネクラブへお問合せください。

Still0127_00004.jpg

以下は、ネタバレ注意です。

作品のラストは、集会の舞台発言だ。その言葉は、まるで新田さんの「遺言」のように思えてならないので、
ここに記しておきたい。一坪反戦地主会代表世話人 金城睦弁護士(2014年10月9日ご逝去)の言葉だ。

Still0411_00000.jpg

「日本という国が、自らの軍隊を持って戦争に参加する。戦争そのものを行うという、大変な曲がり角に到着しています。そのための法律が、こともあろうに国民代表の衆議院ですでに可決され、同じく良識の府といわれる参議院でも間もなく可決されようとしているという情報が、先ほど伝えられました。考えても、考えられないほどの事態ではないでしょうか。そのようなことを日本国民は唯々諾々と許すのでしょうか」

「そういうことをする国会議員は、我々日本国民の代表とは認めたくない。しかし現在、残念ながら我々の力が弱い。弱くても我々は、ずっとやるべきことをやってきた。戦後50年余り、様々な戦争へのたくらみが企てられる中で、世界第2位と言えるほどの大軍隊ができあがっていますけれども、まだ戦争はしていない。これからしようとしているけれども」

「たとえそのための法律ができても、法律という道具があっても、自衛隊という軍隊があっても、国民は、戦争そのものは絶対に許さないという全力を尽くした闘いをするならば、この法律も形骸化することができる。
軍隊を出動させないことが、できるでありましょう。その時々のやるべきことは、とことんやり尽くす。今、生きている人間として」

報告文 土屋トカチ
posted by VIDEO ACT! スタッフ at 14:24| VIDEO ACT! 主催 上映会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年03月29日

第78回 VIDEO ACT! 上映会 〜新田進 特集2「沖縄・基地案内」〜

==============================
■ 第78回 VIDEO ACT! 上映会 ■
〜新田進 特集2 「沖縄・基地案内」〜

上映作品『沖縄・基地案内−未来をみつめ闘う島 』(1999年/90分/企画・演出:新田進)
http://www.videoact.jp
http://videoact.seesaa.net/
==============================

■2016年3月29日(火)19時より

Still0127_00004.jpg

2014年11月11日、日比谷公園で男性が焼身自死した。
公園のベンチには、安倍内閣による集団的自衛権行使容認「7.1」閣議決定と、
これらと結びついた沖縄県辺野古と高江の基地建設に対する抗議文が張り付けてあった。
男性の名前は、新田進。平和運動・労働運動を積極的に行い、映像作品を数多く残した。

ビデオアクトでは、昨年2015年8月に新田進さんををしのび、
上映会を行った。
今回は、彼の沖縄取材の集大成的作品といわれる
『沖縄・基地案内−未来をみつめ闘う島 』を上映する。

Still0127_00001.jpg

【上映作品】
『沖縄・基地案内−未来をみつめ闘う島 』(1999年/90分)
企画・演出:新田進
語り: 木内稔
撮影:枝川敏夫・小林明・木嶋正・新開努・新田進
音楽:まよなかしんや (CD 「沖縄ぬけーし風」より「忘ららん」「チビチリガマ」)
編集協力:エムケー企画
協力:違憲共闘会議/反戦地主会/一坪反戦地主会
制作:小川町シネクラブ
http://www.ogawamachicineclub.jpn.org/

■解説
1995年秋の少女暴行事件に端を発し、8万5000人を集めた
「10.21県民総決起大会」の開催から、1999年6月の「米軍
用地特別措置法」再改悪にいたる約3年半を記録。 沖縄県
収用委員会による11回の公開審理と反戦地主へのインタビ
ュー、 沖縄の女性たちの反基地闘争への起ち上がり、 東
富士での実弾射撃訓練抗議行動などを通じて、 反戦地主
を先頭とする沖縄県民あげての<第三の島ぐるみ闘争>を
描き出す。 あわせて、名護サミットの開催と市民投票での
反対の意思表示を覆して強行されようとしている普天間基地
の移転問題の犯罪性を暴き出す。
いま見直すべき、辺野古新基地建設問題を記録した貴重な作品。

Still0127_00010.jpg

■日時
2016年3月29日(火)
18時30分/開場 19時/開始
終了予定時刻 20時50分

■上映会場
東京ボランティア・市民活動センター(03-3235-1171)
東京・飯田橋セントラルプラザ10階
東京都新宿区神楽河岸1-1
JR中央線・地下鉄飯田橋駅下車 徒歩1分

■参加費:500円(介助者は無料・予約不要)

■問合せ:ビデオアクト上映プロジェクト
Eメール:jyouei@videoact.jp
(電話:045-228-7996 [ローポジション気付] )

Still0127_00008.jpg
posted by VIDEO ACT! スタッフ at 23:59| VIDEO ACT! 主催 上映会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年02月02日

第77回 VIDEO ACT! 上映会〜裁判所vsオヤジ〜 報告文

第77回 VIDEO ACT! 上映会〜裁判所vsオヤジ〜 報告文
本田孝義
 
 
 1月28日、“裁判所VSオヤジ”と題して『裁判所前の男』(2015年/65分/監督:松原明 制作:ビデオプレス)を上映した。参加者は約30名。
 まず、私事から始めることをご容赦いただきたい。私は1993年頃から2006年頃まで、よく、裁判の傍聴に行っていた。ある時から、東京地裁前の路上で何やら拡声器で訴えている人をよく見かけるようになった。それが本作の主人公・大高正二さんだった。大高さんは「裁判官は証拠資料をちゃんと読め」「裁判官の数を増やせ」「撮影・録音の自由を」など、ごくまっとうな訴えをされていた。本作の冒頭はこうした大高さんの姿を映している。時期は私が裁判所に行かなくなった2007年の様子だ。

裁判所前の男01.jpg

 不覚にも、それから大高さんに大変なことが起きた、というのは知らなかった。2008年11月、裁判所に録音機を持って入ろうとしたところ、職員に取り囲まれ、職員が勝手に尻餅をついて公務執行妨害で逮捕。(23日間の拘留)。2010年8月10日、ある裁判を傍聴した大高さんは、裁判終了後、警備員に取り囲まれ「所持を禁止した携帯電話を持っていた」として裁判所外に強制退去。この事件で、本作製作者の松原明さんは当事者になってしまった。というのも、大高さんは目をつけられていたこともあり、裁判所に入る前に松原さんに携帯電話を預け、裁判所内で受け取っていたからだ。そして奇妙なことにここで事件は終わらなかった。約3ヶ月後の11月2日、大高さんは公務執行妨害・傷害容疑で逮捕されてしまう。8月10日、裁判所南門から強制退去させられた時に、守衛の頭を門扉越しに殴った、とされたのだ。そんなことが不可能なことは、弁護士が再現して明らかにしている映像が本作中にも出てくる。大高さんは、8月10日の強制退去の際、怪我をしたことから、その後、丸の内署の前で裁判所の暴力を捜査するように訴えていたことから丸の内署が裁判所に被害届けを出させて、11月2日の逮捕になったらしい。
 こうして事件の概要を書くと、大高さんはいかにも反権力の闘士のように思われるかもしれないが、本人は飄々としている。そのギャップがなんとも可笑しい。上映会後の打ち上げでは、もっと大高さんの面白みを膨らませた編集にしてはどうか、という声があったほどだ。

裁判所前の男03.jpg
 
 
 2011年5月11日から大高さんの裁判が始まるが、その法廷も異様だった。傍聴者より廷吏が多いような厳重に管理された東京地裁429号警備法廷。法廷で少し文句を言っただけで大高さんも強制退去。
 一体、裁判所は何を恐れているのだろう。本作で浮かび上がってくるのは、裁判所が裁判所の実態を外部の人に知られることを極端に嫌っている、ということだ。裁判は誰でも傍聴ができ、市民に開かれていることが建前だ。市民参加を名目に始まったのが裁判員裁判のはずだった。しかしながら、裁判所内では相変わらず撮影・録音は禁止。オウム裁判が始まった時に導入された金属探知機も、オウム裁判集結後も撤去されていない。朴訥とした大高さんの訴えを聞いていると、裁判所はちゃんと市民と対等に向き合って欲しい、という真っ当なものだということが分かる。
 大高さんが訴えられた裁判も、最高裁まで上告したが棄却されてしまった。

IMG_1849.JPG

 上映後、製作者の松原明さん、主人公の大高正二さんを交えて、トークとディスカッションが行われた。映画では十分触れられなかった事件の詳細も補足された。大高さんは最後に、裁判所をどう思ったかを素直に表現して欲しい、と語られたのが印象的だった。国は司法・行政・立法で成り立つが、一般の人に一番馴染みがないのが司法かもしれない。そして一番閉鎖的なのも司法だろう。間違っていると思うことを間違っていると言い続ける大高正二さんの姿を捉えた本作は、そうした閉鎖的な司法に小さな穴を開けることに繋がるに違いない。

IMG_1846.JPG



posted by VIDEO ACT! スタッフ at 12:40| VIDEO ACT! 主催 上映会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年01月28日

第77回VIDEO ACT!上映会 〜裁判所vsオヤジ〜

==============================
■ 第77回 VIDEO ACT! 上映会 ■
〜裁判所vsオヤジ〜
上映作品
『裁判所前の男』(2015年/65分/監督:松原明 制作:ビデオプレス)
http://www.videoact.jp
http://videoact.seesaa.net/
==============================

裁判所前の男01.jpg

■2016年1月28日(木)19時より
裁判所批判を続ける大正二さんのドキュメンタリー。
「裁判官は証拠資料をちゃんと読め」「裁判官の数を増やせ」
「撮影・録音の自由を」など、ごくまっとうの訴えを裁判所前で
連日行ってきた大さん。2007年から2013年の7年間を追う。

■解説
『裁判所前の男』(2015年/65分/日本)
監督・撮影・編集:松原明 制作:ビデオプレス
『裁判所前の男』公式ページ 

「裁判官は証拠資料をちゃんと読め」「裁判官の数を増やせ」
「撮影・録音の自由を」など、まっとうな訴えを裁判所前で
連日行ってきた大さんは、裁判所にとって「目の上のタンコブ」だった。
2010年、大さんは裁判所内にカメラ付きケータイを
持ち込んだことを理由に強制退去させられる。
その際、守衛を殴ったという理由で「公務執行妨害、傷害」罪で
逮捕される。本人は事実無根と否定するが、3年近く勾留された。
国家権力が「もの言う人間」をひねりつぶそうとしたのです。
果たしてその事件の真相は?
公判が行われた「恐怖の429号警備法廷」の実態は?
知られることのなかった裁判所の闇が浮かび上がる。

裁判所前の男03.jpg

■日時
2016年1月28日(木)
18時30分/開場 19時/開始
上映後、監督の松原明さんと主人公・大正二さんを交えたトーク&ディスカッション有。
終了予定時刻 20時50分

■上映会場
東京ボランティア・市民活動センター(03-3235-1171)
東京・飯田橋セントラルプラザ10階
東京都新宿区神楽河岸1-1
JR中央線・地下鉄飯田橋駅下車 徒歩1分

■参加費:500円(介助者は無料・予約不要)

■問合せ:ビデオアクト上映プロジェクト
Eメール:jyouei@videoact.jp
(電話:045-228-7996 [ローポジション気付] )

裁判所前の男02.jpg

posted by VIDEO ACT! スタッフ at 23:59| VIDEO ACT! 主催 上映会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年12月28日

第74回 VIDEO ACT! 上映会〜下北沢の再開発〜報告文

第74回 VIDEO ACT! 上映会〜下北沢の再開発〜報告文
本田孝義

諸般の事情で報告文が掲載されていなかった、第74回 VIDEO ACT! 上映会の報告文を掲載致します。
本年(2015年)3月26日、下北沢の再開発と題して『下北沢で生きる 〜SHIMOKITA 2003-2014〜』(2014年/日本/87分/監督・撮影・編集  斎藤真由美)を上映しました。参加者は約35名。小田急線が地下化され、それに伴い下北沢駅周辺の再開発が進みつつある。本作は、この再開発に反対する人たちの動きや、下北沢への思いを見つめた作品。下北沢といえば、若者の街、演劇・音楽の街として知られるように、本作にも著名な方々が多数登場する。一口に再開発反対、と言っても、その運動は文化運動とも言うべき多彩な広がりを持っていることがわかる。同時に、下北沢の街には昔から店を出している人も多く、そうした人たちがどんな思いで下北沢で暮らしてきたかも描かれる。ドキュメンタリーとして見た場合、少しまとまりに欠けるかな、と思いながら見ていたが、次第にこのまとまりのなさ、様々な要素がごちゃごちゃと絡み合っている事自体が、下北沢という街の雰囲気と合っているように思え、本作の魅力にもなっていることに気づいた。
通常、VIDEO ACT!の上映会では、60分前後で上映し、その後ゆっくり製作者とのディスカッション時間を設けているのだが、本作は上映時間が87分だったので、あまりディスカッションの時間が取れなかった。それでも、短い時間ながら監督の斎藤真由美さんから製作の背景を聞き、観客から質問や感想を聞くことが出来た。

※『下北沢で生きる 〜SHIMOKITA 2003-2014〜』はVIDEO ACT!のweb shopでDVDを販売しています。下記サイトをご覧下さい。
http://www.videoact-shop.com/2014/309

posted by VIDEO ACT! スタッフ at 09:09| VIDEO ACT! 主催 上映会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年11月10日

『ニッポン・戦争・私 2015』完成上映会

============================================================
特別企画『ニッポン・戦争・私 2015』
〜「戦争」をテーマとした3分間の映像をオムニバス上映
============================================================

ビデオアクトでは、「戦争」「憲法」「自由」「3.11」など
様々なテーマで、3分間のオムニバス映像企画を実践してきました。
2015年は、あの大戦から70年という節目の年でもあります。
安保法制関連法案が可決された世情も鑑み、
テーマを「戦争」とした3分間の映像作品を募集しました。
全部で22作品が集まりました。
11月10日に、完成上映会を行います。

NSWjyoei2015_omote01@.jpg

■企画参加者(敬称略・順不同)
湯本雅典/金成日/成瀬都香/正木斗周/望月葉子
松原明/中田文/青野恵美子/古賀加奈子/中井信介
三田玲子/堀切さとみ/佐々木健/山岡瑞子/4310
小西晴子/柚木公奈/常田高志/本田孝義/土屋豊/
小林アツシ/土屋トカチ

過去には、1999年、2002年、2003年と3度にわたり実践してきた『ニッポン・戦争・私』。
http://www.videoact.jp/3min/menu.html
ビデオアクトのオムニバス映像企画の原点に立ち返ります。
応募していただいた作品は、すべて無審査で上映します。
上映会終了後、ネット配信やDVDの頒布も予定しています。

■日時
2015年11月10日(火)
18時30分/開場 19時/開始
終了予定時刻 20時50分

■上映会場
東京ボランティア・市民活動センター(03-3235-1171)
東京・飯田橋セントラルプラザ10階
東京都新宿区神楽河岸1-1
JR中央線・地下鉄飯田橋駅下車 徒歩1分

■参加費:500円(介助者は無料・予約不要)
*本作への映像提供者も入場無料。

■問合せ:ビデオアクト
Eメール:jyouei@videoact.jp
(電話:045-228-7996 [ローポジション気付] )
posted by VIDEO ACT! スタッフ at 23:59| VIDEO ACT! 主催 上映会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年08月21日

第76回VIDEO ACT!上映会 〜新田進 特集〜 報告文

8月12日、「新田進特集」と名付けた上映会を行った。新田さんをよく知らない方には不親切なサブタイトルかもしれないが、これ以外の言葉は付けられなかった。上映作品は『海上基地はいらない ドキュメントビデオ名護』と『過労死』の2本。来場者数は約60名だった。ビデオアクトとしては、年始からあたためてきた企画だったので、たくさん集まっていただいたことはとても嬉しい。お盆前のお忙しい時期にも関わらず足を運んでいただいた皆さまに、まずは御礼を言いたい。ありがとうございました。

DSC02915_.jpg


今回の2作品の監督である新田進さんは、活動家であり、映像作家だった。ビデオアクトのカタログへ作品を登録してくれていたし、新田さんの作品をビデオアクト上映会で何度か上映させてもらった。上映会へ何度も参加してくれた。その新田さんは、昨年2014年11月11日、日比谷公園で焼身自死された。公園のベンチには、安倍内閣による集団的自衛権行使容認「7.1」閣議決定と、これらと結びついた沖縄県辺野古と高江の基地建設に対する抗議文が張り付けてあったという。愛用のビデオカメラは自身へ向けてセットされていたそうだ。

VAactvRGB.jpg


2015年より、新田進さんの映像作品を管理している小川町シネクラブへ相談し、今回の上映会の企画を進めてきた。会場の都合で100分程度しか上映時間が取れないこともあり、上映作品は、抗議文でも触れられていた沖縄基地問題がテーマの『海上基地はいらない ドキュメントビデオ名護』と、新田さんが特に力を入れて取り組んでこられた労働問題から、初期の傑作『過労死』の2本を選んだ。

nago02.JPG


『海上基地はいらない ドキュメントビデオ名護』は、17年前、1998年制作の作品だ。普天間基地の代替え基地として計画が持ち上がった、沖縄県名護市辺野古における海上基地建設問題がテーマ。新基地建設の是非を問う名護市の住民投票が軸に取材されている。97年の住民投票では投票総数の54%以上が基地建設反対と結果となったが、比嘉鉄也名護市長(当時)の変節により、新基地建設を承諾してしまう過程が描かれる。それは、現在の「オール沖縄」での闘いへつながっている。18年前から民意として「新基地建設はいらない」表明されていることを、改めてつきつけられた。

karoshi04.JPG


『過労死』は、22年前、1993年制作で新田さんの初監督作品だ。過労死で家族を亡くしたご遺族へのインタビュー、過労で体に障害が残ってしまった方のリハビリに励む様子などが捉えられている。その他、過労死がなぜおきてしまうのか、そのメカニズムについても医者や弁護士によって解説されている。ご遺族へ寄り添い、言葉を丁寧にひろっている様子が特に印象に残った。

いつもは、制作者のトークと、お客さんを交えてのディスカッションの時間があるのだが、それはかなうはずもなく、数人のお客さんから感想をもらった。『過労死』の撮影を手伝ったビデオプレスの松原明さんは、「新田さんは、政治論文などもたくさん書いていたが、彼が一番やりたかったのは映像をつくることだった。今日このような形でみなさんに観てもらったのはとてもよかったと思う」と述べた。

居酒屋での2次会は12名が参加。生前の新田さんを知らない方も集い、感想を述べ合った。ジャーナリストの山口正紀さんは「ここ10年はいつも新田さんといて、ともに運動をやってきた。あんなかたちで亡くなるなんて思いもしなかった。もっと映像を作りたかったのだろうなと思う。やっと新田さんをふり返る会ができた。企画してくれてありがとう。」と感謝の言葉をいただいた。上映会を企画して、制作者以外の方に感謝されたのは初めてです。ありがとうございました。そして、新田進さん。ありがとうございました。 (報告文:土屋トカチ)

karoshi03.JPG


アンケートより抜粋
●新田さんを直接存じあげませんが、まったく古くなく、質が高く、正直驚きました。四半世紀を経た今、いろいろな面で悪化しているような状況に不安を抱きました。新田さんご本人がいらっしゃらない事が残念でなりません。

●昨年12月10日の世界人権デーの日に、日比谷公園の新田さんが抗議自死されたと思われる場所で、ささやかな追悼の集いを呼びかけました。たまたま新聞が取材をしていて、キャンドルナイトの様子が記事の中で紹介されました。少しでも新田さんの抗議の意志が抹殺されないよう願っての取り組みでした。今日はありがとうございます。

●98年、93年制作の映画を現在観ると、その前の10年、20年はどうだったのだろうと思い、歴史を思考する契機になった。あのころは自分も沖縄の実態など何も知らずに働いてばかりいた。

●辺野古の古い記録が見たくて参加しました。当時の雰囲気がよくわかって、大変興味深かったです。

●新田さんの他の作品も観たいですね。

●どちらもいい映画でした。素晴らしい作品を作った新田さんが、自ら命を絶ったことがとても残念です。

nago01.JPG


なお、今回上映した『海上基地はいらない ドキュメントビデオ名護』『過労死』および
新田進さんの作品は小川町シネクラブで購入可能です。

posted by VIDEO ACT! スタッフ at 15:55| VIDEO ACT! 主催 上映会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年08月12日

第76回VIDEO ACT!上映会 〜新田進 特集〜

==============================
第76回VIDEO ACT!上映会 〜新田進 特集〜
上映2作品
『海上基地はいらない ドキュメントビデオ名護』(1998年/38分/企画・演出:新田進)
『過労死』(1993年/56分/企画・撮影・演出:新田進)
http://www.videoact.jp
http://videoact.seesaa.net/
==============================
2015年8月12日(水)19時より

karoshi03.JPG

2014年11月11日、日比谷公園で男性が焼身自死した。
公園のベンチには、安倍内閣による集団的自衛権行使容認「7.1」閣議決定と、
これらと結びついた沖縄県辺野古と高江の基地建設に対する抗議文が張り付けてあった。
男性の名前は、新田進。平和運動・労働運動を積極的に行い、映像作品を数多く残した。
彼の死から9ヵ月。故人をしのび2作品を上映する。

【上映作品】
上映2作品
『海上基地はいらない ドキュメントビデオ名護』(1998年/38分/企画・演出:新田進)
『過労死』(1993年/56分/企画・撮影・演出:新田進)
制作:小川町シネクラブ
http://www.ogawamachicineclub.jpn.org/

■解説
『海上基地はいらない ドキュメントビデオ名護』(1998年/38分)
企画・演出:新田進

「10.21県民大会の記録」、「反戦地主」、「安保が見える」の前3作品を引き継ぐ、名護市民の海上基地建設反対の闘いの記録。ヘリ基地反対協などの協力を得て完成した。現在における、辺野古新基地建設問題の原点を記録した貴重な作品。

nago02.JPG

『過労死』(1993年/56分)
企画・撮影・演出:新田進 語り:高橋省二
協力:川人博、佐々木十九代、八木光恵、上畑鉄之丞、自治労公務災害認定問題研究連絡会
国鉄労働組合、佐世保市役所職員組合、ビデオプレス

日本では年間1万人以上の人が働き過ぎで死んで逝く。不況で過労死はなくならない。 あなたは大丈夫か?
「ブラック企業」「ブラックバイト」問題にも通じる点を、いち早く指摘していた作品。

karoshi04.JPG

■新田進さんによる抗議文
VAactvRGB.jpg

■日時
2015年8月12日(水)
18時30分/開場 19時/開始
終了予定時刻 20時50分

■上映会場
東京ボランティア・市民活動センター(03-3235-1171)
東京・飯田橋セントラルプラザ10階
東京都新宿区神楽河岸1-1
JR中央線・地下鉄飯田橋駅下車 徒歩1分

■参加費:500円(介助者は無料・予約不要)

■こくちーずページ
http://kokucheese.com/event/index/304375/

■問合せ:ビデオアクト上映プロジェクト
Eメール:jyouei@videoact.jp
(電話:045-228-7996 [ローポジション気付] )

nago01.JPG


posted by VIDEO ACT! スタッフ at 23:59| VIDEO ACT! 主催 上映会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年06月05日

第75回 VIDEO ACT!上映会〜辺野古・闘いの現場から〜報告文

第75回 VIDEO ACT!上映会〜辺野古・闘いの現場から〜報告文
本田孝義

 6月4日、『泥の花−名護市民・辺野古の記録−』(監督:輿石正)を上映した。参加者は35名だった。通常、ビデオアクトの上映会は上映は60分ぐらいで、製作者を呼び、トーク、ディスカッションの時間をたっぷり設けているのだが、今回は製作者の輿石さんが沖縄県名護市在住ということと、上映時間が90分と長いので、製作者のトーク、ディスカッションは設けることが出来なかった。それでも本作を上映したいと思ったのは、沖縄県での辺野古新基地建設の状況が切迫しており、名護市民の立場から撮られたこの作品をぜひ多くの方に見てもらいたいと思ったからだ。なお、本編上映前に、輿石さんからのメッセージを上映した。

Still1007_00029.bmp

 『泥の花』は、製作者の輿石さんが沖縄県名護市に住むようになってからこれまでのことを語って始まる。名護市での予備校経営者として、辺野古での新基地建設反対運動に参加してきた。2014年、海底ボーリング調査が始まるという前後、海上では小型船、カヌーによる抗議活動、キャンプ・シュワブゲート前では連日の抗議行動が行われている。海上では海上保安庁による監視・威嚇が日に日に激しさを増し、キャンプ・シュワブゲート前での沖縄県警による警備も厳しくなっていく様子がよくわかる。

Still1005_00032.bmp
 

 本作の大きな特徴は、辺野古新基地建設反対運動に繋がる、かつての住民運動を取り上げていることだ。それは辺野古沖からも見える、金武湾での石油備蓄基地建設反対運動だ。沖縄が日本へ復帰した1970年代、三菱石油による石油備蓄基地建設計画が金武湾で起きる。広大な面積の海を埋め立てる計画に住民から反対運動が湧き上がる。本作ではその時に製作されたドキュメンタリー映画『沖縄列伝』の一部が引用されている。(余談になるが、この映画のナレーションは松田優作であり、どういう経緯で彼がナレーションをすることに
なったのか、知りたいところだ)この運動の中で語られたスローガン、「海、大地、共同の力」はそのまま現在の辺野古新基地建設反対運動にも流れている、と輿石さんは語る。

Still1007_00003.bmp

 
 また、本作では米軍と日本の自衛隊が一体化しつつある状況も指し示す。
 かりゆしグループCEOの平良朝敬さん、名護市長の稲嶺進さんのインタビューを挟んで、これまで運動に関わり亡くなった方々への思いが語られる。そして、美しい辺野古を含む東海岸の海、島々の風景が映し出される。その後、辺野古新基地建設計画の概要が図で示されるのだが、この構成に製作者の思いを強く感じた。通常、こういう作品にあっては、理解しやすくするために、新基地建設の概要を先に伝えるものであるが、東海岸の美しい風景を見たあとにこの概要を見せられると、怒りがふつふつと湧いてくるのだ。
 本作は冒頭の米軍基地との境にあるフェンスから見上げた月から始まり、海や砂浜など印象的な風景、ゲート前の抗議活動を行うテントの様子など、何気ないカットに中に、製作者の愛おしさが滲んでいる。映像とは不思議なもので、撮した人の気持ちが乗り移ることがあるのだ。

Still1007_00020.bmp
 

 そして『泥の花』は知念良吉が歌う「泥の花」で幕を閉じる。
 今やっと少しづつではあるが、辺野古新基地建設の問題がやっと本土でも報道されるようになってきた。しかしまだまだ足りないと思う。名護市民としての思いを託した『泥の花−名護市民・辺野古の記録−』を多くの方に見て欲しい、と思う。
 なお、本作はVIDEO ACT!のWeb Shopでも販売していますので、ご購入をお勧めする
次第です。→ http://www.videoact-shop.com/2014/361
posted by VIDEO ACT! スタッフ at 11:16| VIDEO ACT! 主催 上映会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年06月04日

第75回 VIDEO ACT! 上映会 〜辺野古・闘いの現場から〜

==============================
■ 第75回 VIDEO ACT! 上映会 ■
〜辺野古・闘いの現場から〜
上映作品 『泥の花 −名護市民・辺野古の記録−』
(2014年/日本/90分) 監督: 輿石 正
http://www.videoact.jp
http://videoact.seesaa.net/
==============================

■2015年6月4日(木)19時より

Still1007_00029.bmp

沖縄名護発・ドキュメンタリー映画。
日本本土と沖縄、その構造的差別をうつ。
沖縄の住民運動の底流に流れるのは何か。

【上映作品】
『泥の花 −名護市民・辺野古の記録−』(2014年/日本/90分)

監督:輿石 正 
主題歌:「泥の花」知念良吉 
制作:じんぶん企画

Still1005_00032.bmp

■解説
辺野古でのキャンプ・シュワブゲート前での抗議活動、
海上でのカヌー隊による抗議活動は今も続いている。
戦争をくぐりぬけてきたお年寄りや、学生、県外からかけつけた人など、
様々な人々が様々な形で武器をもたない生身の体で、
「生存権」をかけた闘いを続けている。

約40年前に、辺野古の海の近くの金武湾を埋め立てて、
巨大な石油化学コンビナート(CTS)を作る計画があった。
母なる海を守るために立ちあがった「金武湾を守る会」は、
沖縄の住民運動の原点であると言える。
「自分の命は自分で守る」、「一人一人が代表」、「共同の力」など、
沖縄が翻弄されながらもつかみとったものの上に、今の辺野古の闘いがある。

辺野古の海を含む沖縄本島東海岸からは、
自衛隊と米軍との密接なつながりと、
「戦争のできる国」づくりを猛烈にすすめる
日本の姿が見える。

■予告編


■日時
2015年6月4日(木)
18時30分/開場 19時/開始
上映後、監督の輿石 正さんからのビデオメッセージ上映有。
終了予定時刻 20時50分

■上映会場
東京ボランティア・市民活動センター(03-3235-1171)
東京・飯田橋セントラルプラザ10階
東京都新宿区神楽河岸1-1
JR中央線・地下鉄飯田橋駅下車 徒歩1分

■参加費:500円(介助者は無料・予約不要)

■問合せ:ビデオアクト上映プロジェクト
Eメール:jyouei@videoact.jp
(電話:045-228-7996 [ローポジション気付] )

Still1007_00003.bmp

Still1007_00020.bmp

posted by VIDEO ACT! スタッフ at 23:59| VIDEO ACT! 主催 上映会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年03月26日

第74回VIDEO ACT!上映会 〜下北沢の再開発〜

==============================
■ 第74回 VIDEO ACT! 上映会 ■
〜下北沢の再開発〜
上映作品『下北沢で生きる 〜SHIMOKITA 2003-2014〜』
(2014年/日本/87分) 監督・撮影・編集  斎藤真由美
http://www.videoact.jp
http://videoact.seesaa.net/
==============================

■2015年3月26日(木)19時より
下北沢独立宣言する。〜いつかの日のために〜

「下北沢で生きる」メイン写真t.jpg

小田急線地下化の今、2,2kmの跡地はどうなる?
最大幅26mの新規道路計画と駅前広場(ロータリー)計画の行方は?!
再開発に渦巻く下北沢を捉えた、12年間を見つめるドキュメンタリー。

【上映作品】
『下北沢で生きる 〜SHIMOKITA 2003-2014〜』(2014年/日本/87分) 
監督・撮影・編集  斎藤真由美
語り  柄本 祐
朗読 よしもとばなな「歩くこと」(よしもとばなな+七尾旅人)
撮影 小原真史(ライカで下北沢/荒木経惟)/今泉秀夫/木村和穂/石崎俊一
写真 荒木経惟(ライカで下北沢)/yamasing/矢郷桃/小林正美
音楽 河野義家
録音 岩渕聡
整音 青木秀由基(ノーマライズ)
宣伝美術 真舘嘉浩(WATERS/ORGASMO)
協力 Mother、彩季苑、LADY JANE、Le Grand Ecart、ザ・スズナリ、下北沢を愛する人々
企画製作 『下北沢で生きる』製作委員会
製作 SHIMOKITA VOICE 実行委員会

下北沢で生きる 荒木.jpg

■解説
若者の街、演劇の街として知られる東京、下北沢。2013年3月に小田急線が地下化して、
開かずの踏切はなくなった。だがその陰で、街を横切る大きな道路計画が進行中だ。
賛成派と反対派に二分される街。広大な駅前広場の予定地では、戦後の闇市から残る
食品市場の大半が閉店に追い込まれ、風前の灯となっている。道路事業差し止めを求める
裁判が続くなか、線路跡地沿いにある民家の前には、いきなり4mもの高さのコンクリート壁が立つ。
小田急電鉄や行政を相手に、住民は自らの生活や街の文化をどこまで守れるのか・・・。

■出演
河野義家(シモキタ案内人/ミュージシャン) 東方力丸(シモキタ案内人/漫読家)
廣田 裕(AMERICA-YA) 志村高一(志村商店) 仁尾 貢(三好野)
内間正善(かよい船) 伊藤治久(Cafe KICK) 松浦さか江 松浦靖之

金子健太郎(下北沢あずま通り商店街会長/金子ボクシングジム)
吉田圀吉(元下北沢南口商店街振興組合理事長) 保坂展人(世田谷区長)
東郷尚久(元世田谷区都市計画審議会会長) 荒木経惟(写真家)
本多一夫(本多劇場グループ会長) 渡辺えり(女優) 平松昭子(イラストレーター)
小川たまか(下北沢経済新聞副編集長) 和気 優(農民カフェ)
野田治彦(ザ・スズナリ舞台部) 志田 歩(ミュージシャン/ライター) 

おおたか静流 Les cocottes TWO-STRUMMER 立川志の輔
リリー・フランキー+上田 禎 黒田征太郎×中村達也×田中泯
原マスミ+近藤達郎 立川談四楼 伊藤多喜雄バンド

石本伸晃(シモキタ訴訟弁護団/コモン法律事務所)
原田 学(まもれシモキタ!行政訴訟の会代表)
下平憲治(Save The下北沢代表/ネバーネバーランド)
金子賢三(Save The下北沢元共同代表/建築士)
大木雄高(下北沢商業者協議会代表/レディ・ジェーン)

下北沢で生きる 2006デモ.jpeg

■日時
2015年3月26日(木)
18時30分/開場 19時/開始
上映後、監督の 斎藤真由美さんを交えてトーク&ディスカッション有。
終了予定時刻 20時50分

■上映会場
東京ボランティア・市民活動センター(03-3235-1171)
東京・飯田橋セントラルプラザ10階
東京都新宿区神楽河岸1-1
JR中央線・地下鉄飯田橋駅下車 徒歩1分

■参加費:500円(介助者は無料・予約不要)

■問合せ:ビデオアクト上映プロジェクト
Eメール:jyouei@videoact.jp
(電話:045-228-7996 [ローポジション気付] )

下北沢で生きる 松浦.jpeg

posted by VIDEO ACT! スタッフ at 23:59| VIDEO ACT! 主催 上映会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年01月31日

【報告文】第73回ビデオアクト上映会〜日本軍による性暴力被害〜

上映作品
『生きている間に語りたかった〜元「慰安婦」6人の証言〜』 企画・取材・構成:ビデオプレス
『大娘(ダーニャン)たちの闘いは続く〜日本軍性暴力パネル展のあゆみ〜』 監督:池田恵理子


 1月27日、「日本軍による性暴力被害」と題された73回目のビデオアクト上映会が開催された。上映作品は、『生きている間に語りたかった〜元「慰安婦」6人の証言〜』と『大娘(ダーニャン)たちの闘いは続く〜日本軍性暴力パネル展のあゆみ〜』。ゲストには制作者の松原明さんと池田恵理子さんにお越し頂いた。お二人とも1998年のビデオアクト設立当時から様々な面で協力して頂いているビデオアクティビストの大先輩だ。

 「問い合わせの電話が一本もない…」と心配されていた参加者の数だが、蓋を開けてみれば60人近く。これまでの上映会のベスト10に入るくらいの人数だった。上映会前日26日には”慰安婦”に関する報道で「国民の名誉が傷つけられた」として朝日新聞が歴史修正主義者たちに提訴された。敗戦後70年の今年、慰安婦の軍関与を認めた「河野談話」を見直す動きが安倍政権下で画策されているという話もある。息苦しい世の中だ。60人集まっても全く不思議ではない。

 上映は『生きている間に語りたかった』から始まった。1992 年12月に開催された「日本の戦後補償に関する国際公聴会」での元慰安婦の方々の証言を軸に再編集した2014年バージョンだ。韓国、北朝鮮、中国、台湾、オランダ、フィリピンから来日した6人の女性たちが語る「自分の身に起こったこと」は深く私の心に突き刺さった。そして、映像の持つ底力を再認識した。

 10代の、まだ恋とか愛の肌触りを知らない少女がわけがわからないまま取り押さえられ、レイプされる。それがどのような恐怖なのか、本当のところは私にはわからないと思う。しかし、彼女たちが「レイプされた」という言葉を絞り出す時のその表情を見れば、それがどのような体験であったかを胸が張り裂けるくらい想像することができる。映像で残すことは、やはりとても大事な仕事だと痛感した。

 続いて『大娘(ダーニャン)たちの闘いは続く』が上映された。2009年から現在に至るまで、中国各地で開かれている日本軍の性暴力を受けた女性たちの被害と闘いを伝えるパネル展の経緯を丁寧に辿った作品だ。先に上映された『生きている間に語りたかった』に登場する女性もこの作品の中で元気な姿を見せてくれていた。そうだ。闘いは続いているのだ。そして、この作品を作られた池田恵理子さんの闘いも20年近く続いてる。彼女は”慰安婦”に関わる作品をこれまでに何本作ったのだろうか?

 作品の中で印象的だったのは、若い人たちの積極的な姿勢だった。彼女や彼らは、事実を知りそれがねじ曲げられないように闘いを受け継ごうとしている。その力強さが心に残った。

 上映終了後はいつものようにディスカッションが始まった。「この作品を本当に観なきゃいけない政治家たちは観てるのか?」、「上映会の招待状を送っているが来てくれない」、「YouTubeで見せればいい」、「今の自粛ムードは異様だ」、「大学で教えられない」、「自治体の施設で講演会ができない」、「でも、”表現の不自由展”は人がいっぱいだ」、「戦争前夜を実感してる人は多い」、「絶対にはね返せる」などなど、いろんな意見が飛び交った。

 『生きている間に語りたかった』に登場する女性たちのうち、今でもご存命なのはお一人だけだという。両作品に登場する中国の万愛花さんの最期の言葉は「事実を伝えて欲しい。闘いを放棄しないで欲しい」だったと池田さんが教えてくれた。闘いを受け継がなければならない。
(土屋 豊)

150127.JPG

★『生きている間に語りたかった〜元「慰安婦」6人の証言〜』は、下記で観られます。
https://www.youtube.com/watch?v=4oqxlBJYhA0&feature=youtu.be

★『大娘(ダーニャン)たちの闘いは続く〜日本軍性暴力パネル展のあゆみ〜』は、下記で販売しています。
http://www.videoact-shop.com/2014/495
posted by VIDEO ACT! スタッフ at 01:27| VIDEO ACT! 主催 上映会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年01月27日

第73回VIDEO ACT! 上映会 〜日本軍による性暴力被害〜

==============================
■ 第73回 VIDEO ACT! 上映会 ■
〜日本軍による性暴力被害〜
http://www.videoact.jp
http://videoact.seesaa.net/
==============================
■2015年1月27日(火)19時より


アジア太平洋戦争から70年。
安倍政権の下、慰安婦の軍関与を認めた「河野談話」の見直しが言われている今、
日本軍の性暴力被害に関する映像作品、2本を上映する。

【上映作品】
『生きている間に語りたかった〜元「慰安婦」6人の証言〜』(1993年・2014年改訂/日本/30分)
『大娘(ダーニャン)たちの闘いは続く〜日本軍性暴力パネル展のあゆみ〜』(2013年/日本/29分)

Still1217_00005.jpg

(1) 『生きている間に語りたかった〜元「慰安婦」6人の証言〜』
(1993年・2014年改訂/日本/30分)
企画・取材・構成:ビデオプレス

■解説
1992 年12月9日に東京で開催された「日本の戦後補償に関する国際公聴会」。
ここに各国の戦争被害者が集まり、日本軍の戦争犯罪が明らかにされた。
本作品は、とくに元慰安婦6人の実態を証言を軸に再編集した。
証言者は、姜順愛(韓国)・金英実(北朝鮮)・万愛花(中国)・匿名(台湾)・
ジャンヌオヘルネ(オランダ)・ロサヘンソン(フィリピン)の6名。

Still1217_00000.jpg

(2)『大娘(ダーニャン)たちの闘いは続く〜日本軍性暴力パネル展のあゆみ〜』
(2013年/日本/29分)
撮影・編集・構成:池田理恵子
編集:新井ちひろ
語り:坂田和子
制作・著作:ビデオ塾
企画・協力:日本軍性暴力パネル

■解説
アジア太平洋戦争中に日本軍の性暴力を受けた中国人女性の被害者と、
彼女たちの闘いを描くパネル展が、中国各地で開かれている。
パネル展を通して大娘(ダーニャン:山西語で「おばあさん」)たちの闘いと人生が、
中国の人々に共感を持って広がっていく過程と、それを受け止めて変わっていく大娘や
家族・遺族たち。日本・中国の市民交流を描く。

vj-22.jpg

■日時
2015年1月27日(火)
18時30分/開場 19時/開始
上映後、制作者のビデオプレス、ビデオ塾からのゲストを交えてトーク&ディスカッション有。
終了予定時刻 20時50分

■上映会場
東京ボランティア・市民活動センター(03-3235-1171)
東京・飯田橋セントラルプラザ10階
東京都新宿区神楽河岸1-1
JR中央線・地下鉄飯田橋駅下車 徒歩1分

■参加費:500円(介助者は無料・予約不要)

■問合せ:ビデオアクト上映プロジェクト
Eメール:jyouei@videoact.jp
(電話:045-228-7996 [ローポジション気付] )

陝西展.jpg

posted by VIDEO ACT! スタッフ at 23:59| VIDEO ACT! 主催 上映会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年12月15日

【報告文】第72回 VIDEO ACT! 上映会 〜「ホームレス」とは誰か

2014年12月03日、第72回 VIDEO ACT! 上映会 〜「ホームレス」とは誰か〜を開催した。参加者は約40名。
ジャケット画像修正.jpg

 まず、『「ホームレス」と出会う子どもたち』(2009年/撮影・構成・編集:神吉良輔)から上映スタート。本作は大阪・釜ヶ崎にあるこどもの里が行う「子ども夜まわり」の活動の様子を描くところから始まる。最初、ホームレスの人たちは怖い人たちと思っていた子供たちも、率直にホームレスの人たちに話しかけてみることで、なぜ、ホームレスになったのか、どういう生活をしているのかを徐々に知るようになっていく。本作は途中から、子供たちの活動を少し離れ、ホームレスの人たちの実際の様子を描く。この構成がとてもよく考えられているなと思った。なぜ、子供たちが夜回りをするようになったかというと、若い人たちによるホームレス襲撃事件が数多く発生したことから、まずは実際にホームレスの人たちに接することによって、子供たちの差別や偏見をなくして欲しい、というところからだそうだ。子供たちの感想を聞くと、確かに当初あった偏見が薄らいだことが感じられるが、この夜まわりをしていた子供たちの中にも、その後、ホームレス虐待に加わった子供たちもいるそうで、なかなかそう簡単には差別や偏見が無くならない難しさもあるようだ。本作は教材として製作されたとのことで、上映後のトークでは本作のプロデューサーである飯田基晴さんが経緯を話された。確かに教材としてよくまとまっており、学校での活用も広がってきたとのこと。TheApprenticeHomeless_1.jpg
 次に『ホームレスごっこ』(2014年/監督・編集:早川由美子)を上映。本作はdislocateというアートプロジェクトの一環で製作された、という。タイトルだけ見ると、どういうことか分からないかもしれないが、早川さん自身がダンボールを集め、路上にダンボールハウスを作ったりする様子が映し出されつつ、音声には実際に路上生活をしている人たちのインタビューが流れてくる。あくまでも「ごっこ」である姿と「現実の」路上生活。その少しずれた位相から見る人たちの想像力が喚起されてくるような作品と言えるだろう。早川さんはホームレスそのものというよりも、公共の場がなくなりつつあるという懸念から本作を製作した、と語っていた。そのこともあって、インタビューにはストリートミュージシャンの音声も入っている。目的もなく、ただ人が居ることができなくなりつつある社会、という早川さんの指摘には頷けることが多かった。ただ、作品として少し残念なのはラストシーンが路上の光景ではなく、某量販店、それも女性関係のグッズが映し出されぞれまでの流れとの関係がよく分からず、焦点がぼやけてしまった印象を受けた。endo02.jpg
 最後に、『VJU REPORT Vol.7 ジェントリフィケーション 虚飾の影の野宿者排除』(2014年/取材・構成:遠藤大輔)を上映。昨年年末、渋谷で起きた野宿者排除をVJU(ビデオ・ジャーナリスト・ユニオン)は現場からUSTREAM中継を行い、大きな反響を巻き起こした。本作はその時の映像に加えて、なぜ野宿者排除が起きるのか、その背景を含めて1本の作品にまとめたものだ。タイトルにある、ジェントリフィケーションとは、都市の再開発に絡んだ環境美化のことを言う。渋谷では2012年に渋谷ヒカリエが開業したり、宮下公園が企業に売られたり、近年、都市の再開発が急速に進んでいる。その中で、野宿者の人たちは、夜に寝ていた場所を追い出されて、行くあてもない状態に放り出される状況が起きている。こうした経緯に中で起きたのが、昨年末の野宿者排除だった。年末年始は区役所も休みとなることから、野宿者の人たちに対する福祉もストップしてしまう。そうでなくても、常に命の危険に晒されている人達にとってはますます危険な季節とも言えよう。だからこそ、野宿者支援の団体は炊き出しで食事の提供を毎年行ってきた。昨年末、宮下公園で炊き出しの準備をしていたところ、渋谷区は公園の閉鎖を通告し、野宿者・支援者を公園から叩き出した。警察が動員されたことから、現場では怒号が飛び交う。野宿者は命の危険に晒されるため、文字通り命をかけた抗議だ。しかし、渋谷区役所の公園を管轄する部署の人たちは、福祉との連携を全くとっていないことが口ごもる様子からよく分かる。本作を製作した遠藤大輔さんは20年近く野宿者の置かれた問題を様々な形で描いてきた。その遠藤さんは、なぜ、野宿者を差別する感情が芽生えるのかを考察した本を執筆中だそうだ。話の中で、興味深かったのは、野宿者の人たちに対するイメージは、野宿者に出会った人たちが元々持っている様々なネガティブなイメージを野宿者に投影している、という指摘だった。遠藤さんが執筆中の本には心理学的な要素も盛り込んだものになるそうで、刊行を待ちたいと思う。
posted by VIDEO ACT! スタッフ at 11:53| VIDEO ACT! 主催 上映会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年12月03日

第72回 VIDEO ACT! 上映会 〜「ホームレス」とは誰か〜

==============================
■ 第72回 VIDEO ACT! 上映会 ■
〜「ホームレス」とは誰か〜
http://www.videoact.jp
http://videoact.seesaa.net/
==============================

■2014年12月3日(水)19時より
【上映 3作品】
『VJU REPORT Vol.7 ジェントリフィケーション 虚飾の影の野宿者排除』(2014年/日本/23分/HDV)
『ホームレスごっこ』(2014年/日本/16分/HDV)
『「ホームレス」と出会う子どもたち』(2009年/日本/30分/DV)

pic2修正.jpg

厚生労働省の2014年4月調査によると、いわゆる「ホームレス」と呼ばれる人々は、7,508人。
ここ数年は減少傾向にあります。この調査で対象となった「ホームレス」とは「都市公園、河川、
道路、駅舎その他の施設において、日常生活を営んでいる者」で、目視調査による野宿生活者に
限られています。この調査の数に含まれていない、20〜30代の若い「ホームレス」も増えています。
彼らの多くはネットカフェや24時間営業の飲食店などで夜を過ごしています。
その一方で、「ホームレス」への襲撃事件は、あとを絶ちません。
2014年の末、「ホームレス」問題を今一度、映像を通じて考えてみませんか。

【上映 3作品】
(1) 『VJU REPORT Vol.7 ジェントリフィケーション 虚飾の影の野宿者排除』(2014年/日本/23分/HDV)
取材:相川直斗・池田竜太・遠藤大輔
構成:遠藤大輔

■解説
仲間で身を寄せ合い年を越そうとしていた野宿の人々に、警察官が襲いかかる!
今、渋谷で何が起きているのか。
ジェントリフィケーション(都市の再開発)の影で進む野宿者排除の実態に、
映画「渋谷ブランニューデイズ」を製作したVJUが迫った。
ツイート数8000、USTREAM視聴数1万3千を叩き出し、
ネットに大反響を巻き起こした「あの事件」が、今、鮮明に甦る。

endo02.jpg

(2)『ホームレスごっこ』(2014年/日本/16分/HDV)
監督・編集:早川由美子
出演・撮影:井上直子、早川由美子

■解説
いつから公共の場所は、私たちが自由に使える場所ではなくなってしまったのだろう?
ベンチは撤去され、演奏は取り締まられ、野宿者はますます寝床の確保が難しくなっている。
スーパーでダンボールを調達し、路上で寝るというパフォーマンスを通じて、作者は公共の空間に
自分の居場所を確保しようと試みる。通行人の反応は? 警察官に止められるか?
ホームレス“見習い”が路上で奮闘するさまは、ユーモラスでさえある。
映像に時折混じる肉声は、実際に新宿で路上生活を送る人々の声。怒り、悲しみ、絶望に、
あきらめにも似た笑いが混じる。公共空間を自分たちの手に取り戻す、小さな抗いの記録。

TheApprenticeHomeless_1.jpg

(3)『「ホームレス」と出会う子どもたち』(2009年/日本/30分/DV)
撮影・構成・編集:神吉良輔
プロデュース:飯田基晴
製作:ホームレス問題の授業づくり全国ネット

■解説
なぜ若者や子どもによる「ホームレス」襲撃が起きるのか?
大阪・釜ヶ崎にあるこどもの里が行う「子ども夜まわり」の活動を軸に、
参加する子どもたちの変化、ホームレス生活を送る鈴木さん(64歳)の
仕事や生活、その思いに迫る。さらに「ホームレス」襲撃問題をとおして、
居場所(ホーム)なき子どもたちの弱者いじめの問題を問い直す。



■日時
2014年12月3日(水)
18時30分/開場 19時/開始
上映後、制作者の遠藤大輔さん、早川由美子さん、飯田基晴さんを
交えてトーク&ディスカッション有。
終了予定時刻 20時50分

■上映会場
東京ボランティア・市民活動センター(03-3235-1171)
東京・飯田橋セントラルプラザ10階
東京都新宿区神楽河岸1-1
JR中央線・地下鉄飯田橋駅下車 徒歩1分

■参加費:500円(介助者は無料・予約不要)

■問合せ:ビデオアクト上映プロジェクト
Eメール:jyouei(at)videoact.jp
電話:045-228-7996 (ローポジション気付)
 
posted by VIDEO ACT! スタッフ at 23:59| VIDEO ACT! 主催 上映会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年10月10日

【報告文】第71回 VIDEO ACT! 上映会〜子宮頸がんワクチン〜

2014年9月30日、第71回ビデオアクト上映会 〜子宮頸がんワクチン〜 を開催した。参加者は約35名。上映作品は、この日に間に合うよう再構成された『いま何が問題? "子宮頸がん" ワクチン(仮)』(25分)。制作者の一人、ふくしまゆみこさんは当日の14時にスコットランドから帰国したばかり。大きな荷物を抱えたまま、会場に駆けつけてくれた。

上映作品の『いま何が問題? "子宮頸がん" ワクチン(仮)』は、明解な仮タイトル通り、「子宮頸がんを予防できるワクチン」の問題点について、まとめられた作品だ。このワクチンは2009年に日本で認可され、2013年4月、国によって「法廷接種(無料)」に指定された。全国で約340万人の小中高校生の少女たちが接種したといわれている。ところが、厚生労働省へ副反応被害の報告が相次ぎ、2ヶ月後には接種勧奨が一時的に中止となった。副反応被害とは、失神、生理不順、全身の痛みが長く続く慢性疼痛や歩行障害などのほか、自分の意思に関係なく体が動いてしまう不随意運動、計算ができなくなる計算障害など、症状は様々だという。

子宮頸がんの原因となるのは、ヒトパピローマウイルスに感染することだという。しかし感染しても、ウイルスの99%以上は自然排出されてしまうので、がんになるのはごく一部。こまめに検診を受けて、がんになる前の病変を発見し治療すれば、命を落とすことも子どもを産めなくなることは、まずないという。制作者の一人である、ふくしまさんも子宮頸がんの元患者で、完治後には出産され、お子さんもいらっしゃる。つまりは、子宮頸がんを防ぐには、検診を受けて早期発見に心がけることが重要なのだそうだ。

waku04.jpg
本編上映後、2014年5月29日開催された集会での被害者の母親からの発言と、7月4日厚生労働省前での被害者、被害者家族からの発言をまとめた映像(約32分)も併映された。本編は学習用の体裁だが、こちらは、被害者や被害者家族の心情が伝わる生々しい映像だった。車椅子に座った少女は「不安を抱えながら毎日生きている。私は19歳だが、進学したり就職したりなど、できない状態にある。ストレスと片づける人々が信じられない。」と述べていた。

waku02.png

今回の上映会で私が一番驚いたことは、このワクチンの正式名称は「HPV(ヒトパピローマウイルス)感染症ワクチン」だということ。「子宮頸がんワクチン」とは名ばかりなのだ。しかも子宮頸がんが減少するという効果が期待されてはいるが、実際に達成された証拠がないそうだ。なんだそりゃ。胡散臭さ丸出し。私には子どもがいないけれど、接種させたくないなと強く思った。副反応被害の実態を知ったなら、ワクチン接種を受けさせたいと思う大人がどれほどいるのか。おそらく多くの人が躊躇するのではないのかと思う。きっと知らないだけだ。タダより怖いものはない!ワクチンの恐ろしさを、ひしひしと感じた。

正直なところ、映像作品としては、25分という短い時間に、やや情報過多な面があるにせよ、子宮頸がんワクチン接種の勧奨再開が懸念されている現在、たくさんの人に見てもらいたい作品だ。

現在、『いま何が問題? "子宮頸がん" ワクチン(仮)』上映会の問合せが相次いでいます。
お問合せはこちらまでお願い致します。

報告文:土屋トカチ

<参考サイト>
サルでもわかる子宮頸がんワクチン
全国子宮頸がんワクチン被害者連絡会
厚生労働省・子宮頸がん予防ワクチンQ&A

posted by VIDEO ACT! スタッフ at 20:17| VIDEO ACT! 主催 上映会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする