2011年01月27日

第53回ビデオアクト上映会/「在日」ってなあに? 〜朝鮮学校に対する差別をめぐって〜

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■第53回 ビデオアクト上映会

「在日」ってなあに? 〜朝鮮学校に対する差別をめぐって〜
http://www.videoact.jp
http://videoact.seesaa.net/
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●日時:2011年1月27日(木)
 開場 18:30
 上映 19:00〜

●上映会場:東京ボランティア・市民活動センター
(東京都新宿区神楽河岸1番地1号 飯田橋セントラルプラザ10階
TEL:03-3235-1171)
JR中央線・地下鉄飯田橋駅下車 徒歩1分

●参加費:500円(介助者は無料)

■上映作品
●『近くて遠い学校』
 作者:るんみ (2010年,15分)
『近くて遠い学校』
●『「絶対に、この闘いに勝ちたい!」(朝鮮学校生徒)』
 撮影・編集:湯本雅典 (2010年,4分)
『「絶対に、この闘いに勝ちたい!」(朝鮮学校生徒)』
●『ウリハッキョ(私たちの学校)が、好きです! 』
 撮影・編集:湯本雅典(2010年,4分)
『ウリハッキョ(私たちの学校)が、好きです! 』
●『ぼくらの学校なくなるの? 〜立ち退き問題に揺れる朝鮮学校〜』
 取材・制作:近藤剛、後藤由耶 (2004年,16分,OurPlanet-TV)
『ぼくらの学校なくなるの? 〜立ち退き問題に揺れる朝鮮学校〜』

■問合せ:ビデオアクト上映プロジェクト
(045-228-7996 [ローポジション気付 担当:土屋] )
jyouei@videoact.jp

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高校授業料の無償化から朝鮮学校が排除された件で議論が起こっています。
ですが……、

そもそも「朝鮮学校」ってどんな学校なの?
「在日」ってどんな人たち?
なぜ「在日北朝鮮人」ではなく「在日朝鮮人」なの?
どんな歴史があるの?

などの疑問に、みんなが正確に答えられるでしょうか?

さまざまな作り手が、さまざまな手法で作った、映像作品を上映し、作り手と映像を観た人とのトークで、「在日」の人たちについて考えてみましょう。

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自主ビデオの流通を手がけるビデオアクトでは、自主制作のオモシロイ作品を定期上映しています。

★上映作品・スタッフ募集中!
http://www.videoact.jp

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2010年12月07日

第52回 VIDEO ACT! 上映会 〜若者の「リアリティ」〜 報告文

11月30日、第52回ビデオアクト上映会。〜若者の「リアリティ」〜をテーマに、
飯田橋ボランティアセンターで、「卒業」(太田信吾監督/2009年・58分)を上映した。
会場には太田監督と同世代の若者多数を含む約30名が集まった。

この作品は「ヨコハマ国際映像祭2009」で入選しており、一次予選で
ビデオアクト代表の土屋豊が審査員をしていた時に出合った、フィクション映画である。
だから、映画に出てくる青年(=太田監督本人)は、留年したのは事実だが
本当はいわゆるひきこもりではない。

脚本を作るのではなく、撮りながら発展していく、というやり方で、
先の見えない感じをより得られるよう意図的に演出した。

とは言え、これを「ひきこもり」という観点で見てしまうと、
そのリアリティは感じられない。ひきこもりらしさをイメージしただけであるから。
しかし「就職や自分のこれからに悩む若者の話」と捉えれば、
誰にでも思い当たる感情がリアルによみがえってくる。

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ドキュメンタリーはある事実を監督の視点で伝えるため、やはりそこに作為はあるものだが、
太田監督の「どう撮ったら面白いか」という意識はこの作品においては、
「なんでもない空間をいかに面白く味付けするか」という演劇的発想のようにも思えた。
聞けば、劇団に所属する職業俳優でもあるのだそうだ。
監督自身を等身大に表現した作品であり、そういう意味でもドキュメンタリー要素も強い。

たとえば、母親に今後の進路について怒られ泣くシーンは、
今、母親が怒りそうだと感じた時、母親を待たせ、カメラを仕込んでから
「悩んで泣いている自分」を演出して部屋に招き入れた。

偶然の状況に味付けはしたが撮り直しはしないので、この場面の映像は弟さんが撮る。
母親は本当に怒っているから冷静な理屈でどんどん主人公を責める。
責められるほど主人公の感情も乗せられてリアルになっていく。

この母親の怒りに心当たりのあるものは少なくないから、観ているこちらは、
ホームビデオのような映像にどこまでが真実で何がフィクションなのかわからなくなる。

会場からもさまざまな感想や質問が飛び交ったが、太田監督は
「どう撮ったら面白いか」を常に考えながら、計算どおりに行かない現実をつないでいくのだと、
何度も繰り返した。

また、人柄を感じさせるひょうひょうとした受け答えにも、会場は和やかに沸いた。

さらに、現在制作中の新作「錠剤はいらない」(仮題)の予告編を3分上映。
うつ病のミュージシャンと一緒に旅する青春ドキュメンタリーだが、
常にどうしたら面白くなるのかを模索する監督と、
ドキュメンタリーといえば「情熱大陸」のようなイメージしかなく、
出演料を要求し始めた取材対象者。今後どうなっていくのか、こちらも完成が楽しみだ。

今は自分のやりたいことと状況が合致しているため、
与えられた仕事をこなしながら、これかな、と思うテーマをじっくり撮りたい、
という太田信吾監督、土屋豊の影響を受けた若い監督の将来性を感じた上映会だった。  

報告・白銀由布子
posted by VIDEO ACT! スタッフ at 16:22| VIDEO ACT! 主催 上映会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年11月30日

第52回ビデオアクト上映会〜若者の「リアリティ」〜

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■ 第52回 VIDEO ACT! 上映会 ■
〜若者の「リアリティ」〜
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■2010年11月30日(火) 19時より
■上映作品 『卒業』(2009年/58分)

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数年間に渡って自室に引きこもりを続けてきた青年が、
ふとしたきっかけから、部屋から出る決意をする。
休学していた大学に復学届を出し、
もう一度、大学へと通い出し始める青年。
しかし、彼は次第に何のために大学に入ったのかすら、
思い出せない自分に嫌気を感じるようになる・・・。
存在の不安や、コミュニケーション弱者として孤独を抱えながらも、
親・家族・友人と向かい合い、関係性を回復させながら、
社会的自立を目指して青年が過ごすささやかな日常を、
ときにユーモアを交えながら、描き出す。

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監督・編集:太田信吾
撮影:飯塚諒
音楽:新垣裕子
監修:永江朗
助監督:岩谷聡徳
出演:山崎里井、石川絵里香、盛宣隆

※作品へのコメント

これをフィクションというコンセプトとして撮ってるということ自体に新しさを感じる。
日常自体がフィクションであるということをさらに逆さにとってる感じで、
その上で自分の人生をさらにフィクション化していく、といったいろんなメタレベルがある。
(映画監督、ビデオアクト主宰 土屋豊)

一人の男、信吾くんの感動の記録でした。
家族との関わり合いの中で就職活動に、恋に、自問自答しながら、
もがき苦しみながら大人に成長していく過程が赤裸々につづられていたと思います。
(映画監督 内藤隆嗣)

じぶん自身にメスを入れ、その断面を冷静に観察しようとする作品である。
子離れできない親。自立できない子ども。
青年期の自我について、ここまで真正直に見つめることができるとは驚きだ。
しかも、観察記録が見事なエンタテインメントになっている。 (フリーライター 永江朗)

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18時30分 開場
19時00分 開始
上映後、太田信吾監督を交えてのトーク&ディスカッション有り。
終了予定時刻 20時50分

■上映会場
東京ボランティア・市民活動センター(03-3235-1171)
東京・飯田橋セントラルプラザ10階
東京都新宿区神楽河岸1-1
JR中央線・地下鉄飯田橋駅下車 徒歩1分

■参加費:500円(介助者は無料)

■問合せ:ビデオアクト上映プロジェクト

★上映作品・スタッフ募集中!
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■参考記事
11月18日付毎日新聞の朝刊に、「卒業」についての記事が載りました。
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20101018ddm041040141000c.html
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2010年10月02日

第51回ビデオアクト上映会 〜野生動物との共生〜報告文

2010年9月24日(金)、第51回目のビデオアクト上映会を開催した。
今回はテーマを「野生動物との共生」とし、群像舎製作、岩崎雅典監督の
「平成 熊あらし〜異常出没を追う〜」を上映した。
ビデオアクト上映会は、かれこれ10年以上開催しているが、
この日は動物愛護週間ということもあり、動物に関する映像作品の上映を企画した。
この夏は国内のあちこちでイノシシやサル、シカによる被害が報道されていたことも
あってか、初めて参加された方も少なくなかった。入場者数は約20名だった。

監督の岩崎雅典さんが記録映画の世界に入ったのは26歳頃。
テレビ番組「いきものばんざい」の制作で意気投合した
フリーランスのスタッフ仲間が集まり、1981年に映像制作会社・群像舎を発足させた。
以来約30年にわたり、伝統文化や習俗に迫った作品「最後の丸木舟」
「又鬼」や、野生動物の生態を真摯に見つめた「ニホンザル物語 家族」
「イヌワシ 風の砦」などの記録映画を発表。
また、私たちの世代には忘れられない番組「野生の王国」(毎日放送)
「生きもの地球紀行」(NHK)、「素敵な宇宙船地球号」(テレビ朝日)などの
TV番組の企画・製作もされたという。そんな大ベテランの岩崎監督の作品を、
こじんまりした会で上映させていただき、嬉しく思った。
(上映後のアンケートにも、そのような感想がありました)

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「平成 熊あらし〜異常出没を追う〜」の制作の切っ掛けは、
2006年度に、日本中で5千頭を越すクマが殺されたと新聞報道されたことにあったという。
これまで、人里におりてくることがほとんどなかった、クマ。
映画は、長野県軽井沢町で活動するNPO法人ピッキオによる
クマの保護活動や生態観測活動の様子が軸となっている。
捕獲したクマに人間の存在の恐ろしさを教えるため、犬や花火を使って
脅かしながら山に返す「学習放獣」や、2回以上捕獲された経験のあるクマを
薬物で駆除(つまり殺すこと)の様子も丹念に取材されている。
「共存たって無理な話」と農作物の被害を語る農家の方や、
「5千頭余りものクマを、ただ殺すことに耐えられない」と語った、
白神山地のマタギ(狩猟を生業としてきた人々)の言葉が忘れられない。

人間が山を、ドンドン開発してきたことや、里山に人が立ち入らなくなり、
荒廃してきたことが原因なのだとは思うが、簡単に解決できる程度の問題の
大きさではないと、じわじわ伝わってくる映画だった。
個人的には、飯田基晴監督の「犬と猫と人間と」(製作・映像グループ ローポジション)
の撮影にも関わったことがあるので、動物に関する映像を制作する苦労を、
少しは理解しているつもりだった。
しかし、クマのように、生態もまだまだ未確認なものが多い動物の記録映画を
制作するのは、並大抵の苦労ではないなと思い知らされた。

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上映後は、岩崎雅典監督を交えてトークを行った。
野生動物と共生していくために必要なことは何かという質問に対し、
「野生動物との緊張感持つことが大切だ」と語った岩崎監督。

かつて日本人は、ニホンオオカミを絶滅させてしまった。
「人間社会に都合が悪いから殺す」だけでは解決へは程遠い。
人間が長い年月をかけて自然界に及ぼしてきた問題は、
気が遠くなるほど根深いな、と再考させられる上映会だった。

報告文 土屋トカチ


なお、群像舎の作品は配布中のビデオアクトカタログやウェブページからも
購入できます。
詳しくは群像舎のウェブページでご確認ください。

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2010年09月24日

第51回ビデオアクト上映会〜野生動物との共生〜

第51回上映会 〜野生動物との共生〜
2010年9月24日(金) 19時より
上映作品『平成 熊あらし 〜異常出没を追う〜』(2009年/61分)
監督:岩崎雅典


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■ 第51回 VIDEO ACT! 上映会 ■
〜野生動物との共生〜
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http://videoact.seesaa.net/
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■2010年9月24日(金) 19時より
今回は、動物愛護週間(9月20日〜9月26日)にちなみ
野生動物・クマを巡るドキュメンタリーを上映します。
第7回文化庁・文化記録映画優秀賞
社団法人映像文化製作者連盟アワード2009グランプリ
2009年キネマ旬報ベストテン
第51回科学技術映像祭・文部科学大臣賞など、
多数の賞を受賞した作品「平成 熊あらし」を上映します。

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■上映作品
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◆『平成 熊あらし 〜異常出没を追う〜』(2009年/61分)

日本列島各地でクマが暴れている。反乱と言ってもいい。
豊かな森のシンボルだったクマが、
今なぜ人里に出没するようになったのか―
ツキノワグマの異常出没は1970年頃から始まった。
捕獲数は年々増えつづけ、2006年度の捕獲数は5,185頭。
捕殺数は4千頭を超えた。
いずれも過去最多を記録している。
日本に生息するクマの数は、ヒグマが数千頭、
ツキノワグマは数万頭と言われる。
このまま、人とクマの軋轢が続けば、
やがて絶滅する地域が出てくるのではと
専門家は懸念する。

なぜ、クマは人里に現れるようになったのか・・・
どんなクマ対策が行われているのか・・・
そもそも、クマってどんな生き物なのか・・・
そして、人とクマとが共に暮らせる道は・・・

本作品では、日本列島に棲むツキノワグマを
狩猟文化、生態、保護活動など多面的に描くことで
「クマ問題」の解決の糸口を探った。

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監督:岩崎雅典
撮影:明石太郎 田中 希 加藤 孝
語り:柳生 博
録音:吉田茂一

タイトルイラスト:藤原久子
撮影助手:白尾勝也
演出助手:五十嵐 拓
VTR編集:データ・アート
キネコ:ヨコシネ・D・I・A
製作:群像舎

取材協力:
ピッキオ
日本クマネットワーク
マタギサミット実行委員会
NPO法人信州ツキノワグマ研究会
NPO法人日本ツキノワグマ研究所
松橋時幸
松崎利彦
工藤光治(白神マタギ舎)

製作協力:
協映
アズマックス
ザ・ルーフ
プログレス・インターナショナル
日本野生動物環境学術振興会(Jeco)
フジテレビジョン

推薦:
日本クマネットワーク/日本ペンクラブ環境委員会

支援:
文化庁

受賞歴:
第7回文化庁・文化記録映画優秀賞
社団法人映像文化製作者連盟アワード2009 グランプリ
2009年キネマ旬報ベストテン
第51回科学技術映像祭・文部科学大臣賞

群像舎ウェブサイト
http://www.gunzosha.co.jp/

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18時30分 開場
19時00分 開始
上映後、制作者・関係者によるトーク&ディスカッション有り。
終了予定時刻 20時50分

■上映会場
東京ボランティア・市民活動センター(03-3235-1171)
東京・飯田橋セントラルプラザ10階
東京都新宿区神楽河岸1-1
JR中央線・地下鉄飯田橋駅下車 徒歩1分

■参加費:500円(介助者は無料)

■問合せ:ビデオアクト上映プロジェクト
(050-3744-9745 [ローポジション気付] )
jyouei@videoact.jp

★上映作品・スタッフ募集中!
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2010年08月06日

第50回VIDEO ACT!上映会〜国鉄分割民営化で失われたもの〜 報告文

7月27日、第50回上映会は、〜国鉄分割民営化で失われたもの〜をテーマに、
「レールは警告する」と「国労バッジははずせない! 辻井義春の闘い」の2本を取上げた。

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最初に「レールは警告する」。分割民営化による同業他社との競争から安全を無視するJR。
「コトが起きないと動かない体制」と「儲け主義」に原因がある、と指摘すれば
「労働者はいらない、社員がいればいい!」と投げ返される職場環境。
解雇や減給を逃れるには黙っているしかないのか・・・。

一方、「労働者の誇りを捨てたくない!」と、たった一人闘ってきたのが、
続いて上映した「国労バッジははずせない! 辻井義春の闘い」の主人公・辻井義春さんだ。
辻井さんは、分割民営化で、2人の仲間が不当な理由で不採用になったのをきっかけに
会社と闘いつづけてきた。
労働者の証であり、主張である国鉄労働組合(国労)のバッジ。
 会社は、その小さなバッジ着用を、「服装の乱れ」による就労規則違反とし、度重なる出勤停止を発令。
発令日数を日割り計算し、最大で101,026円の40%減給を行った。ボーナスも15%のカット支給。
この状況を21年続け、カットしてきた賃金は1000万円を越す。
「わたしは、会社を、絶対に、ゆるさない!」と唇を震わせながら訴える、妻の辻井まゆみさんの声も、
耳に残って離れない。

東京・飯田橋ボランティアセンターに訪れた約30名の中には鉄道関係者も含まれ、
質疑応答では活発に意見交換がされた。その中には、質問を真摯に受ける辻井さんの姿もあった。

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8月5日、突然、辻井さんの訃報が入った。深夜、交通事故に遭ったのだそうだ。

打ち上げの居酒屋で、近況について伺い、まゆみさんの話で時折笑顔を見せながら、
鰯の塩焼きや野菜の炒め物に箸をつけていたのは、つい先日のことである・・。
辻井さんが公の場でアピールしたのは、この上映会が最後になってしまった。

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上映会・質疑応答より
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<レールは警告する>
◇自分は36歳で、いま私鉄で運転士をしています。今日は職場の人達と観に来ましたが、
私鉄も同じです。
営利主義から安全を無視した会社に対し、言いたいことを言わず、会社の言いなりになってしまう日本人。
これが延長していくと「徴兵」や「戦争」につながっていくのではないかという危惧があります。
今日、映像を観て、自分ができることをやり、人間らしく生きられる世の中にしたい、と考えました。
(鉄道運転士)

◇国鉄問題には関心が少なく、メディアの露出もあまりないので、今日は集まってもらってよかったです。
二つの作品に共通しているのは「労働者がモノを言う」ということで、現役の人に伺うと、今の状況はもっと悪くなっていると。
先ほどの意見は正しくて、支配者が暴走すれば戦争になりかねない。今日、あらためてそう思いました。
(「レールは警告する」制作者)

<国労バッジははずせない! 辻井義春の闘い>
◇判決が出ているのに、裁判所が会社側に賃金支払いを強制執行しないのはどうしてなのか、
家賃滞納や税金未払いなどには力を行使するのに、こういうときばかり放置するのは何故でしょう。(女性)

◇実は国鉄の赤字はつくられた。新幹線を作るとき、国鉄なのだから国の税金でやればいいのに、
わざわざ民間から借りてわざと借金を作った。それが事実だ。
民主主義は多数決ではなく少数意見をいかに大事にするかだと思うが、
辻井はまさに「少数意見」として、とてもがんばっている。(佐久間忠夫さん)

◇インターネットで辻井さんの存在を知り、すごいと思っていましたが、2008年3月、初めてお会いできたのです。
一体どんなスーパーマンかと思えば、バッジをつけ続ける事を迷っていた時もあったし、お酒にとても強く(笑)、
仲間の話をしっかり聞いた上で絶対あきらめない人だった。
私は以前教員をしていましたが、こういう人が職場にいたら、教員をやめなかったでしょう。
(「国労バッジははずせない〜」制作者)

◇いつもなら、ここにカラオケ好きのまゆみちゃんがいるのですが、今日は疲れてお休みです。
私より過激な彼女は、勉強が進んで体で問題を理解しているので話に迫力があるんです。
最近じゃあどこへ行っても、彼女の話をしてくれ、と言われる。今後「辻井まゆみの夫です」と
自己紹介しなければいけなくなるかも(笑)。
無事2月に定年退職し、退職金も出ました。今は駅の清掃をしています。
働ける、ということがありがたく、もう楽しくて楽しくて、と言わなければやっていけないほどつらい仕事ですが、
最高裁で闘うためにも今の職場で応援してもらえるようにがんばって、
退職金を投げ打ってでも誇りをかけて闘います。
・・まだまだがんばりますので、応援宜しくお願いします。(辻井義春)

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分割民営化で失われたのは労働の本分、そして労働者の発言なのだろうか。
そしてまたひとり、誇れる労働者が逝ってしまった。
上映会に参加してくださった皆さん、辻井さん、本当にありがとうございました。
辻井さんのご冥福をスタッフ一同、心よりお祈り申し上げます。

報告文 白銀由布子

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2010年07月27日

第50回ビデオアクト上映会

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■ 第50回 VIDEO ACT! 上映会 ■
〜「国鉄分割民営化で失われたもの」〜
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■2010年7月27日(火) 19時より

JR 不採用1047名解雇問題は、23年の攻防をへて2010年6月末に和解調印になる。
リストラの原点といわれる国鉄分割民営化によって、失われたものとは何だったのか。
2005年4月のJR福知山線脱線事故直後、JR東日本千葉支社管内を取材した「レールは警告する」、
JR東日本の中で、ただ一人国労バッジを胸につけ、処分とたたかう職員を取材した
「国労バッジは はずせない! 辻井義春の闘い(新版)」。秀作2本を一挙上映する。

■上映作品
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◆『レールは警告する』(2005年/43分)

2005年4月25日午前9時19分頃、JR福知山線脱線事故が発生。
乗客106人と運転士、計107名が亡くなった。
これはJR西日本だけの問題なのか。他のJR会社に大事故の心配はないのか。
ビデオプレスはJR東日本の千葉支社管内を取材を開始。
見えてきたものは、京成スカイライナーとスピ−ドアップ競争をくりひろげる成田エクスプレス、
組合差別によってベテラン運転士に見習いをつけない労務管理、
夜も昼も働く外注労働者の悲鳴と安全切り捨てだった。
線路には傷や破断が続出し、民営化と利益優先主義のゆがみがいたるところに吹き出していた。
作品では、民営化で事故続出しているイギリスの実態も紹介している。

制作:ビデオプレス 監督:佐々木有美・松原明
2008年台北国際労働映画祭(台湾)招待作品

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◆『国労バッジは はずせない! 辻井義春の闘い(新版)』(2010年/33分)

国労バッジとは、わずか1センチ四方の小さなバッジのこと。国鉄労働組合の組合員の証だ。
国鉄労働組合の組合員である辻井義春さん(58歳)は、国労バッジを胸に着けて働いている。
JRは、それが「就業規則違反」であるとして辻井さんに「処分」を繰り返してきた。
「処分」は最大で10日間の出勤停止、約40%の減給であった。
しかしそれでも、彼は国労バッジをはずそうとはしなかった。
過酷な処分を受けながらも、JR東日本の中で、ただ一人国労バッジをつけ続けてきた辻井さんが、
2010年1月ついに神奈川県労動委員会で勝利した。
本編は、旧作(20分版)に辻井さんが県労委で勝利するまでの闘いの記録を加えたものである。
ジョニーHの「バッジの歌」も、エンディングテーマとして挿入されている。

監督:湯本雅典
2009年ヒューマンドキュメンタリーコンテスト優秀賞受賞作品
2010年東京ビデオフェスティバル優秀作品賞受賞作品

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静止画2.jpg

18時30分 開場
19時00分 開始
終了予定時刻 20時50分

■上映会場
東京ボランティア・市民活動センター(03-3235-1171)
東京・飯田橋セントラルプラザ10階
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JR中央線・地下鉄飯田橋駅下車 徒歩1分

■参加費:500円(介助者は無料)

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2010年05月15日

第49回ビデオアクト上映会〜「生きていく」完成記念・東京試写会〜報告文

上映作品
「生きていく」 監督:神吉良輔


 5月13日、49回目のビデオアクト上映会がいつもの会場、東京ボランティア市民活動センターで行われた。上映作品は、出来立てホヤホヤ、首都圏では初上映となる神吉良輔監督の『生きていく』だった。ビデオアクト上映会では、ほとんどの場合、監督や作品の関係者に来場して頂いて、上映後にティーチインが行われるのだが、今回は監督が関西在住ということもあり、それが実現しなかった。そのことがとてもとても残念に思えるくらい、非常に面白い作品であった。

 主人公の池田英樹さんは約10年前の交通事故が原因で、首から下が動かない。呼吸も人工呼吸器によって制御されている。しかし、池田さんは、思いっきり遊ぶ。たまに酔いつぶれて気絶する。そんな池田さんは、夏の北海道長期旅行を計画する。理由はふたつ。まだ北海道に行ったことのない両親に夏の北海道を見せてあげたいから。そして、サッポロビール園でジンギスカンを喰いたいから。「ええなぁ。やってみたいなぁ」。池田さんのつぶやきを聞きながら、私も思う。「いいなぁ、喰いたいなぁ、ジンギスカン」。

 映画は、池田さんと両親とボランティア2人、看護士、ドライバーの総勢7名による北海道「強行突破」旅行の様子を中心に彼や彼女らと池田さんとのふれあいを淡々と描き出す。カメラワークとナレーション、インタビューの問いかけの声、どれもやさしい。それは、旅行中、何か事故が起きた時に責任を追及されないように担当者を決めない、という池田さんのやさしさに影響されたのかもしれない。

 上映会参加者は、約30名。多くの人が熱心にアンケートに感想を書いてくれていた。上映後に読み上げられた神吉監督のメッセージによると、池田さんは、自分の経験を活かして、カウンセリングの資格が取得できる学校を探しているとのこと。同じようなハンディを持った人たちをサポートするのが目的らしい。

 人は、ハンディがあろうとなかろうと、ちょっとずつ人に迷惑をかけながら、「生きていく」。そして、たまには酒を飲んで気絶する。何だか心がホワッとする作品だった。多くの人に観て頂きたいと思う。

(報告:土屋豊)
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2010年05月13日

第49回上映会 〜「生きていく」完成記念・東京試写会〜

第49回上映会 〜「生きていく」完成記念・東京試写会〜 ご案内

2010年5月13日(木) 19時より

上映作品
『生きていく』(2010年/85分)
監督:神吉良輔


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以下、転載可。

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■ 第49回 VIDEO ACT! 上映会 ■
〜「生きていく」完成記念・東京試写会〜
http://www.videoact.jp
http://videoact.seesaa.net/
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■2010年5月13日(木) 19時より

競艇場でギャンブルをし、飲み屋で酔いつぶれる。
人間にとっては日常の一コマだ。
たとえ、首から下の全身が不自由となり、
人工呼吸器をつけていなければ
生きていけない体だとしても・・・。

ドキュメンタリー映画「もっこす元気な愛」プロデューサーの
神吉良輔監督による新作「生きていく」。完成記念・東京試写会!


■上映作品
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『生きていく』(2010年/85分)

兵庫県尼崎在住の池田英樹さん(36歳)は27歳のときに、
通勤途中で交通事故にあい、それ以来、首から下が動かず、
呼吸は機械によって制御されている。
池田さんは、ヘルパーと1年がかりで北海道旅行を準備する。
事故当時の生きる気力を失っていた頃からは考えられない、
人工呼吸器をつけて初の長期旅行。
夏の北海道の美しいロケーションの中で、
両親やボランティア初経験の方らとともに
喜びやトラブルを味わいながら、大地を駆け抜けていく。
達成感と喪失感を繰り返す生活の中で、人とかかわりながら、
生きる力へつなげていこうとする池田さんの2年間を見つめた。

製作:ふとっちょの木 監督:神吉良輔 出演:池田英樹

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iki1.jpg

池田桜背景.bmp


18時30分 開場
19時00分 開始
終了予定時刻 20時50分


■上映会場
東京ボランティア・市民活動センター(03-3235-1171)
東京・飯田橋セントラルプラザ10階
東京都新宿区神楽河岸1-1
JR中央線・地下鉄飯田橋駅下車 徒歩1分

■参加費:500円

■問合せ:ビデオアクト上映プロジェクト
(050-3744-9745 [ローポジション気付] )
jyouei@videoact.jp

★上映作品・スタッフ募集中!
http://www.videoact.jp

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2010年02月25日

第48回ビデオアクト上映会〜バンクーバー五輪と先住民の地〜 報告文

上映作品
「静かなる闘い シュティカ−冬の魂」 監督:床田和隆


ヒュービーのコピー.jpg

2010年2月3日、第48回ビデオアクト上映会〜バンクーバー五輪と先住民の地〜を開催した。上映作品は床田和隆監督の「静かなる闘い シュティカ−冬の魂」だった。2月12日から開催中のバンクーバー冬季オリンピック。大手メディアでは「先住民は主体的に五輪に参加している」と報道されている。しかし、華やかなオリンピックの影で、翻弄されるカナダ先住民の土地や居住権などの問題について本当のところはどうなっているのか。参加者の皆さんに考えてもらえるような上映会になればと思い、この上映会を急遽企画した。参加者は約20名だった。

ヒュービーとスクラッチ.JPG

上映作品「静かなる闘い シュティカ−冬の魂」の舞台は、バンクーバー五輪の会場であるウィスラーから北へ50キロの山岳地帯「シュティカ」。シュティカとは、先住民の言葉で冬の魂という意味。きれいな水が湧き、山菜などの食料も採れる。また狩猟や修行の場所でもある。先住民にとって神聖な場所だ。ところが、2010年冬季五輪の会場がウィスラーに決定して以来、この地域周辺はリゾート開発に揺れはじめる。映像は、この森を守ると決心し、山小屋を建て犬と暮らす男性、ヒュービューさんに密着。彼の暮らしと想いが中心に収録されている。また、シュティカを想い、ヒュービューさんの活動を支援する人々のインタビューも収録されている。圧巻なのは、ヒュービューさんの日常生活だ。標高1000メートルの山奥での暮らし。雪が深く積もる中、ポリタンクで近くの泉まで水を汲みにいく。森を活かすために木を間引き、切り倒した木をロープで運ぶ。そんな彼のまわりを、大きくてかわいらしい犬がクンクンと走ってついて回る。そんな様子を見ているだけで、心があたたかくなる。普段は無口だというヒュービューさんが、床田監督の前では親しげに話す。干した鮭や山菜などの森で採れた食料を紹介する際、「店なんかいらない。(・・・少しの間をおいて)でも、店がないと生きていけないんだけどね」と話す表情は、とても豊かで切ない。時々挿入されるスキー場の映像とは対象的で、印象に残った。

ロザリン.JPG

監督の床田さんが北海道在住ということもあり、上映後のトーク&ディスカッションでは、現地へ行ったご経験のある、東京在住の小林純子さんを迎えて行った。2004年と2007年に現地を訪れた小林さん。04年の訪問時には、どこまでも森が続く印象だったウィスラー。07年には、山が削られ赤土が露呈されていたことに大変驚き、心が痛んだそうだ。また、五輪において「先住民が参加しています」と派手に宣伝されているが、彼らがどこまで、それを望んでいるのかは疑問が残るという。先住民の中の多数派が、「オリンピック協力している」と大きく紹介されれば、反対の声は挙げ辛くなる。「オリンピックと民族の調和だなんて、ヒットラーの時代と何ら変わりがない」と切り込む小林さんの発言に、オリンピック競技にほとんど関心のなかった私も深く考えさせられた。

バンクーバー冬季オリンピックの開会式で、聖火に点火した一人・女子スキー競技の元金メダリストは、シュティカを指し「この場所を発見したのは私よ」と公言したそうだ。彼女の現在の職業は、リゾート開発業とのこと。21世紀になっても、コロンブス的発言を臆面もなく続けることができるセンスは、なんとも気持ちが悪い。日本勢のメダルの数ばかり気にするのではなく、現地で何が起こっているのか。考えるきっかけを提案できた上映会になったのではと思う。

報告文 土屋トカチ


なお、「静かなる闘い シュティカ−冬の魂」は、ビデオアクトウェブショップでもご購入いただけます。

参照ウェブページ:ヤポネシアビデオ


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2010年02月03日

第48回上映会〜バンクーバー五輪と先住民の地〜

第48回上映会 〜バンクーバー五輪と先住民の地〜 ご案内

2010年2月3日(水) 19時より

上映作品
『静かなる闘い シュティカ−冬の魂』(2009年/69分)
監督:床田和隆


ヒュービーのコピー.jpg

〜以下、転載歓迎!〜

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■ 第48回 VIDEO ACT! 上映会 ■
〜バンクーバー五輪と先住民の地〜
http://www.videoact.jp
http://videoact.seesaa.net/
=================================

■2010年2月3日(水) 19時より

2010年2月12日から28日まで開催される
バンクーバー冬季オリンピック。
会場ウィスラーから北へ50キロの山岳地帯「シュティカ」。
先住民にとって神聖な場所は、リゾート開発に揺れている。
「シュティカ」に山小屋を建て、先住民の地を守る人々を密着取材した
映画「静かなる闘い シュティカ−冬の魂」を緊急上映する。

■上映作品
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『静かなる闘い シュティカ−冬の魂』(2009年/69分)

カナダ・ブリティッシュコロンビア州、西海岸最大の都市
バンクーバーから北東300キロの山岳地帯。
きれいな水が湧く神聖な修行の場であり、
狩猟の場所や山菜などの食料を与えてくれる、人々にとって大切な場所「シュティカ」。
この地へ、リゾート開発の計画が持ち上がったことを知った人々は
2000年春に小さな山小屋を建てた。
そこに一人の男が今も住んでシュティカを守り続けている。男の名はヒュービー。
カナダ西部の標高1000メートルの山奥で犬と暮らす。
2010年冬に開催されるバンクーバーオリンピック会場ウィスラーから北へ50キロ。
欲深い人間にとってシュティカはリゾート開発にはもってこいの場所だったようだ。
「この場所を発見したのは私よ!」と開発業者であり
女子スキー競技の元金メダリストはそう叫んだという。
シュティカを知る人々と山小屋でのヒュービーなど
16人へのインタビューを中心に構成。

撮影・録音・編集・監督:床田和隆
コーディネーター・音楽:アルビン・ネルソン
日本語字幕:ドロシー・デュフール、床田和隆

参照ウェブページ:ヤポネシアビデオ
http://www14.plala.or.jp/japonesia-video/

ヒュービーとスクラッチ.JPG

ロザリン.JPG

<床田和隆監督からのメッセージ>

1492年のコロンブスの新大陸到達時代と
現代の社会構造は基本的に変わっていない。
開発業者は「この場所を発見した」という言葉で
フロンティア精神を証明したかったのだろうか。
私たちの先進国と呼ばれる社会が目指した物質消費社会が今、
岐路に立たされている。
大量生産、大量消費によって世界いたるところで環境や
人々の生活が破綻し始めた現在の状況は
カナダ先住民の目にどう映っているのだろうか。
ある長老は「白人は用意が出来ているかな?
私たちはその時が来るのを待っているんだ」と語る。
気候変動がその予兆だという古老には未来が見えているようだった。
シュティカを見守る人々が語るメッセージを
真剣に受け取る時代に入ったことをこの作品で訴えたい。
バンクーバーオリンピックに感動している場合じゃない。

2010年1月16日 床田和隆

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18時30分 開場
19時00分 開始
終了予定時刻 20時50分

※先住民の問題に詳しいゲストを交えた、トーク&ディスカッションを予定。

上映会詳細ブログ
http://videoact.seesaa.net/

■上映会場
東京ボランティア・市民活動センター(03-3235-1171)
東京・飯田橋セントラルプラザ10階
東京都新宿区神楽河岸1-1
JR中央線・地下鉄飯田橋駅下車 徒歩1分

■参加費:500円

■問合せ:ビデオアクト上映プロジェクト
(050-3744-9745 [ローポジション気付] )
jyouei@videoact.jp

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予告編

2月3日 上映作『静かなる闘い シュティカ−冬の魂』予告編



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2009年11月11日

第47回VIDEO ACT!上映会〜「在日」「原発」〜 ファーストカット from MediR 報告文  

上映作品
『るんみの場合』〜若き在日、「韓流」そして自分史を語る〜監督:佐々木芳彦
『神の舞う島』監督:堀切さとみ 


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11月7日に第47回上映会を開催した。
今回の上映は市民が情報を受け取り、発信する能力を高めることを通じて、豊かな市民社会の実現を目指すことを理念とし、活動しているNPO法人市民メディアセンターMediR(メディアール)において開催された、3分間ビデオ講座・中級ビデオ講座の受講生が制作した2作品である。
VIDEO ACT!のスタッフにもMediRでの講座を持つものがおり、40名ほどの参加者の下、和やかな雰囲気で上映会が行われた。

1作品目の上映は「るんみの場合」〜若き在日、「韓流」そして自分史を語る〜

「冬のソナタ」から始まった「韓流ブーム」、今もなお多くの韓国のドラマが日本で見られ、「近くて遠い国」といわれた韓国は一見して「近くて近い国」とも思われる。
その「韓流ブーム」は日本社会に何をもたらしたのかを問うことが、映像製作をはじめるにあたってのきっかけとなっている。

物語は日本有数のコリアンタウンである新宿区大久保の街並みから始まり、その映像の間に「韓流」ブームについてどのように感じるか、というインタビューが挿入されてゆく。
そのインタビューをする過程で出会った若い女性の在日3世である、りん・るんみさんの「韓流ブーム」に対する関心のなさが製作者に衝撃を与え(「韓流ブーム」は在日の人たちにとっても、好意的に受け止められるものだと考えていた)、るんみさんが自分史と在日としての思いを語ってゆく。
在日として持ち続けていた民族感情と祖国への思い、実際に訪れた現在の韓国に対して感じた違和感、日本では卒業資格が認められない朝鮮学校から、日本の学校に進学する障壁、拉致問題に在日コリアンがかかわったという報道で、精神的に不安定になったときの学校にも通えない状況、悪い印象を持っていた日本人、その日本人の学友との友情により精神的不安から立ち直る様が語られてゆく。
そして外国人が多く通う大学に進みグローバルな視点に触れ、祖国を離れて生きる華僑の人との出会いのなかで、在日である自分を相対化し、国籍や民族にとらわれない考えを持つようになる。

韓国との交流を促進していると思わせる「韓流」ブームが、るんみさんをはじめとした在日の方々から祖国を遠くしているのだとしたら、皮肉なことだと思うとともに祖国、民族に無自覚でいられる自分を自覚する思いだった。

2作品目の上映は「神の舞う島」

瀬戸内海に面する、山口県熊毛郡上関町大字長島に作られようとする原子力発電所(現在では既に工事が始まっている)
周辺の集落が既に海を売っている中、建設予定地の対岸にある祝島の住民はその9割が反対している。
後の製作者トークでも語られるのだが、原発の建設には地元での反対運動が大きく行われるケースは少ないそうだ。
その中でなぜ祝島の住民はそのほとんどが原発の建設に反対しているのか、地元住民の人々に問う作品になっている。

映像は島に多く住むという猫の歩く姿とエメラルドグリーンに輝く美しい海、そこにすむ希少生物を紹介するナレーションから始まる。
家を囲む石垣のように見える練塀、きれいに並ぶ緑の棚田、神舞(かんまい)と呼ばれる伝統の神事、祝島独特の美しい景色やのどかな雰囲気と、祝島住民の原発とその反対運動に対する思いが映し出される。
犬が鉢巻を巻き、シュプレヒコールをあげる島の住民とともに歩く姿はほほえましいものだったが、神舞で神船を囲む大漁旗で飾った漁船が原発建設予定地を取り囲む様は、それまでの美しく、のどかな祝島の雰囲気と対比され、原発によって変化を余儀なくされる島の様子が想起されるものだった。

印象に残ったのは帰郷して反対運動に参加している若い男性の言葉「原発の反対運動というと政治的行動という印象が強く敬遠していたのだが、実際に運動に身をおくようになり、都会には都会の生活、田舎には田舎の生活があり、それを守って行きたい」という思いになったそうだ。反対運動を行う祝島の人々が自分たちの生活、それを支えてきた場所を絶やしたくないという純粋な思いが伝わってくる場面だった。

上映後の製作者のトークでは、講座受講生の卒業制作として作成した作品だからか、初めての公の場での公開だからなのか、
鑑賞者に伝わるものになっていたか不安という言葉もあったが、それに対し鑑賞者の中に製作者に対し、勇気付ける言葉と今後への期待を話していただいた方もいて、
製作者両名の今後の更なるご活躍と、今回の作品がさらに多くの人に見てもらえればと思う上映会となった。
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2009年11月07日

次回上映会 〜「在日」「原発」−ファーストカット from MediR 〜

次回上映会は、11月7日です。詳しくは以下をご覧ください。
http://videoact.seesaa.net/article/129549374.html


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2009年11月05日

11月7日上映『神の舞う島』静止画です。

11月7日のビデオアクト上映会の作品、『神の舞う島』の静止画です。

神の舞う島 神の舞う島
神の舞う島 神の舞う島

上映会について、詳しくは以下をご覧ください。
http://videoact.seesaa.net/article/129549374.html

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2009年10月05日

第47回上映会 〜「在日」「原発」−ファーストカット from MediR 〜 案内文


第47回上映会 〜「在日」「原発」−ファーストカット from MediR 〜 案内文

2009年11月7日(土) 19時より

上映作品
『るんみの場合〜若き在日、「韓流」そして自分史を語る〜』 監督:佐々木芳彦
『神の舞う島』監督:堀切さとみ


るんみの場合 神の舞う島


【転載歓迎!】--------------------------------------------------

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■ 第47回 VIDEO ACT! 上映会 ■
〜「在日」「原発」−ファーストカット from MediR〜
http://www.videoact.jp
http://videoact.seesaa.net/
=================================

■2009年11月7日(土) 19時より

08年より発足した非営利の市民メディア活動団体、
NPO法人市民メディアセンターMediR(メディアール)。
市民が情報を受け取り、発信する能力を高めることを通じて
豊かな市民社会の実現を目指すことを理念とし、活動している。
MediRにおける3分間ビデオ講座・長期ドキュメンタリ制作講座の受講生が制作
した初作品「ファーストカット」を2本セレクトして上映する。

<注>上映会場が、飯田橋の東京ボランティア・市民活動センターになります。
高田馬場MediR(メディアール)ではありません!間違わないようにご注意を!!

■上映作品
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『るんみの場合〜若き在日、「韓流」そして自分史を語る〜』(2009年/28分)

2003年『冬のソナタ』から始まった「韓流ブーム」は
日本社会に何をもたらせたのか。
アンケートから見えてきたのは日韓双方から
置き去りにされた「在日社会」。
一人の在日三世が韓流と祖国への揺れる想いを
自分史と共に語るパーソナル・ドキュメンタリー。

監督:佐々木芳彦


『神の舞う島』(2009年/17分)

瀬戸内海に面する、山口県熊毛郡上関町大字長島。
今だ希少生物が繁殖活動しているこの地域に、
原発(上関原発)が作られようとしている。
周辺の集落は、すでに海を売ってしまっているが、
建設予定地の対岸にある祝島だけは、九割の住民が反対を続けている。
島の人たちは、なぜ原発を拒んでいるのだろうか。

監督:堀切さとみ
協力:祝島の人々(山戸貞夫 民宿くにひろ 氏本長一 山戸孝)

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18時30分 開場
19時00分 開始
終了予定時刻 20時50分

※佐々木芳彦監督・堀切さとみ監督を交えた、トーク&ディスカッション有。

上映会詳細ブログ
http://videoact.seesaa.net/article/129549374.html

■上映会場 ★ご注意★ 会場はMediRではありません!
東京ボランティア・市民活動センター(03-3235-1171)
東京・飯田橋セントラルプラザ10階
東京都新宿区神楽河岸1-1
JR中央線・地下鉄飯田橋駅下車 徒歩1分
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■参加費:500円

■問合せ:ビデオアクト上映プロジェクト
(050-3744-9745 [ローポジション気付] )
jyouei@videoact.jp

★上映作品・スタッフ募集中!
http://www.videoact.jp
 
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2009年09月03日

第46回上映会「若者が捉える環境問題」報告文

第46回VIDEO ACT!上映会〜若者が捉えた環境問題〜
上映作品『高尾山、二十四年目の記憶』監督:宍戸大裕

高尾山.jpg

去る8月30日に第46回上映会を開催した。今回の上映では「若者が捉える環境問題」と題し『高尾山、二十四年目の記憶』を上映した。VIDEO ACT!の上映会は、通常、平日の夜に行うことが多いのだが、この日は会場の関係もあって日曜日昼間の開催になった。そのせいばかりではなく、私たちの宣伝が足りなかったのか、20人ほどの参加者で少々さびしくはあった。こういう時は製作者の方々に申し訳なく思う。
さて作品である。高尾山と言えば、東京の西方に位置し多くの登山客も訪れるなじみ深い山だ。ビデオの冒頭でも霊山として守られてきた様子などを映し出す。ところが、1984年首都圏中央連絡自動車道(圏央道)建設計画が持ち上がり、高尾山にトンネルを掘ることが発表された。多くの公共工事に見られるように、こうした計画は地元の住民に相談されることもなく、建設反対運動が巻き起こった。このビデオでは反対運動が起きた頃の映像を挿入し、紛糾する住民説明会の様子などがうかがえる。中でも貴重なのは、住民たちが自主的に行った環境アセスメントの場面だ。擬似的に霧を発生させ、空気の流れを測定する様子はとても説得力がある。
こうした反対運動の歴史を振り返りつつ、このビデオの製作者たちは高尾山の豊かな自然をとても丁寧に描いている。何気ないトンボのカットや、四季折々の風景がこの山がいかにかけがえのないものであるかを物語る。
上映後のトークで、監督の宍戸大裕さんが語っていたのだが、このビデオは当初、反対運動を盛り上げるための「プロパガンダ」として製作を始めたそうだ。しかしながら、ビデオの中盤あたりに描かれるように、反対運動があるにもかかわらず着工された工事現場を取材し、推進派の方々の話を聞く中で道路の必要性にも思いが至る。「賛成か反対か」という問題に直面したとき両者の考えの間で思い悩む様子が語られることは意外と少なく、そうした意味でも正直に悩みを告白するナレーションは初々しい。
荒々しいコンクリートの橋脚が建つそばには今でも住民が住んでいる。そうした方々の話を聞くうちに反対運動のリーダーだった故峰尾幸友氏のことを知り、その業績に思いをはせる。人間ドラマとしても過不足がない。
全体としてとても丁寧に取材されているだけでなく、映像としても美しく迫力のある場面が数多くある。初めて作った作品でこうしたビデオを作ったとは驚きでもある。ただ少し残念なのは監督も語っていたのだが、あまり上映していない、とのことだった。どんな作品でも完成した時というのは道半ばで、見てもらうことで本当の完成になる。今回の上映がその第一歩になるなら、VIDEO ACT!上映会としてもうれしい。

報告文:本田孝義
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2009年08月25日

第45回上映会「イギリスの反戦運動」報告文

第45回 VIDEO ACT! 上映会 〜イギリスの反戦運動〜
上映作品『ブライアンと仲間たちパーラメント・スクエアSW1』 監督:早川由美子


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反戦活動家に寄り添って撮った記録


第45回になるビデオアクト上映会は、高田馬場の市民メディアセンターMediR(メディアール)で行なわれました。
上映作品は『ブライアンと仲間たち パーラメント・スクエアSW1』。この作品は、イギリスで反戦運動を続けているブライアン・ホウという人物と、彼とともに行動したり彼をサポートしている人達を、約1年半にわたって密着取材したドキュメンタリーです。
この作品は現在、全国各地で上映が行なわれています。各地で反戦・平和運動などに取り組んでいる人達にとって、この作品は刺激となっているようです。
最近では、反戦・平和運動関係とは別のところで上映される機会も増えているそうです。反戦・平和運動とはあまり接点がない人達がこの作品を観てどんな感想を持つのか興味深いところです。

制作者の早川由美子さんは、イギリスに留学した際に国会前でテントを貼って反戦を訴えているブライアンを見つけ、留学する少し前に買っていた家庭用の小型ビデオカメラで撮り始めます。
イギリスの国会前「パーラメントスクエア」は、日本の国会前と違って観光地でさまざまな人が訪れる場所にあるそうです。政府や警察の側からすれば、そんなところでイギリス政府がやっているところの批判をされるのはメンツに関わるのでしょう。あの手、この手を使ってプライアン達を追い出そうとしますが、さまざまなイヤガラセや暴力的な強制排除にもかかわらず、プライアン達はねばり強く自分たちの場所を守り続けます。この作品では、そうしたブライアン達と警察との攻防、そしてそこを訪れた世界中の人達の反応をつぶさに観ることができます。

早川さんは、撮ってはみたものの、自分のスタンスをしっかり決めて本格的な撮影を始めるまでには、4ヶ月ほどかかったそうです。覚悟を決めた早川さんは時には自分も数日間テントに泊まり込んだりしながら、プライアン達の行動を長期に渡って撮り続けました。この覚悟と熱意は凄いです。この作品に力を与えていると思います。
被写体に寄り添って一緒になって行動し、長い時間をかけて撮影したことで、この作品は反戦運動をするプライアン達への愛情にあふれたものになっています。

police1.jpg

苦言も書いておきましょう。まず、作品時間が長すぎると思いました。作り手の側に被写体への愛情があり、自分で苦労して撮影した映像には愛着がありますから、なかなか短くするのは難しいと思います。世の中には時間の長い作品を評価する傾向の人もいますが、私にはこの作品は少し冗長だと感じられました。フェードアウトを多用した編集は独特のリズムが出ていて、落ち着いてじっくりと観られる作品にはなっていたと思います。

この作品を観る際に気をつけておきたいと思ったのは、日本でもさまざまなスタイルの反戦平和運動があるように、ブライアン達がイギリスの反戦平和運動の代表というわけではないだろうということです。私はイギリスの反戦平和運動について詳しくは知りませんし、ブライアン達はある意味で「象徴」的な存在として扱われている時はあるかもしれませんが、私がこの作品で観た印象では「行動が目立つし、その行動力は凄いけどちょっと変わったオッサン」でした。そのやり方には共感する人がいれば、クールに捉えている人、批判的な人もいるだろうなと思います。そういう意味では今回のビデオアクト上映会のサブタイトル「イギ
リスの反戦運動」というのはちょっと大雑把でした。

早川さんがブライアンに対して、家族のことや生活費はどうしているのかという質問をした際には、それまで雄弁に語っていたのに突然、質問を無視していなくなってしまったそうです。私はその質問と、質問を無視して立ち去るブライアンのシーンこそ、作品に入れてほしかったと思います。7年間、国会前でテント生活を続けているというのは、よほどの覚悟と信念がなければできないでしょう。しかし、その裏には7年間ほったらかしにしている家庭に、いまさら戻ることもできないというリアルな現実もあるわけです。

人は誰でも葛藤や矛盾を抱えながら生きています。そこにもうちょっとでも踏み込むことができたら、もっと凄い作品になったと思います。
私自身も映像制作者で、自分が創っている作品でそんなことができるかどうかはちょっとわかりませんが……。

それにしても、ブライアンという人は表現力も行動力もあり、そして面白い人物です。イギリスでもプライアン達を長期取材したテレビ番組やドキュメンタリーは無いそうです。その意味でもこの作品は貴重な記録です。


報告文:小林アツシ

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2009年08月23日

8.30 上映会 〜若者が捉える環境問題〜



転載歓迎!

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■ 第46回 VIDEO ACT! 上映会 ■
〜若者が捉える環境問題〜
http://www.videoact.jp
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■2009年8月30日(日) 14時30分より
約四半世紀続く高尾山の圏央道トンネル工事反対運動のことを伝えるため初めてビデオカメラを手にした大学生の仲間たち。
道路は本当に必要なのか? 
建設推進側も取材していく中、若者たちの心は揺れる。

<注>上映会場が、飯田橋の東京ボランティア・市民活動センターになります。
高田馬場MediR(メディアール)ではありません!間違わないようにご注意を!!

■上映作品
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『高尾山、二十四年目の記憶』(2008年/45分) 

東京の西に位置する自然豊かな山、高尾山では1984年以来、首都圏中央連絡自動車道(圏央道)建設計画が進められている。
自然破壊型公共事業を止めるため映画制作を思い立ったが、地元住民の25年に渡る建設反対運動と、建設推進側の双方を取材していく中で、映像制作者の心も揺らいでゆく…。

監督・撮影・ナレーション:宍戸大裕
編集:佐藤大剛
音響:内藤峻輔

作品関連ブログ:http://d.hatena.ne.jp/show_mt-takao/

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14時00分 開場
14時30分 開始
終了予定時刻 16時30分 

※宍戸大裕監督を交えた、トーク&ディスカッション有。

上映会詳細ホームページ
http://www.videoact.jp/screening/090830.html
予告編動画はこちら
http://www.youtube.com/watch?gl=JP&hl=ja&v=5gbq9WebuLU

■上映会場 ★ご注意★ 会場が前回と異なります!
東京ボランティア・市民活動センター(03-3235-1171)
東京・飯田橋セントラルプラザ10階
東京都新宿区神楽河岸1-1
JR中央線・地下鉄飯田橋駅下車 徒歩1分

■参加費:500円

■問合せ:ビデオアクト上映プロジェクト
(050-3744-9745 [ローポジション気付] )
jyouei@videoact.jp

★上映作品・スタッフ募集中!
http://www.videoact.jp

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