2018年05月25日

<転載情報> 『非正規に尊厳を!−メトロレディーブルース総集編』上映会

<以下、転載します>

●『非正規に尊厳を!−メトロレディーブルース総集編』上映会

・5月27日(日)*開場は30分前 
 第1回 14.00〜16.00
   (上映55分+トーク)
 第2回 17.00〜19.00
   (上映55分+トーク+寸劇「女三人吉三」)
 *メトロコマース全員出演
・場所=ギャラリー古藤(江古田) 03-3948-5328
 http://furuto.art.coocan.jp/akusesnewpage5.html
・参加費 当日1200円 電話/メール予約1000円
・メール予約 https://metrolady.jimdo.com/yoyaku
・主催=ビデオプレス TEL03-3530-8588
    メール mgg01231@nifty.ne.jp

●作品紹介
 この映画は、初めてのストライキから、会社との交渉、そして裁判提訴とつづく「メトロレディーたち」(東京東部労組メトロコマース支部)の「非正規差別撤廃を求める」5年の闘いをドキュメントした。正義を求めた裁判所に裏切られ怒りの声を上げる彼女たち。シニア・シングル・非正規の女性たちの厳しい現実とホンネが見る者の心をゆさぶる。取材期間は2013年3月〜2017年11月で、裁判以降の流れや日常生活の様子など、新たな映像がふんだんに使われている。DVD・55分・2018年2月・ビデオプレス制作。

・映画専用HP https://metrolady.jimdo.com/

●寄せられた感想
 どうしても見たくてみたくて…。映画「メトロレディブルース」上映会行って来ました!
非正規労働者は同じ仕事をしても、正社員の半分の給料。自分はもらえないボーナス支給日に、正社員を恨んでしまう気持ちを正直に吐露するメトロレディのスピーチに、不覚にも涙が……。心が、わなわなと震えました。こんなにも怒る自分の気持ちはいったい、どこから来るのだろう?
(K)
posted by VIDEO ACT! スタッフ at 08:46| おすすめイベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年04月27日

【報告文】第90回ビデオアクト上映会 〜強制不妊手術を受けさせられて〜

上映作品
『ここにおるんじゃけぇ』 監督:下之坊修子


第90回 ビデオアクト上映会は、下之坊修子さんが監督したドキュメンタリー映画『ここにおるんじゃけぇ』を上映した。

この作品は、生後1週間で脳性マヒになり、車イスに乗り24時間介護を受けながらも、猫と一緒にアクティブな自立生活を送る、佐々木千津子さんの日常を追ったドキュメンタリーだ。
広島カープの応援で野球場に行って歓声を上げ、60歳を超えてヘアサロンで髪をピンクに染め、どこにでも出かけて行く佐々木さんの日常は、おばちゃん的なパワーに溢れていて、観ていてどんどん吸い込まれていく。

美容室鏡 002835;17.jpg


佐々木さんは、自分が感じた事をしたためたエッセイ集も出版している。
車イスで街を移動しながら「普通の人って同じ事をする・なんで?」と言った、はっとさせられるような言葉を紡ぎだす。

佐々木さんは、子ども時代は家族に囲まれて暮らしていたが、その後、施設に入所。そこでの生活に満足できず自立する事になる。
障がいを持っている人を施設に押し込める事の是非や、支援する団体との葛藤、介護してくれるヘルパーさん達との関係など、さまざまな人間関係があり、いろいろな事を考えさせられる。

27-D-3.jpg

作品の後半では、佐々木さんが二十歳の頃に「強制不妊手術」を受けさせられた事が明かされる。「強制不妊手術」は、旧優生保護法にもとづいて「不良な子孫の出生を防止する」という名目で行われた、国による人権侵害の行為だ。
これにより、子どもをつくれなくする手術をされてしまった人は約1万6500人。そのうちの約7割が女性だそうだ。
今年になって、被害を受けた人が国に対して謝罪と補償を訴えた事によって、この問題が世間の注目を浴びるようになった。

