2021年07月25日

【報告文】第106回 ビデオアクト上映会 〜トランスジェンダーのリアル〜

第106回 ビデオアクト上映会 〜トランスジェンダーのリアル〜

上映作品『I AM Here−私たちはともに生きている−』
監督・主演:浅沼智也


 7月24日に行われた上映会は「トランスジェンダーのリアル」と題して、浅沼智也さん監督・主演の『I AM Here−私たちはともに生きている−』を上映しました。

 監督・主演の浅沼智也さん自身が、GID(性同一性障害)当事者であり、すでに手術を経て性別変更をすませています。

 そして「当事者の現状を多くの人に知ってもらい、より生きやすい社会になるようにしたい。孤立しがちな当事者に、決して一人ではないというメッセージを送りたい」という思いから、映画を製作する事にしたそうです。

 映画製作する事を決めてからは、父親ときちんと向き合って、今まで避けていた「セクシャリティの話」をきちんとしてみようと思い立ちました。

02.jpg

 さらに、GD(性別違和)、トランスジェンダー(こころとからだの性が一致していない人)など、さまざまな人たちにもインタビューを行い、ドキュメンタリー映画をつくりあげました。

 日本では、2004年に、自分の性別が変更できる「GID特例法」が施行されました。しんかし、適用条件が高すぎることもあって、自らの性別変更を望んでも要件を満たすことができずにいる当事者がいます。

 こうした人たちに対する法整備や社会的なサポートは、海外に比べ日本は送れているそうです。
 この作品などを通じて、日本の法体系の壁に少しでも風穴をあけて、誰もが生きやすく・暮らしやすい世の中になればと思います。

(小林アツシ)

posted by VIDEO ACT! スタッフ at 11:18| VIDEO ACT! 主催 上映会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年07月24日

第106回 VIDEO ACT! 上映会 〜トランスジェンダーのリアル〜

=============================
■ 第106回 VIDEO ACT! 上映会 〜トランスジェンダーのリアル〜
上映作品『I Am Here ─私たちはともに生きている─』
http://www.videoact.jp
http://videoact.seesaa.net/
==============================

■2021年7月24日(土)19時より

出生時の戸籍上の性別とは異なる性を自認する
トランスジェンダーの内面に迫るドキュメンタリー。
東京ドキュメンタリー映画祭2020 短編部門グランプリ受賞作品
上映する。

01.jpg

■上映作品
『I Am Here ─私たちはともに生きている─』(2020年/日本/60分)
監督・主演:浅沼智也
出演:愛光/青木未央/和泉有紀/乾菜月/尾崎日菜子/
おすぎ純子/瞬/杉山文野/虎井まさ衛/中山美悠/畑野とまと/
三橋順子/ミムラ/宮田りりぃ/山本蘭

公式ウェブ:https://iamhere-trans.jp/



■作品解説
2004年、性別が変更できるGID特例法(性同一性障害者の性別の
取扱いの特例に関する法律)が施行された。
しかし、適用要件が高すぎることもあり、性別変更を望んでも
要件を満たすことができずにいる当事者も少なくない。
戸籍上の性別を変更できないことで、精神的な苦痛を生じたり、
社会生活をする上で偏見や差別にあうこともある。
監督自身の家族との関係やカミングアウトを含め、
性別に悩む様々な当事者達の想いを描く。

02.jpg

■日時
2021年7月24日(土)
18時30分/開場 19時/開始
上映後、浅沼智也監督を交えたトーク&ディスカッションを予定。

■上映会場
東京ボランティア・市民活動センター(03-3235-1171)
東京・飯田橋セントラルプラザ10階
東京都新宿区神楽河岸1-1
JR中央線・地下鉄飯田橋駅下車 徒歩1分

■参加費
500円(介助者は無料/予約必須)

03.jpg

■予約方法
参加希望の方は、上映会前日の7月23日(金)19時までに
下記へ「お名前」「参加人数」「連絡先」をお伝えください。
→Eメール:jyouei@videoact.jp
→電話:045-228-7996(ローポジション気付)

■問合せ:ビデオアクト上映プロジェクト
Eメール:jyouei@videoact.jp

05.jpg
posted by VIDEO ACT! スタッフ at 23:00| VIDEO ACT! 主催 上映会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年06月12日

ウェブショップ新規登録作品のご案内

【VIDEO ACT WebSHOP】に新しい作品が登録されました!
是非、チェックしてみて下さい。


『原発故郷3650日』
監督:島田陽磨/70分/2021年制作

福島第一原発の事故から10年。周辺地域には、新たな産業・スポーツ施設の建設が進み、道路の復旧などインフラの整備が着々と進められています。しかし、福島県では児童虐待などのDV被害の件数は震災前の10倍までに増加。若者の自殺率も全国1位になるなど、こころの傷はむしろ深くなっています。「原発故郷3650日」では、被災者の置かれた切実な現状やその背景、本来の復興の姿を伝えます。
※特典映像(19分)付
http://www.videoact-shop.com/2021/847
nd-14.jpg


『荒野に希望の灯をともす〜医師・中村哲 現地活動35年の軌跡』
監督:谷津賢二/88分/2021年制作

アフガニスタンとパキスタンで35年にわたり、病や戦乱、そして干ばつに苦しむ人々に寄り添いながら命を救い、生きる手助けをしてきた医師・中村哲。今、アフガニスタンに建設した用水路群の水が、かつての干ばつの大地を恵み豊かな緑野に変え、65万人の命を支えている。しかし、2019年12月。用水路建設現場へ向かう途中、中村医師は何者かの凶弾に倒れた。その突然の死は多くの人々に深い悲しみをもたらした。だが、一方で 私たちに強く問いかけもする。中村医師が命を賭して遺した物は何なのか、その視線の先に目指していたものは何なのか。中村哲が遺した文章と1000時間におよぶ記録映像をもとに、現地活動の実践と思索をひも解く。
http://www.videoact-shop.com/2021/856
nd-15.jpg
posted by VIDEO ACT! スタッフ at 17:02| Web Shop 作品情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年05月16日

【報告文】第105回ビデオアクト上映会〜原発事故と有機農家〜

上映作品
『それでも種をまく』 制作:国際有機農業映画祭
『それでも種をまく 2019』 制作:国際有機農業映画祭


 5月11日、「原発事故と有機農家」と題された105回目のビデオアクト上映会が開催された。緊急事態宣言で人数制限された会場には、約20名の参加者が集まった。上映作品は、2011年3月11日の原発事故直後の有機農家を取材した『それでも種をまく』と、その8年後の彼女、彼らを追った『それでも種をまく 2019』の二本立てだった。

 この二本の作品の制作は、国際有機農業映画祭という全員ボランティアの市民グループ。有機農業や自然環境などに関心をもつ人々が集まり、毎年12月に映画祭を開催している。2011年3月の原発事故後、その年最初に開かれた映画祭の運営委員会で、メンバーの一人が言った。「有機農家は、“それでも種をまく”と言っている」。一同は驚いたが、「じゃあ、それを記録しよう!」という声があがった。映画を見せるのは“プロ”だが、作るのは“素人”の作品づくりが、こうして始まった。

 “素人”とは言え、もともと有機農業に関心があり、さまざまに活動に取り組んできた人たちの取材力は、映像の“プロ”以上だ。これまでのネットワークを活かしながら、苦境に追い込まれた農民たちの率直でリアルな言葉を拾い上げていく。

 「作付けして売れなかったら、それは作物で放射能を抜くというか、除染」と割り切り、福島にとどまって種をまく農民。福島をあきらめ、新しい地に移住した農民の不安と戸惑い。共同で放射能測定器を購入し、出荷する作物全てを自主検査する農民たち…

 有機農業は、生産者と地域、消費者、そして循環する生態系とのつながりの中にある。そのつながりを一瞬のうちに暴力的に断ち切った原発事故による放射能汚染。カメラは、そのつながりを取り戻そうと奮闘する人々の姿を丁寧に追い、8年後の取材では、次世代を担う若い有機農家も登場し、未来へとつなぐ。

 上映後は、映画祭の運営委員で、作品の撮影を担当された笠原眞弓さんにお話を伺った。笠原さんは、当初、「汚染された福島で野菜を作るなんて、信じられない…」と戸惑ったという。しかし、「なぜ、“それでも種をまく”のか?を批判しないで記録しよう」と心に決めた。その結果、それぞれの想いをつなぐ架け橋のような作品に仕上がったと思う。

 笠原さんは、福島にとどまった農家から麹を、新しい地に移った農家からは大豆を購入して、味噌を作っているという。旨そうだ。味わってみたい。
(土屋 豊)
posted by VIDEO ACT! スタッフ at 20:18| VIDEO ACT! 主催 上映会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年05月11日

第105回 VIDEO ACT! 上映会 〜原発事故と有機農家〜

=============================
■ 第105回 VIDEO ACT! 上映会 〜原発事故と有機農家〜
上映2作品『それでも種をまく』『それでも種をまく 2019』
http://www.videoact.jp
http://videoact.seesaa.net/
==============================

■2021年5月11日(火)19時より

有機農業は、生命のつながりの中にある。
2011年3月11日。
福島第一原発事故とそれによる放射能汚染は、
その「つながり」を暴力的に断ち切り、福島や周辺の有機農家を苦境に追い込んだ。
痛みの中でも「つながり」を取り戻すための
種をまこうとしている人びとの姿を追う2作品を上映する。

6_『それでも種をまく 2019』_猫の手縁農隊(提供平島芳香).JPG

■上映2作品
『それでも種をまく』(2011 年/日本/24 分)
構成:小池菜採
撮影:笠原眞弓 堀 純司 中村易世
音楽:松島美毅子
制作:国際有機農業映画祭



有機農業は、生命のつながりの中にある。
生産者と消費者のつながり、生産者と地域のつながり、
そして、循環する生態系とのつながり。
しかし、福島第一原発事故とそれによる放射能汚染は、
こうしたつながりを暴力的に断ち切った。
その痛みの中で、なお「つながり」を取り戻すための
種をまこうとしている人びとの姿を追う。

【推薦文】秩父の小高い山の上に住んでいる。近所に97歳のばあちゃんがいて、
腰は90度に曲がっているが、足腰も耳も目も口も達者で、毎日畑にでて、
結構広い土地で見事な野菜を作る。おすそ分けでよくもらうので、4月のある日、
世間話をしながら一緒に草を取った。福島の話になり、あそこでは今、百姓はみんな
田にも畑にも出られなくて、といった。しばらく黙ったばあちゃんは、
ぽつりと「そんなことになったらおらあ死んじゃうな」とひとこと。
百姓はたとえ地球が壊れても畑に出る。
そんな想いを伝えたいと、映画祭運営委員みんなで、この映画をつくった。(大野和興)

5_『それでも種をまく 2019』_大内 督(2019年10月).png

『それでも種をまく 2019』(2019年/日本/22分)
ナレーション:古田朋子
撮影:笠原眞弓
編集:堀 純司
制作:国際有機農業映画祭



2011年3月11日。
福島第一原発事故は福島や周辺の有機農家を苦境に追い込んだ。
その地に留まり農業を続けた農民。新しい地へ移住し、
その知識と技術を若い人たちに伝える農民。
共同で測定器を購入し放射能を測る農民。
それから8年余り経ち、放射能汚染の残る高線量地域への帰還も
始まっている今、農民たちのその後を追う。

■日時
2021年5月11日(火)
18時30分/開場 19時/開始
上映後、制作者を交えたトーク&ディスカッションを予定。

■上映会場
東京ボランティア・市民活動センター(03-3235-1171)
東京・飯田橋セントラルプラザ10階
東京都新宿区神楽河岸1-1
JR中央線・地下鉄飯田橋駅下車 徒歩1分

■参加費
500円(介助者は無料/予約必須)

■予約方法
参加希望の方は、上映会前日の5月10日(月)19時までに
下記へ「お名前」「参加人数」「連絡先」をお伝えください。
→Eメール:jyouei@videoact.jp
→電話:045-228-7996(ローポジション気付)

posted by VIDEO ACT! スタッフ at 22:59| VIDEO ACT! 主催 上映会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年04月09日

報告文:第104回 VIDEO ACT! 上映会 〜追悼 映画批評家・木下昌明さん〜

3月30日(火)開催したビデオアクト上映会は、2020年12月6日未明に亡くなった映画批評家の木下昌明さんを追悼するかたちで行いました。木下さんは、直腸がんと前立腺がんを抱えながらも映画批評を続け、生前7冊の著書を発表。2003年より3分間ビデオ『娘の時間』『息子の場合』『三分間の履歴書』『育てる』など、15本の3分間ビデオを制作されてきました。木下さんはビデオアクトの上映会に何度も足を運んでいただきました。筆者をはじめ、何人もの映像制作者を励ましてくれました。

kinoshita_san.jpg

当日の参加者は30名。コロナ禍のため、会場入場者数の上限が30名とされているため満席で、予約の申し出をいただきながらも、参加のお断りさせていただいた方が多数おられました。この場をお借りし、お詫び申し上げます。

「3分間以内であることが条件。プロやアマチュアに関わらず、誰でも何でも表現してよい」というのが3分間ビデオのコンセプト。この企画は1999年の山形国際ドキュメンタリー映画祭へ、ビデオアクトとして参加する際に「誰もが応募できるオムニバス企画をやろうよ」と、ビデオプレスの松原明さんが発案しました。その後、ビデオアクトでは不定期ながら、10回の3分間ビデオ・オムニバス企画を実施。2002年よりスタートしたレイバーフェスタ(レイバーネット日本主催)でも、3分間ビデオのコーナーは欠かせないものとして定着しています。

「働きすぎの娘の身が心配で、証拠映像として撮りためた映像素材がある。これを3分間ビデオにまとめたい」
長年の友人である松原さんに相談したことから、木下さんの3分間ビデオ制作が始まったといいます。
「アドバイスはしたが、構成については木下さん自身が綿密な構成表を用意するので、いつもそれを元に編集していた」と上映後のトークで松原さんは制作の状況を明らかにしました。

20210330_195714.jpg

「人生とは時間だ」が口ぐせだった木下さん。膨大な映画鑑賞と批評、知識を通し、生活者や労働者の視点を頑なに守り、社会や医療を捉えた映像群。プライベートな映像が軸だからこそ、木下さんの人生哲学が滲んだ映像は、まるで走馬灯のように広がります。さらにユーモアとロマンも上品に添えられ、実に濃密で味わい深いものです。ついに、木下昌明監督作品の映画が誕生したのです。今回の上映会用に一本化し『映画批評家の冒険』と名付け構成したのは筆者です。タイトルは木下さんの最初の著書『映画批評の冒険』より引用しました。

20210330_195708.jpg

最後に。木下昌明さん、私はあなたを父親のように慕わせていただきました。あなたの勇気と知恵を習って、私も生きていきます。ありがとうございました。(土屋トカチ)

DVD『映画批評家の冒険』は、ビデオアクトのSHOPページにて頒布中です。
posted by VIDEO ACT! スタッフ at 21:19| その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年04月02日

ウェブショップ新規登録作品のご案内

2020年12月に惜しくも亡くなった映画批評家の木下昌明さん(享年82歳)。
ペンとカメラを手に世の中と向き合い続けた木下さんが遺した3分間ビデオ全作品がDVD化されました。

『映画批評家の冒険 木下昌明 3分間ビデオ全作品 2003〜2018』
監督:木下昌明/52分/2021年制作

ビデオアクトWebSHOPで、購入できます。
http://www.videoact-shop.com/2021/841
kinoshita_san.jpg
posted by VIDEO ACT! スタッフ at 14:51| Web Shop 作品情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年03月30日

第104回 VIDEO ACT! 上映会 〜追悼 映画批評家・木下昌明さん〜

=============================
■ 第104回 VIDEO ACT! 上映会 〜追悼 映画批評家・木下昌明さん〜
上映作品『映画批評家の冒険 木下昌明 3分間ビデオ全作品 2003〜2018』
http://www.videoact.jp
http://videoact.seesaa.net/
==============================
■2021年3月30日(火)19時より  
席数が予約上限となりましたので締切ました。ありがとうございました(3/24付)。

2020年12月6日未明、惜しくも亡くなった
映画批評家の木下昌明さん。享年82歳。
木下さんは、直腸がんと前立腺がんを抱えながらも
映画批評を続け、7冊の著書を発表。
そして、2003年より3分間ビデオ『娘の時間』『息子の場合』
『三分間の履歴書』『育てる』など、数々の名作を発表してきた。

ペンとカメラを手に、世の中と向き合い続けた木下さん。
木下さんを追悼し、彼が遺した3分間ビデオ全作品群を
『映画批評家の冒険』と題して一本化し、上映する。

木下昌明カメラ.jpg

■上映作品
『映画批評家の冒険 木下昌明 3分間ビデオ全作品 2003〜2018』
2021年/日本語/カラー/52分(ブルーレイ上映)
監督・撮影・構成:木下昌明 編集:松原 明

■作品タイトル及び制作年度
「娘の時間」(2003)
「続・娘の時間」(2004)
「息子の場合」(2005)
「三分間の履歴書」(2006)
「木下家その後」(2007)
「自転車通勤」(2008)
「沖縄観光」(2009)
「映画批評」(2010)
「赤き狼」(2012)
「育てる」(2013)
「がん わたしの選択」(2014)
「それからの息子」(2015)
「2年前のこと」(2017)
「おしどりマコ出馬宣言」(2018)
+
「追悼 木下昌明さん」(2020) 制作:松原 明

0804自転車04.jpg

■日時
2021年3月30日(火)
18時30分/開場 19時/開始
上映後、編集の松原明さんを交えたトーク&ディスカッションを予定。
なお、会場にて
DVD『映画批評家の冒険 木下昌明 3分間ビデオ全作品 2003〜2018』を販売予定。

■上映会場
東京ボランティア・市民活動センター(03-3235-1171)
東京・飯田橋セントラルプラザ10階
東京都新宿区神楽河岸1-1
JR中央線・地下鉄飯田橋駅下車 徒歩1分

■参加費
500円(介助者は無料/予約必須)

■予約方法
席数が予約上限となりましたので締切ました。ありがとうございました(3/24付)。
参加希望の方は、上映会前日の3月29日(月)19時までに
下記へ「お名前」「参加人数」「連絡先」をお伝えください。
→Eメール:jyouei@videoact.jp
→電話:045-228-7996(ローポジション気付)

■参考音源
木下昌明さんの人柄が伝わってくる、ラジオ番組出演時の音源です。
あるくラジオ第11回「時代に挑み 時代と生きる」−映画批評家・木下昌明さんに聞く


■問合せ:ビデオアクト上映プロジェクト
Eメール:jyouei@videoact.jp

posted by VIDEO ACT! スタッフ at 23:59| VIDEO ACT! 主催 上映会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年02月18日

ウェブショップ新規登録作品のご案内

【VIDEO ACT WebSHOP】に新しい作品が登録されました!
是非、チェックしてみて下さい。


『東京干潟』
監督:村上浩康/83分/2019年制作

東京と神奈川の間を流れる多摩川の河口に広がる干潟で、シジミを採りながら捨て猫たちと暮らすホームレスの老人。彼の干潟での生活と歩んで来た人生を追いながら、現代社会が抱える様々な問題(環境破壊、高齢化、格差、貧困、ペット遺棄など)と昭和から現在までの日本の戦後史を重ねて描いた作品。新藤兼人賞金賞、門真国際映画祭最優秀ドキュメンタリー賞、山形国際ドキュメンタリー映画祭日本プログラム選出など、多数受賞。

http://www.videoact-shop.com/2021/826
higata.jpg


『蟹の惑星』
監督:村上浩康/68分/2019年制作

東京と神奈川の間を流れる多摩川の河口に広がる干潟で、15年に渡りカニの観察・調査を続けている吉田唯義さんと共に、驚くべきカニたちの営みを見つめていくフィールドワーク・ドキュメンタリー。都会の片隅の小さな干潟に様々な個性を持ったカニたちが暮らしており、その姿を驚異の接写映像で捉えた全編カニづくしのワンダームービー。 新藤兼人賞金賞、文化庁優秀映画賞、座・高円寺ドキュメンタリーフェスティバル大賞など、多数受賞。

http://www.videoact-shop.com/2021/834
kani.jpg
posted by VIDEO ACT! スタッフ at 15:05| Web Shop 作品情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年01月15日

【報告文】第103回 VIDEO ACT! 上映会 〜都市の中にある別世界〜

上映会直前に、新型コロナの感染者急増を受け、東京には緊急事態宣言が出された。昨年は一度、緊急事態宣言によって上映会が中止になっているので心配になったが、今回はなんとか上映会を開催することが出来た。
1月12日に上映したのは『蟹の惑星』(製作・撮影・編集・監督:村上浩康)。緊急事態宣言下にも関わらず、20名の参加者がありました。
『蟹の惑星』は多摩川の河口に400m×200mの広さで広がる干潟に住む蟹の生態を描いた作品だ。導き手は、15年蟹の生態を研究している吉田唯義(ただよし)さん。
yoshida.jpg_large

吉田さんは専門家ではなく、仕事をリタイアした後に多摩川の干潟を観察し始めたとのこと。本作が面白いのは、こうした吉田さんのスタンスもあって、生物ドキュメンタリーにありがちな、啓蒙臭さがないことだ。吉田さんは、蟹の巣穴の石膏型を作ったり、蟹を目隠しして爪の機能を考えてみたり、蟹の求愛行動を観察したりしている。監督の村上さんも、吉田さんの好奇心と同調するかのように、蟹の姿を映像に収めていく。

0d-YpW4L.jpg_large

上映後、村上さんは、「根気さえあれば撮れます」と言ってましたが、その根気たるや大変なものだ。例えば、本作には蟹が脱皮する印象的なシーンがあるが、このシーンは何十個体の脱皮をつなぎ合わせたもので、撮影には3年かかったそうだ。

I8vjufmP.jpg_large

こうして、蟹の生態を見ていると不思議な感じがしてくる。この地球の主役は、蟹ではないのか、と。タイトルが『蟹の惑星』となっていることに納得した。

第103回 VIDEO ACT!上映会.jpg

上映後、蟹の被り物姿で村上監督のトーク。蟹の足は4本、ということを知ってもらうための被り物でもあるそうだ。(ちなみに向かって右側、サルの被り物をしているのはVIDEO ACT!スタッフ、土屋トカチ。)村上さんの話では、2年前、台風19号が来た時に、上流から大量に物が流れてきて、この干潟はほぼ無くなってしまったそうだ。吉田さんも胸を痛めている、とのこと。それでも吉田さんは多摩川の観察を続けているそうです。村上監督は、本作と同時に同じ干潟で『東京干潟』という作品も撮っていて、そちらも俄然、見たくなりました。
『蟹の惑星』のDVD、ブルーレイ、上映情報などは、下記をご参照ください。
https://higata.tokyo/
(本田孝義)
posted by VIDEO ACT! スタッフ at 12:01| VIDEO ACT! 主催 上映会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする