2017年02月07日

第83回 VIDEO ACT! 上映会 〜沖縄の自然とヘリパッド〜

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■ 第83回 VIDEO ACT! 上映会 〜沖縄の自然とヘリパッド〜 ■
上映作品
『いのちの森 高江』
2016年/65分/制作:「いのちの森 高江」制作委員会
監督:謝名元慶福 語り:佐々木愛
http://www.videoact.jp
http://videoact.seesaa.net/
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■2017年2月7日(火)19時より

いのち豊かな森を守るのは私たち人間の使命です。
オスプレイにおびえ、怒り、闘う、高江の記録。

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【上映作品】
『いのちの森 高江』
2016年/65分/制作:「いのちの森 高江」制作委員会
監督:謝名元慶福 語り:佐々木愛
撮影:中川西宏之/アキノ隊員/比嘉真人/宜野座盛克/新里しんじ/照屋真治/謝名元慶福
音楽:島袋霞
編集:新里しんじ
録音:シネマサウンドワークス
題字:岸本一夫
協力:新里勝彦/古謝将嘉/安里嗣頼/屋富祖昌子/屋富祖建樹/
    高江洲義一/高江洲義政/伊礼一美/野村岳也
制作:「いのちの森 高江」制作委員会
著作:文化工房 慶

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■解説
沖縄県国頭郡東村高江。那覇市から北へ約100キロ、
人口150人ほどの小さな集落だ。ここでは全国から集められた
機動隊員数百名が、ヘリパッド建設に反対する住民や支援者と
対峙している。20年前、日米両政府が合意した北部訓練場一部
返還の条件は、新たなヘリパッド建設だった。
「負担軽減」だと土地を返す代わりに、使い勝手のよい場所を
新施設とさだめ、森を破壊する。「基地強化」へつながる矛盾がそこにある。
映画には絶滅危惧種や天然記念物、やんばる固有種などの
いのちを育む豊かな森。そして、この土地に暮らす住民の生活と
抵抗が記録されている。

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■日時
2017年2月7日(火)
18時30分/開場 19時/開始
上映後は、古賀加奈子さん(「ゆんたく高江」メンバー)を交えた
トーク&ディスカッションを行います。
終了予定時刻 20時50分

■上映会場
東京ボランティア・市民活動センター(03-3235-1171)
東京・飯田橋セントラルプラザ10階
東京都新宿区神楽河岸1-1
JR中央線・地下鉄飯田橋駅下車 徒歩1分
(現在、JR飯田橋駅西口は、工事中のため大きく迂回することになります。ご注意ください)

■参加費:500円(介助者は無料・予約不要)

■問合せ:ビデオアクト上映プロジェクト
Eメール:jyouei@videoact.jp
(電話:045-228-7996 [ローポジション気付] )

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2017年02月03日

<転載情報>ドキュメンタリー映画『抗いー記録作家 林えいだい』2月11日(土)より、全国公開

<以下、転載します>
ドキュメンタリー映画『抗いー記録作家 林えいだい』(監督 西嶋真司)
いよいよ、2月11日(土)より、全国公開。

年老いた一人の記録作家の生き様が示すものは―
ただひたすら“追いもとめること”
遠回りでも“積み重ねていくこと”

★予告編  
https://www.youtube.com/watch?v=sKWpcqR-I-U

林えいだいの言葉
ルポルタージュは、主題の選択から始まる。1つのテーマを追い始めると、次から次へと新しい疑問が生まれる。僕は現場に身を置いて考える悪い癖がある。
時間とお金の無駄使いだと友人に笑われるが、これが僕の方式であり生き方だ。
名もなき民衆の声なき声を、しかと歴史にとどめていくことが、僕自身が生きている証しなのかもしれない。

東京(渋谷)
シアター・イメージフォーラム
http://www.imageforum.co.jp/theatre/access/
2月11日(土)より、一日一回(午前11時〜)連日上映(3週間予定)

会期中に、「今 ジャーナリズムを問う」と題し、トークイベントも開催予定です。
ゲスト
田中泯氏(ダンサー)、鎌田慧氏(ルポライター)、熊谷博子氏(映像ジャーナリスト)、伊藤智永氏(新聞記者)、崔善愛氏(ピアニスト) など
2月11日の初日は、監督と田中泯氏とのトークを予定しております。
前売りチケット販売 1200円(当日1500円)
・シアター・イメージフォーラム 劇場窓口
・メイジャー オンライン https://www.major-j.com/info.php?f=aragaiM20170114007
・パイオニア映画 シネマデスク 中央区京橋2−4−12 京橋第一生命ビルディング3F Tel. 03-3281-4489
・チケットポート(渋谷店、池袋店、銀座店、新宿店、吉祥寺店) 
全店共通お問い合わせ番号 03-5561-7714(平日10:00〜18:00)
・SHIBUYA TSUTAYA 渋谷区宇田川町21-6  Tel. 03-5459-2000
・シネマガイド ユーラン社 千代田区神田小川町3-10 Tel. 03-3291-1833
・大盛堂書店  渋谷区宇田川町22-1 Tel 03-5784-4900 e-mail book@taiseido.co.jp

名古屋 シネマスコーレ(2月25日〜3月10日)
http://www.cinemaskhole.co.jp/cinema/html/home.htm

大阪 第七藝術劇場(今春公開予定)
http://www.nanagei.com/

福岡 KBCシネマ(3月4日〜5日)ゲスト西嶋監督 鎌田慧氏
http://www.h6.dion.ne.jp/~kbccine/

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2016年12月14日

【報告文】第82回ビデオアクト上映会〜映画批評家と現代医療〜

上映作品
『がんを育てた男』
制作:ビデオプレス

 先日、私は50歳になった。自分が歳を取ったからなのか、公言する人が増えたからなのかわからないが、周囲にがんの人が多い。自分の父親も数年前から二つのがんを患っている。父親のがんが判明した時は、かなり焦って右往左往した。その時に、もし、この『がんを育てた男』を観ていたならば、あんなに動揺しなくても済んだかもしれない。

 上映会は、去る12月9日(金)に開催された。年末の金曜日、忘年会やら何やらいろいろあって参加者の人数が心配されたが、開場するやいなやどんどん人がやってきて、最終的には50名近くになった。やはり、がんは他人事ではないということか?

 物語の主人公は、映画評論家の木下昌明さん。現在、78歳。私の父親より一つ年下だ。木下さんは、四年前の2012年にがんを宣告される。勿論、動揺する。この作品は、初めから現代医療に抵抗して「がんを育てるぞ」と決め込んだ格好良い男の話ではない。そこが、面白い。

 木下さんは、セカンドオピニオン、サードオピニオン…と、自分が納得するまでがんと向き合う方法を探し続ける。医師との面談を自らビデオに撮り、関連書籍を読み漁る。そこには、これまで映画評論とともに社会運動にコミットし続けた彼の批評精神に通底する反骨心が見え隠れする。

 とは言え、先述したように、これは格好良い男の話ではない。「すっかり、おじいちゃんになっちゃったよ…」と病床でこぼすチャーミングな“おじいちゃん”の物語だ。その魅力を引き出したのは、彼の友人である制作者の松原明さんと佐々木有美さんだ。二人は私より先輩なので、友人ががんになったからといって、私のように右往左往したりしない。「まぁ、しょうがないよ」と軽口をたたきながら、木下さんの“闘い”をやさしくサポートする。そして、映画は、病気を見て人を見ない現代の外科手術第一主義の医療の問題を浮き彫りにして行く。木下さんは最終的に…

 …と、ここから先は、本編を是非ご覧頂きたいと思う。本作『がんを育てた男』は、来年劇場公開予定とのこと。あっとその前に、現在の木下さんのがんとの向き合い方をご自身で3分の映像にまとめた作品が今週土曜17日に開催される「レイバーフェスタ2016」で上映されるということが、今回の上映会のディスカッションの時に発表されました!「がんを育てた男」の現在を、皆さん是非ご覧下さい!

(土屋 豊)
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2016年12月09日

第82回 VIDEO ACT! 上映会 〜映画批評家と現代医療〜

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■ 第82回 VIDEO ACT! 上映会 〜映画批評家と現代医療〜 ■
上映作品『がんを育てた男』
2016年/60分/制作:ビデオプレス
http://www.videoact.jp
http://videoact.seesaa.net/
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■2016年12月9日(金)19時より


「めったにない映画ですぞ! 敢えて自分の尻をむきだした男が
ここにいて、知友が智力腕力を集中させて一篇のドキュメンタリー
を創りあげた。これこそがこんにちの芸術だ!」(小沢信男)

「この映画の主張は“患者が選択する”だ。選択の連続が実存だ」(鎌田慧)。


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7月のレイバー映画祭で初披露されたドキュメンタリー映画『がんを育てた男』。
だれもが、がんになる時代に、どう治療に向き合ったらいいのか。
ベルトコンベア式・手術万能の医者任せでいいのか。
映画評論家・木下昌明さんのケースに密着したこのドキュメンタリーは、
多くの人に示唆を与える作品だ。映画祭後、作品は追加撮影も行い、
さらにブラッシュアップされたヴァージョンを上映する。

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【上映作品】
『がんを育てた男』
2016年/60分/制作:ビデオプレス
出演:木下昌明・志真泰夫(緩和ケア医師)・近藤誠(がん専門医)ほか。
取材:松原明・佐々木有美。

■解説
2012年12月、映画批評家の木下昌明さんにがんが見つかった。
そのときかれは「頭が真っ白になった」という。医師は即手術を
求めたが、これを拒否し、しばらく様子をみることにした。その日
から、常識とされているがん医療との闘いが始まった。何人もの
医師との面談をビデオで撮り、本を読み、治療法を模索した。
それはかれの映画批評の精神と通底していた。
まだ動けるうちは動く。仕事に出かけ、映画の試写会や国会前の
デモにも参加しつづけた。それをカメラは追った。はたして……。

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■日時
2016年12月9日(金)
18時30分/開場 19時/開始
終了予定時刻 20時50分

■上映会場
東京ボランティア・市民活動センター(03-3235-1171)
東京・飯田橋セントラルプラザ10階
東京都新宿区神楽河岸1-1
JR中央線・地下鉄飯田橋駅下車 徒歩1分
(現在、JR飯田橋駅西口は、工事中のため大きく迂回することになります。ご注意ください)

■参加費:500円(介助者は無料・予約不要)

■問合せ:ビデオアクト上映プロジェクト
Eメール:jyouei@videoact.jp
(電話:045-228-7996 [ローポジション気付] )


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「ニッポン・戦争・私2015」アップロード

昨年実施した、「ニッポン・戦争・私2015」に応募された16本の3分ビデオをyou tube にアップしました。ぜひ、ご覧下さい。

https://www.youtube.com/user/VIDEOACTsince1998/feed?activity_view=1
posted by VIDEO ACT! スタッフ at 09:17| 3分ビデオ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年12月08日

<転載情報> 堀江有里×連連影展 『レズビアン・アイデンティティーズ』著者 堀江有里さんと映画を観よう!

<以下、転載します>

*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*
堀江有里×連連影展
『レズビアン・アイデンティティーズ』著者 堀江有里さんと映画を観よう!
Let's FAV!
*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*

それぞれの時代・場所での、<生>の模索を映し出す映像をみながら、<生>の
模索についての考察を続ける堀江有里さんと、共に、語ろう。

多くの人びとは、みずからの<生>が、”いまーここ”にあることを確かめよう
として”自分が何者であるのか”を模索しようとする。人(他者)との関係とい
う、ものさしを使いながら。(『レズビアン・アイデンティティーズ』より)

●12月17日(土)15:00〜18:00「i am」@代々木上原(参加費1000円)
会場:hako ギャラリー http://hakogallery.jp/

●1月15日(日)16:00〜19:00「怒りを力に」@明治大学(参加費無料)
会場:明治大学グローバルフロント1階・グローバルホール
http://www.meiji.ac.jp/koho/campus_guide/suruga/access.html
共催:明治大学労働教育メディア研究センターほか
※この企画についての案内
https://socialmovementunionism.blogspot.jp/2016/11/blog-post.html

●2月10日(金)19:00〜21:00 「In God's House」@武蔵境(参加費1000円)
会場:武蔵野プレイス4F・フォーラム
http://www.musashino.or.jp/place.html

●4月22日(土)19:00〜21:00「レズビアナ もうひとつの革命」@横浜(参加
費1000円)
会場:横浜YWCAホール
http://yokohama-ywca.jp/static/access.html
共催:横浜YWCA 協力:波をつくる女たち

*各回とも事前申込不要
*情報保障完備ではありませんが、会場でのトークなどの際にサポートが必要な方
は、事前にメール(renrenfav@yahoo.co.jp) でご連絡ください。
*12/17、4/22の会場は階段があり、バリアフリーではありません。車いす等で
お越しの方で、サポートが必要な方は、スタッフまで声をかけてください。

■堀江有里さんプロフィール
国際基督教大学、立命館大学ほか非常勤講師、(公財)世界人権問題研究センター
専任研究員。信仰とセクシュアリティを考えるキリスト者の会(ECQA)代表。日本
基督教団牧師。
著作に『「レズビアン」という生き方――キリスト教の異性愛主義を問う』(新
教出版社、2006年)、『レズビアン・アイデンティティーズ』(洛北出版、2015
年)など。

■上映作品紹介
■(12/17)『 i am(アイアム)』
(ソナリ・グラーティ監督/アメリカ・インド/英語・ヒンズー語/日本語字幕
/2011/71分)
インド出身のレズビアン映像作家の過去への旅路を描いたドキュメンタリー。イ
ンドには英国植民地時代の同性愛行為を禁止する刑法がいまでも存在する。かつ
て「家族」とともに暮らしていたデリーにある実家を訪れた監督は、ゲイやレズ
ビアンの子どもを持つ親との対話を通して「家族」の真の意味を紡ぎ出しながら、
「カムアウト」する前に亡くなった母との対峙と和解への道を模索する。
(作品の英文サイト http://www.sonalifilm.com/I-AM.html

■(1/15)『怒りを力に −ACT UP の歴史−』
(ジム・ハバード監督/米国/英語/日本語字幕/2012/93分)
ACT UPの活動を記録した映像から米国のHIV/AIDS運動の歴史をたどる。
HIV/AIDSの時代を生き抜くために、人種や階級、ジェンダーの枠を超えて力を合
わせ社会の変革に挑んだ人々。ACT UPの非暴力抵抗運動は、AIDS/HIV危機にある
米国政府やマスメディアを動かした。このドキュメンタリーは、大切な人を失う
哀しみを育み、人とのつながりの中で生きる力を持ち、セクシーでエネルギッシュ
なACT UP の姿を映し出す。

■(2/10)『In God's House』
(リナ・ホシノ監督/米国/英語/日本語字幕/2006/37分)
アメリカで暮らすアジア系アメリカ人で、クリスチャンのレズビアンやゲイたち
は「神の家(God’s House)」である教会内において長い間ほぼ見えない存在だっ
た。作品は、クリスチャンでレズビアンのアジア系アメリカ人女性の語りを中心
に、親の葛藤や教会のあり方を描く。

■(4/22)『レズビアナ ―もうひとつの革命―』
(ミリアム・フォジェール監督/カナダ/英語/日本語字幕/2012/63分)
1970年代の女性解放運動から生まれて1995年ごろに終わりを迎えたラディカル・
レズビアンの運動を、その担い手であり、革命的なシスターフッドを創造した米
国・カナダの作家、哲学者、活動家たちを訪ね歩き、インタビューしたドキュメ
ンタリー。
(作品の英文サイト http://www.lesbiana-film.com/

□FAV 連連影展
等身大にそして雄弁に語りかけてくる映像をフェミニストの視点で集めた映画祭。
作り手と観客が一緒に作るファヴは2005年にスタートし、年に数回、場所を転々
としながら上映活動を行っています。DVD の販売も行っています!
http://www.renren-fav.org/main/

協力:hako gallery、明治大学労働教育メディア研究センター

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Feminist Active documentary Video festa
フェミニスト・アクティブドキュメンタリー・ビデオフェスタ
連連影展 http://www.renren-fav.org
主催・お問い合わせ renrenfav@yahoo.co.jp
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2016年09月30日

第81回ビデオアクト上映会 〜学生が見つめた地域医療と公害〜 報告文

今回のビデオアクト上映会は、大学のゼミでつくられた2本の作品を上映した。

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『埋もれた時限爆弾〜さいたまアスベスト被害〜』
2016年/36分/制作:武蔵大学社会学部2年 永田浩三ゼミ

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建設資材や家庭用品をはじめ、さまざまな用途に使われてきたアスベスト(石綿)がもたらす健康被害については多少の知識はあったが、この作品を見てあらためて大きな問題だと感じた。

肺癌や中皮腫などの病気で亡くなる人もいるほどの被害状況にもかかわらず、国は経済を優先させてきた。法的規制がされた今後も、さまざまな形で被害が広がっている。「自分は関係ない」と思っていても、思わぬところで知らないうちに被害を受けてしまう可能性もある。そして発病するまでに30〜40年かかる場合もあり、亡くなっていく人が、これからどんどん増えていくとされている。

この映像作品は、そうした問題をわかりやすく説明している。社会の問題について考えたい人に観てもらえる作品としては及第点に達している。
アスベストの問題に関心が高い人たちが集まる集会などでは評価されるだろう。ただ、あまり関心が無い人達にも見てもらえるような工夫は、もっとしたほうが良いと思った。

この作品は5人でつくった作品だが、制作者の1人、古川さんは、重く、つらい取材ではあるが、あと1年半の学生生活の間、1人ででもこの取材を続けて作品をつくりたいという。映像制作を通して作者自身が変わって新たなチャレンジに向かっている。

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『たったひとりのお医者さん〜地域医療の現場から〜』
2015年/19分/企画・演出:新行希望 法政大学社会学部水島宏明ゼミ

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和歌山県日高郡日高川町寒川(そうがわ)にある寒川診療所で働く医師の出口雅枝さんと、その診療所に来る患者さん達との触れ合いを綴った映像作品。

撮った本人が関西弁のナレーションで、医師や患者さんにツッコミを入れるという、かなり風変わりで面白い作品だった。

いわゆる「限界集落」という言葉は適切かどうか迷うところだが、この寒川も人口が少なく高齢の方が多いところだ。
そこに派遣された出口さんと他の3人の診療所のメンバーは、患者さんたちに明るく振る舞い、患者さんとして来ているお年寄りの人たちもこの診療所に来る事でなごんでいるようだ。そんな感じがよくわかる、ほんわかしたアットホームな映像作品になっている。

医師の出口さんは、どんなきっかけでこの診療所に来たのか、もっと都会で勤めたいとは思わなかったのか、人口が減っている地域での医療についてどんな考えをもっているのか、将来どうしたいと思っているのか……、映像を観ていて知りたくなる事、聞きたくなることはいろいろある。
だが、そんなインタビューなどはしない。とにかくひたすら診療所でのやりとりや、体が弱っていて診療所に来られない人の家に診療に行くところを撮り続け、たまに「インタビュー」とは言えないような普通の会話をして、編集した映像にナレーションでツッコミを入れるのみである。

そして、医師の出口さんは、いつもよく笑っている。

たいした医療設備は無い診療所だから、ちゃんと検査する必要がある時には長時間かけて他の病院に行ってもらう。緊急の場合には、付近の街から救急車に来てもらうが、遠くて時間がかかるので間に合わない時もある。
「間に合わん時は、死んじゃう時もあるんとちゃう?」と、この時だけはちょっとインタビューっぽくなるのだが、出口さんは「そうやねえ」などと言って、それでも笑ってる。

いわゆる「限界集落」を社会問題として捉えたドキュメンタリーとは違う、時間も短い「小品」っぽい作品だが、一度観たら忘れられない作品になっていると思った。

報告文:小林アツシ
 
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2016年09月29日

第81回 VIDEO ACT! 上映会 〜学生が見つめた地域医療と公害〜

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●第81回 VIDEO ACT! 上映会 〜学生が見つめた地域医療と公害〜 
上映作品
『たった一人のお医者さん 〜地域医療の現場から〜』
 2015年/19分/企画・演出:新行希望 法政大学社会学部水島宏明ゼミ
『埋もれた時限爆弾〜さいたまアスベスト被害』
 2016年/36分/制作 : 武蔵大学社会学部2年 永田浩三ゼミ
http://www.videoact.jp
http://videoact.seesaa.net/
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■2016年9月29日(木)19時より
誰もが、映像制作をできるようになって久しい。
大学のゼミでも、様々な映像作品が作られ、鋭い視線で社会を見つめる
作品も作られている。今回は、学外では見られる機会の少ない
大学生の作品2本を併映する。

上映後、制作者・関係者を交えたトーク&ディスカッション有(予定)。

【上映作品】
『たった一人のお医者さん 〜地域医療の現場から〜』
 2015年/19分/企画・演出:新行希望 法政大学社会学部水島宏明ゼミ

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■解説
人口420人のうち約半分が高齢者という、和歌山県中部に位置する
日高川町の山間部、寒川地区。そんな限界集落にあるたったひとつの
診療所に勤める、たったひとりの気さくな女性医師が主人公のドキュメンタリー。
「この症状やったらここでは見れやんわ。大きい病院行ってもらおか」
「嫌や遠いもん」というような、主人公と患者の診察中のやりとりが微笑ましい。
地域医療の限界や過疎化をテーマに、地方の厳しさを訴えつつも、
そんななかでも笑顔で暮らす、田舎ならではの人の魅力を描いた作品だ。


『埋もれた時限爆弾〜さいたまアスベスト被害』
 2016年/36分/制作 : 武蔵大学社会学部2年 永田浩三ゼミ

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■解説
「久保田ショック」から10年。全国各地でアスベスト被害をめぐる
裁判が始まっている。埼玉県に住む松島恵一さん一家は、
2010年、母・かつ子さんを突然亡くした。かつ子さんはアスベスト
製品をつくる工場内の社宅に暮していた。1枚の写真が残っている。
1962年、アスベスト管の山の横を花嫁姿を見にまとい結婚式場に
向かうかつ子さん。48年後アスベストは牙をむき、中皮腫発症から
2ヶ月でかつ子さんは亡くなった。いま埼玉では工場周辺で中皮腫の
患者が次々見つかっている。学生たちは事実掘り起こしの過程を記録した。
アスベスト問題をわかりやすく伝えた作品で、東京労働安全衛生センターが
制作協力している。

■日時
2016年9月29日(木)
18時30分/開場 19時/開始
終了予定時刻 20時50分

■上映会場
東京ボランティア・市民活動センター(03-3235-1171)
東京・飯田橋セントラルプラザ10階
東京都新宿区神楽河岸1-1
JR中央線・地下鉄飯田橋駅下車 徒歩1分

■参加費:500円(介助者は無料・予約不要)

■問合せ:ビデオアクト上映プロジェクト
Eメール:jyouei@videoact.jp
(電話:045-228-7996 [ローポジション気付] )
posted by VIDEO ACT! スタッフ at 23:59| VIDEO ACT! 主催 上映会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年09月28日

<転載情報> ドキュメンタリー映画『がんを育てた男』完成上映会

<以下、転載します>

●めったにない映画ですぞ!〜ドキュメンタリー映画『がんを育てた男』広がる

 「めったにない映画ですぞ! 敢えて自分の尻をむきだした男がここにいて、
知友が智力腕力を集中させて一篇のドキュメンタリーを創りあげた。これこそが
こんにちの芸術だ!」(小沢信男)「この映画の主張は“患者が選択する”だ。選
択の連続が実存だ」(鎌田慧)。7月のレイバー映画祭で初披露されたドキュメ
ンタリー映画『がんを育てた男』(ビデオプレス制作・60分)が、広がってい
る。だれもががんになる時代に、どう治療に向き合ったらいいのか。ベルトコン
ベア式・手術万能の医者任せでいいのか。映画評論家・木下昌明さんのケースに
密着したこのドキュメンタリーは、多くの人に示唆を与える作品になった。映画
祭後、作品は追加撮影も行い、さらにブラッシュアップされた。10月2日の「特
別完成試写会」を皮切りに、全国各地で自主上映会が始まる。あなたも上映会を
企画しませんか。

●特別試写会
とき 2016年10月2日(日)19時開演(21時終了)
ところ シアターX  JR両国駅3分
http://www.theaterx.jp/access.php
 東京都墨田区両国2-10-14 両国シティコア内
 03-5624-1181
映画上映 : 60分
お話:小沢信男・木下昌明・制作者ほか
参加費 1000円
主催 花田清輝研究会

●レイバー映画祭2016に寄せられた感想

・「がんを育てた男」の迫真にせまる木下氏に感銘を受けた。
・自分も現在、抗がん剤治療中なので、励まされました。
・「がんを育てた男」に感動。昨年の3分ビデオに続き、今回の映像は木下さん
のその後の生き方がよくわかりました。わたしも近藤誠医師にたどりつき、がん
を育てながら様子をみていたところ、がんは育たず沈静してしまいました。日本
の今のがん医療が外科主導で成り立っているかを多くの患者が認識、検証すべき
と実感しています。
・複数の友人ががんで悩みをかかえています。「がんよ、ありがとう!」のしめ
と、木下さんが、好きな脱原発行動に参加しているときの明るい顔が、印象的で
した。

●映画解説
 2012年12月、映画批評家の木下昌明さんにがんが見つかった。そのときかれは
「頭が真っ白になった」という。医師は即手術を求めたが、これを拒否し、しば
らく様子をみることにした。その日から、常識とされているがん医療との闘いが
始まった。何人もの医師との面談をビデオで撮り、本を読み、治療法を模索し
た。それはかれの映画批評の精神と通底していた。まだ動けるうちは動く。仕事
に出かけ、映画の試写会や国会前のデモにも参加しつづけた。それをカメラは
追った。はたして……。出演=木下昌明・志真泰夫(緩和ケア医師)・近藤誠(が
ん専門医)ほか。取材=松原明・佐々木有美。制作=ビデオプレス 2016年・60分

●あなたのところで上映会を企画しませんか?(上映料など応相談)
<問合せ=ビデオプレス>
 TEL03-3530-8588 FAX03-3530-8578
 メール mgg01231@nifty.ne.jp
 ホームページ http://vpress.la.coocan.jp/
 専用サイト http://videopress.jimdo.com
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●カンパのお願い〜映画『がんを育てた男』を大きく育てたい!

 初の上映は7月23日「レイバー映画祭」で行いましたが、大きな反響と声援を
いただきました。ビデオプレスでは、より広く見てもらうために「映像グルー
プ・ローポジション」土屋トカチ氏の協力をえて、追加撮影・再編集をすすめる
ことにしました。そして、2016年秋以降に自主上映・劇場公開をめざし、サポー
ターの会「『がんを育てた男』を育てる会」も発足しました。制作・普及に多額
の費用がかかります。この映画を応援していただければ幸いです。(2016年
9月1日 ビデオプレス代表 松原明)

*『がんを育てた男』制作・普及カンパ
 1口 3000円(ホームページに「制作協力」としてお名前を入れさせていただき
ます)
 1口 10000円(完成DVDを差し上げます)
 (第一次締切 11月末日)
*送金先
 郵便振替 00130-2-397479 ビデオプレス
 銀行口座 東京都民銀行小竹向原出張所 (普)0752471 ビデオプレス
*『がんを育てた男』を育てる会
 呼びかけ人 小沢信男・志真秀弘・土屋トカチ・長島信也
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2016年09月14日

<転載情報> 『不思議なクニの憲法』上映会

<以下、転載します>

映画会 & 交流カフェ (ワイン・軽食付)

『不思議なクニの憲法』松井久子監督作品/122分(2016)

  対談 : 日本国憲法と私たち
    上野 千鶴子 & 松井 久子

9月22日(木・祝) 16:00〜20:30
[場所] 谷中の家 (住所)東京都台東区谷中3-17-11
[参加費]: A) 映画+対談 1000円
    B) 映画+対談+交流カフェ 2000円
[時間] 上映:16:00-18:00
対談:18:00-19:00
交流カフェ:19:15-20:30

完全予約制 30名
予約・連絡先 メールまたは電話
 メール:nishikawa@kj-web.or.jp
電話:090−9492−0075 (西川直子)

※最寄駅: JR 日暮里駅、JRおよびメトロ千代田線 西日暮里駅

[地図] http://www.jtgt.info/sites/default/files/2013-05-14.jpg

[主催] 「谷中の家」+格子戸カンパニー

※「谷中の家」は、路地のまち・谷中で築50年の木造民家を
耐震補強改修再生した住宅+小さなコミュニティスペースです。


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