この映像作品の前半で、「強制不妊手術」に触れなかったのは監督の意図だと思う。
前半と後半とで違った視点で作品を観る事ができる重層的な作品になっていると思った。

佐々木千津子さんは、2013年に63歳で亡くなってしまったが、この作品が人々に観てもらえる事で、佐々木さんの行き方や言葉は多くの人の心に残ると思う。

(報告文:小林アツシ)

※『ここにおるんじゃけぇ』のDVDは、ビデオアクトで販売されています。
http://www.videoact-shop.com/2014/551

posted by VIDEO ACT! スタッフ at 16:37| その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

<転載情報> 『東電テレビ会議49時間の記録』小金井上映会

<以下、転載します>

『東電テレビ会議49時間の記録』小金井上映会
2018年5月3日(木・祝) 14時(開場13:30/18:00終了予定)
会場:小金井 宮地楽器ホール(市民交流センター)地下1階 練習室2・3
(JR武蔵小金井駅南口1分/問合せ:📞042-380-8270 info@mistral-japan.co.jp)
http://koganei-civic-center.jp/
料金:1000円(資料代として)
定員52人・前編/後編206分・途中休憩あり・入退場自由
主催:ワンズ・アイズ・フィルム
協力:ミストラルジャパン、「小金井に映画館をつくろう」プロジェクト

*************************************

『東電テレビ会議49時間の記録』 
1号機が爆発、3号機の原子炉水位も低くなり、刻々と近づくメルトダウン。
本店の調達が後手に周り、バッテリー、ガソリン、水、食糧が不足する現場。
打つ手打つ手が、ことごとく失敗する中、2号機、4号機にも危機が迫る様子そして、
ついに、作業員退避の検討がはじまる―。
2011年3月12日から15日までの3日間、福島第一原発で何が起きていたのか。
東京電力が一般向けにインターネット公開した映像をもとにまとめた報道ドキュメント。
(2013年 206分 製作:OurPlanet-TV 映像提供:東京電力株式会社)

https://www.touden49.net/
https://www.facebook.com/events/2079165108998348/

posted by VIDEO ACT! スタッフ at 09:04| おすすめイベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年04月20日

<転載情報> 日本記録映画作家協会 2018年4月研究会

<以下、転載します>

「日本記録映画作家協会 2018年4月研究会のお知らせ」
(日時)4月25日(水)午後6時30分
(会場)日本記録映画作家協会・事務所
渋谷区代々木2−18−8むら第七ビル4階
(新宿駅南口、徒歩12分)
(上映作品)
『コンビニの秘密〜便利で快適な暮らしの裏で』39分 
企画・制作 アジア太平洋資料センター
監督 土屋トカチ
便利で快適なコンビニ。しかし便利さと快適さの裏側で、
私たちが失ってしまっているものとは?
長時間労働やノルマ、ブラックバイト、
まだ食べられる食品を大量廃棄など、
コンビニの裏側を取材。
(参加費)500円

http://kirokueigakyoukai.seesaa.net/article/458717381.html

*参加希望の方は私(金子サトシ 携帯電話090−1793−6627)までお知らせください。

posted by VIDEO ACT! スタッフ at 09:17| その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年04月13日

<転載情報> 4.15『非正規に尊厳を!−メトロレディーブルース総集編』上映会

<以下、転載します>

『非正規に尊厳を!−メトロレディーブルース総集編』の上映会のお知らせです。
 安倍「働き方改革」では「同一労働同一賃金」とかいいながら、いっさいやる気はなし。司法もまったく是正に取り組もうとはしていません。『非正規に尊厳を!』を観て、メトロコマースの女性たちの話を聞いて、非正規の問題を一緒に考えてみませんか。4月15日に、東京・駒込「東京琉球館」で上映会を開催します。メトロコマース支部委員長の後呂良子さんは、4月上旬の米国レイバーノーツ大会から帰国したばかり。現地シカゴでは、『メトロレディーブルース』英語版の上映もしましたが、「日本の非正規の実態がよくわかった」「あなたたちのたたかいは力強い」など大反響だったとのことでした。15日の上映会ではレイバーノーツ大会のホットな報告もあります。ぜひご参加ください。予約優先ですが、予約なしでもOKです。

★4月15日(日)
 第1回 15.00〜17.00(上映55分+トーク)
 第2回 18.00〜20.00(上映55分+トーク)
*「メトロレディーたち」総出演
 参加費=1500円(ワンドリンク付) 
 主催=東京琉球館(駒込)予約優先 03-5974-1333
 地図 https://www.navitime.co.jp/poi?spt=02022.1018354
 開場はそれぞれ30分前です。

★作品紹介 『非正規に尊厳を!−メトロレディーブルース総集編』(55分)

 東京メトロ売店には正社員と非正規の契約社員が一緒に働いている。仕事はまったく同じ、しかし非正規の賃金は正社員の約半分だ。何年勤めても退職金はゼロ。勤続10年で1000万円の格差が生まれる。1年契約更新で雇い止めの不安もあった。そんな中ユニオンをつくって立ち上がったシニアの女性売店員たち。みんな10年以上のベテランだ。この映画は、初めてのストライキから、会社との交渉、そして裁判提訴とつづく「メトロレディーたち」の5年のたたかいをドキュメントした。正義を求めた裁判所に裏切られ怒りの声を上げる彼女たち。シニア・シングル・非正規の女性たちの厳しい現実とホンネが見る者の心をゆさぶる。いま日本の働き手の4割は非正規、2千万人をこえた。「これはカースト制度、負けるわけにはいかない」。取材期間=2013年3月〜2017年11月。DVD・55分・2018年2月 ビデオプレス制作。
*作品ホームページ https://metrolady.jimdo.com/

posted by VIDEO ACT! スタッフ at 20:06| おすすめイベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年04月10日

第90回 VIDEO ACT! 上映会 〜強制不妊手術を受けさせられて〜

=============================
■ 第90回 VIDEO ACT! 上映会 〜強制不妊手術を受けさせられて〜
『ここにおるんじゃけぇ』
2010年/97分/監督:下之坊修子

http://www.videoact.jp
http://videoact.seesaa.net/
==============================




■2018年4月10日(火)18時30分より

「優生手術」として認めた旧優生保護法下で
手術を強いられた人は、16,475人いるとされる。

『ここにおるんじゃけぇ』の主人公、
佐々木千津子さんは1990年代後半から
積極的に強制不妊手術の実態を語ってきた。

時々引きこもりながら落ち込みながら、
それでも行動したい、生きたい、やりたいことがある。
強い意思を持っている佐々木千津子さんが
「ここにおる」という、日常を追ったドキュメンタリーを上映する。

引っ越しメイと 004156;11.jpg

■上映作品
『ここにおるんじゃけぇ』
2010年/97分/監督:下之坊修子

■解説
2018年1月30日、障害者への強制的な不妊手術を「優生手術」として認めた
旧優生保護法下で手術を強いられた宮城県の60代女性が、個人の尊厳や
自己決定権を保障する憲法に違反するなどとして、国に1100万円の支払いを
求める訴訟を仙台地裁に起こした。このことを契機に提訴が相次ぎ、
やっと強制不妊手術の実態に目が向けられようとしている。
強制不妊手術を受けさせられた人は16,475人いるとされる。

『ここにおるんじゃけぇ』の主人公、佐々木千津子さんは
1990年代後半から積極的に強制不妊手術の実態を語ってきた。
彼女は、生後1週間で脳性マヒになり、20才の頃、コバルト照射による
強制不妊手術を受けさせられた。その後、後遺症に悩みながらネコと
一緒に24時間介護を受け自立生活している。

日常生活は自由奔放。
60才を越えて髪の毛をショッキングピンクに染め、
ジーパンをはき、広島球場へ何回も通う。一方、体調はだんだん悪くなり、
声も出なくなり、体も動かなくなってくる。しかし、それだからこそよけいに
短い言葉で的確に周りの人たちや介助者とコミュニケーションをとり、
人間関係を築いていく。

『ここにおるんじゃけぇ』は、時々引きこもりながら落ち込みながら、
それでも行動したい、生きたい、やりたいことがあるという強い意思を
持っている佐々木千津子さんが「ここにおる」という
日常を追ったドキュメンタリーです。
(佐々木千津子さんは2013年65歳で亡くなられました。)

美容室鏡 002835;17.jpg

■上映作品
『ここにおるんじゃけぇ』 2010年/DVD/カラー/97分
【監督】下之坊修子
【制作】映像発信てれれ
【編集】岡崎まゆみ
【撮影】下之坊修子・神吉良輔・岡崎まゆみ
【音楽】高玉要・大谷隆

■日時
2018年4月10日(火)
18時15分/開場 18時30分/開始 
<注>通常より開始が早いです
上映後は、瀬山紀子さん(優生手術に対する謝罪を求める会・連連影展FAV)を交えた
トーク&ディスカッションを行います。終了予定時刻 20時50分

■上映会場
東京ボランティア・市民活動センター(03-3235-1171)
東京・飯田橋セントラルプラザ10階
東京都新宿区神楽河岸1-1
JR中央線・地下鉄飯田橋駅下車 徒歩1分
(現在、JR飯田橋駅西口は、工事中のため大きく迂回することになります。ご注意ください)

■参加費:500円(介助者は無料・予約不要)

■問合せ:ビデオアクト上映プロジェクト
Eメール:jyouei@videoact.jp
(電話:045-228-7996 [ローポジション気付] )

1-C JPG.jpg

27-D-3.jpg

posted by VIDEO ACT! スタッフ at 23:59| VIDEO ACT! 主催 上映会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年03月02日

<転載情報> 「原発の町を追われて」全3部一挙上映

<以下、転載します>

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
3月11日(日)15:30〜第59回 月1原発映画祭/交流カフェ 

『原発の町を追われて』上映+堀切さとみ監督トーク
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
■日時・プログラム
2018年3月11日(日)開場15:00
15:30〜17:10 上映
17:20〜18:20 トーク
18:40〜19:40 交流カフェ
■参加費/定員
・上映 500円/定員30名
・トーク 500円/定員30名
・交流カフェ 500円(1ドリンク+軽食付)/定員20名
■映画『原発の町を追われて』(第1部・第2部・第3部)
第1部、第2部では、2年間にわたる福島県双葉町民たちの避難生活を記録。
さらに第3部では、埼玉県で新たに農業を始めた元牛飼いの女性の3年間を伝えます。
(2012年・2013年・2017年/100分/日本)
公式ホームページ http://genpatufutaba.com
■会場:谷中の家(東京都台東区谷中3-17-11)
メトロ千代田線千駄木・JR日暮里・JR西日暮里下車徒歩7分。
よみせ通り、延命地蔵を東へ入る、2筋目を南へ入って東側。
築60年の木造耐震補強民家。目印は格子戸。
■予約方法:以下いずれかの方法で必ず予約してください。
1.申込みフォーム(上映・トーク・交流カフェ、別々にお申込みが必要です)
・上映 http://kokucheese.com/event/index/507508/
・トーク http://kokucheese.com/event/index/507509/
・交流カフェ http://kokucheese.com/event/index/507510/
2.メール eigasai2018@jtgt.info
*件名を「月1原発映画祭申込み」として、参加者氏名(複数の場合は全員の氏名)、
参加内容(上映、トーク、交流カフェ)を明記してください。
3.電話 090-8681-4783(阿部)、または090-9492-0075(西川)
*トークと交流カフェは映画上映に参加される方が優先となります。
*キャンセルされる場合は必ず事前にご連絡ください。
■主催:月1原発映画の会
問い合わせ先 eigasai2018@jtgt.info
http://www.jtgt.info/ (地域から未来をつくる・ひがし広場内)
posted by VIDEO ACT! スタッフ at 08:44| おすすめイベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年02月22日

<転載情報> ドキュメンタリー映画『沈黙−立ち上がる慰安婦』大阪上映と東京アンコール上映・朴壽南監督トーク

<以下、転載します>

ドキュメンタリー映画『沈黙−立ち上がる慰安婦』大阪上映と
東京アンコール上映・朴壽南監督トークのお知らせです。
ぜひこの期間劇場にてご鑑賞下さい。
【大阪スケジュール】
大阪シネ・ヌーヴォ 
http://www.cinenouveau.com/

2月17日(土)〜23(金)10:50〜
  24日(土)〜3月2日(金)11:30〜
3月3日(土)〜3月9日(金)17:00〜
【イベント】2月24日(土)郭辰雄さんミニトークあり(コリアNGOセンター代表理事)

【東京・アップリンク渋谷アンコール上映★1日限定】
@3月17日(土)16:00『沈黙−立ち上がる慰安婦』2017年/117分/日韓合作
・上映後、朴壽南監督と山谷哲夫監督 登壇
A18:50〜「沖縄のハルモニ」(1979年・86分・監督山谷哲夫)
★先行予約受付中(各回1100円前売り券と当日座席指定券を予約できます)
nutigafu@gmail.com
アリランのうた製作委員会まで「枚数と前売り券送付先をお知らせください。」

【沈黙ー立ち上がる慰安婦 公式サイト】
https://tinmoku.wixsite.com/docu
【パク・スナム公式サイト】
http://nutigafu.wixsite.com/park-soonam/history1
【Facebook】https://www.facebook.com/tinmoku/
【Twitter】 https://twitter.com/tinmoku2017
posted by VIDEO ACT! スタッフ at 11:30| おすすめイベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年02月20日

【報告文】第89回ビデオアクト上映会〜現代のインフラ?コンビニエンス・ストア〜

上映作品
『コンビニの秘密―便利で快適な暮らしの裏で―』 監督:土屋トカチ


 私が生まれ育った群馬のド田舎の実家の近くにコンビニが出来たのは、いつ頃だったろうか? おそらく、中学生の頃だったような気がするが、とにかく衝撃だった。なにっ!夜11時まで店が開いてる!? 定休日なし!? まさか元旦でもやってるのか!? 夜7時にもなれば全ての店が閉まって何も買えなくなるのが当たり前だったあの頃の中学生にとって、それはまるでディズニーランド的な夢の世界だった…で、一体、誰が働く?

 中学生の頃の私の、その素朴な疑問に対する答えは、先日2月14日に開かれたビデオアクト上映会で明らかになった。365日24時間営業するためには、そのコンビニのオーナー自身に長時間労働を強いるしかないのだ! 上映した作品、『コンビニの秘密』の監督である土屋トカチさんは言う。「オーナー夫婦に布団は一組しか要らない。なぜなら、その夫婦は常にどちらかが働いているから」と。

 便利で快適な夢の世界を作り上げるためのからくり、「奴隷制度」ともたとえられるシステムの秘密は、まだまだあった。コンビニの約9割はフランチャイズ・チェーン方式の個人営業店。加盟店オーナーは、ロイヤリティと呼ばれる、わかりやすく言えば「上納金」をコンビニ本部に納める。その割合は、利益の60%が大手3社の平均値だという。で、そして、その大手コンビニ3社が問題視するのは、「食品ロスより機会ロス」。問題は、賞味期限切れの食品を廃棄する量より、売る機会を失くすこと、というわけだ。だから、コンビニ・オーナーは、たくさんの食品を本部から自腹で仕入れ、賞味期限が切れたら仕方なく廃棄する。安い値段で見切り販売すればオーナー側の利益率は上がるのに、本部はそれを推奨してない。食品を捨てた方が本部が儲かるという恐ろしいシステムだ。更に! ドミナントという生物種族の繁殖戦略のような巧妙な仕掛けもあった。同じ地域に同系列のコンビニを複数出店。配送の効率は上がるし、「あっちこっちにセブンがある。凄い!」という広告効果。そして、他社が参入しにくくなるという効果の結果、セブンというコンビニ種族が繁栄するというわけだ。しかし、複数出店されてしまったコンビニ・オーナーはどうなる? 客は当然、近くのコンビニに行くだろう。人口比率が大きく変動しない限り、一店舗の利益は減る。アルバイトだって、自分にとって良さげな店に移動して、更なる人出不足に陥ってしまう。オーナー夫婦に布団は一組しか要らないが、本部は痛くも痒くもない…というか、成長し続ける。

 そんな話を上映後にわかりやすく解説してくれたのが、この日のゲストで神奈川県逗子にあるコンビニのオーナー、飯山さんだ。「見切り販売は、オーナーの権利」だとして、当初からその権利を行使しているつわものだが、見た目はやさしく、話も面白い。ちなみにコンビニで販売している食品だけを使った「コンビニ・ダイエット」で二ヶ月で16キロも痩せたらしい。

 そんな飯山さんが関わっているのが、全国のコンビニエンスストア加盟店で組織する労働組合「コンビニ加盟店ユニオン」だ。ユニオンの主な目的は、@フランチャイズ法制定の推進、A加盟店の連携、Bフランチャイズ本部との対話(団体交渉)。未だ道半ばだが、着実にその目的に向かって進んでいる。

 今のコンビニのからくりは、明らかにおかしい。群馬の中学生もちょっと勉強すればわかるだろう。そのおかしさを変えていくユニオンの活動を応援したい。飯山さんは、地域に密着したコンビニの仕事が好きみたいだ。お話を聞いて、そう思った。だから、もう、「奴隷制度」とか、本当にやめてほしい。
(土屋 豊)

※『コンビニの秘密―便利で快適な暮らしの裏で―』のDVDは、コチラで販売しています。
http://www.parc-jp.org/video/sakuhin/konbini.html
posted by VIDEO ACT! スタッフ at 14:05| VIDEO ACT! 主催 上映会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年02月16日

<転載情報> ドキュメンタリー映画「選挙が生まれる2・東京 私たちは歩き始めた」(68分)完成

<以下、転載します>

ドキュメンタリー映画「選挙が生まれる2・東京 私たちは歩き始めた」(68分)完成

2017年9月28日、野党第2党だった民進党が事実上解散し、わずか3日前にできた「希望の党」への合流を決めた。「希望の党」の政策協定書の原案には「集団的自衛権には基本的に容認する」と明記してあった。この日から、それぞれの地域で培ってきた市民と野党の共闘運動の真価が問われる闘いがはじまった。
映画「選挙が生まれる2・東京 私たちは歩き始めた」は、史上初めて取り組まれた参議院選挙での野党共闘運動(2016年)の第2ステージ(2017年10月衆議院選挙)を東京を舞台に描いたものである。
衆議院選挙では、東京だけでも25選挙区(小選挙区)が闘われる。そこでは、参議院選挙以上の厳しい闘いがくりひろげられた。カメラは、選挙区ごとの選挙戦の瞬間、瞬間を追った。選挙の結果は、自公政権に3分の2議席を再び譲ってしまう形となった。しかしこの選挙戦の過程は、これまでにない苦しいが意味ある場面の連続であった。今後の日本の民主主義運動の展望を切り開く芽が、生まれたといっていいほどの。

・制作: 湯本雅典 
・ナレーター:堀切さとみ
・製作協力:市民と野党をつなぐ会@東京、チェンジ国政!板橋の会他
・テーマ音楽「GO VOTE こんな人たち」:ジョニーH
・価格:2000円(税込)

DVDご希望の方は、「湯本雅典のホームページ」http://7colors.org/yumoto/
から直接申し込めます。


posted by VIDEO ACT! スタッフ at 09:27| その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする